すべてのおすすめ
玄関の向こう側で
人の声がする
それは私の知らない人の声

玄関の向こう側で
行き来する自動車の声がする
それは忙しいと街が嘆いている声

玄関の向こう側で
ジェット戦闘機の声がする ....
トイレで用を足したなら
ちゃんと流す

それがおとなの対応

いくら大好きな彼のであっても
普段は決してあからさまにすることの無い
若かった頃の女性遍歴やら
誰かと何を食べたのか見せつ ....
朝帰りを深刻に走っていた

蝉でじぶんのたてる音が見えなかった

コンビニで妻に電話をする


三枚入りの食パンとサラダ

子供たちには漫画や玩具を

つかなくてはならない嘘を
 ....
眠れない朝にあなたを思う


夜を通り抜けて
窓越しに出逢うあさやけは
そこはかとなくかなしい


あなたを抱きしめるだけの日々に
空で時を知ろうとしなかったから
この ....
透明な温度を下げていく
あなたのぬくもり
かすかな光が胸をさす
氷のようなつめたさで

肌が焦げていく
においが鼻につく
電車の中では冷房が
滝のように流れている

さらさらと ....
夏は涙を流してくれない


瑞々しい草木の
しなやかな手に雫を落とす


食卓のある窓の
鈍色ガラスに雫を垂れる

自分たちの体温に気づいた時
季節は泣いてくれる


 ....
かわりゆく気持ちの中
かわりゆく日々の中


自分自身さえも
信じることが出来なくなった


この気持ちが

本物なのか

それとも

偽物なのか




 ....
荒んだ感情に とがった心で
向き合えば互いに傷ついていく

しょせん人間はこんなもんだよ
エゴでヒトを傷つけていく

戦のない平和な世界を 望めど叶いそうもない
いつの時代も 戦 ....
壊したければ壊せばいい
時を刻む鳩時計に
僕は呟きながら近づく

時の流れは悠久の中に

そう感じたって
僕の時間は秒刻み
いっそ耳を削いでしまおうか

時の流れを数字が教える
 ....
何かをしたかったけれど
何もできなかったあの時の
あの空に
苛立つ自分の気持ちを投げていた
あの白い雲にもう一度

夢を持ちたかったけれど
何も描けなかったあの時の
あの空に
悲しい ....
君が笑っただけで
僕も笑いたくなって
嬉しくなる

そんなささいなことが
今の僕の幸せ

これ以上はいらないんだ
今はまだ

君と笑いあえる幸せ
大事にしたい
右手にアイボリー色の傘
左手にスケッチブック
いつもの原っぱ
大きなくすのきの下に
しゃがみこむ
 
パレットにはお空の涙
透明な絵の具を
筆先に含ませ
描写する世界は無限色
 
 ....
  鬼さんこちら
   手の鳴るほうへ
    あたしのあとを
     追いかけてきて


校庭に伸びる
わたしの分身
光を与えられない
無邪気な沈黙

朱色に染まる
雲の峰 ....
昼過ぎに起きると、
もう太陽は強く、
高く昇っているのだ。
だから、
洗濯をする。
あいつのものは分けてある。
黒いものは黒いもの。
白いもの白いもの。
 ....
歌うような朗読を

独白のような朗読を

破壊しなければならない

たたみかけるようなものを

積み重ねてゆくようなものを

破壊しなければならない

薄皮を剥げ

じぶん ....
ひとりで食べる夕食は
いつものように
電子レンジでチンして3分

たった3分
それでも3分

どうにも待ちきれなくて
電子レンジの前で腕組みしながら
ながめるタイマーは
永遠にカウ ....
大人になんてなりたくないと
思った時から
ずっと星を探していた
将来への自信と
可能性への期待に満ち溢れて
星は必ず見つかるものと
全ての人に全ての星があると
それが当然だと思っていた
 ....
電車に揺られながら窓の向う
つまらなそうな顔して見てる君よ
僕の声は聞こえないだろうけど
一つ伝えたいことがあるんだ

「そんなにも怯えなくていいんだよ」

毎日何かに追われてる ....
無数の天の雫に

虚空と紫陽花の色

鮮やかに塗る薄い陽の

梅雨の朝の肌寒さ

アパルトメントから

連なる園児の傘に

重ねる天使の両翼と

丸・円、エデンの井戸に
 ....
1 + 1 = I Love You

2 - 1 = I Miss You
ここ数日止まない雨

雨が止んだらあなたに逢いに行こうって

あなたの側でずっと笑っていようって決めているのに

まるであなたとの間を阻むように雨は降りやまない


最後に逢ったとき ....
良く頑張っているよね

そんなふうに
自分を褒めてみるのは
なんだか
むなしい気がする

お馬鹿さんだからなあ

そんなふうに
自分を卑下してみるのは
どうしてなんだろう
ふぅ ....
鍋のなかに
台風が生まれた
鍋のなかに
溺れてるひとがいた
お玉ですくうと
意識をとりもどし
あわてて帰って行った
料理ができあがる頃
あなたは帰ってきた
助けてくれて
ありがとう ....
きみの心臓をすこしわけて
羽根が生えたんだ
ぼくにもさ
空はあおくて
きみに出会えないカイトが
泳ぐ

捨てるべきものをぼくらは失くしたんだ
血がでたんだ
赤い血がでてい ....
僕、だいじょうぶ、キチガイのふり
僕、だいじょうぶ、キチガイのふり
だけど、声が聞こえちゃう
お前はキチガイ、だから死ね
お前はキチガイ、だから死ね
あの娘の声で聞こえちゃう
あの娘の本音 ....
真夜中の三時
夜のベンチ
残された時間は
もう少なくて
そっと君の手を握って
恐ろしさ押し殺してた

『怖くないよ』

そう呟く君の目は
街灯の光と 
星空を移してて
あたしに ....
さよならは、さびしいことだ。
だけど、かなしいことじゃない。
お別れは、さびしいことだ。
だけど、かなしいことじゃない。

かなしいことなんかじゃないから、
ぼくは上を向いて、空を見るので ....
家族で豪華な料理を
食べに行った
お父さんとお母さんは
とても満足そうだったけど
ぼくは
おしゃべりしながら
家族みんなで分担して作った
カレーライスの方が
美味しいと思った

家 ....
荒野だと思えば

ここはそんなところだ

悲しみは哀しみに

それが営みというものだ

ひとりではないのに

ひとりに酔いしれ

それが生身であるということだ


七月の ....
空 海 山 風 水 土

どんなに沢山の言葉をならべてみたって
一文字に思い浮かべるイメージに勝てやしない

解ってるけど
決して止められない

伝えたいのは景色じゃなく感動
 ....
蒼穹さんの自由詩おすすめリスト(540)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
玄関- 乱太郎自由詩24*07-8-7
笑って許して- 恋月 ぴ ...自由詩17*07-8-6
朝帰り- 吉岡ペペ ...自由詩307-8-5
眠れない朝に_- Rin K自由詩39*07-8-5
あんず飴- ゆうと自由詩8*07-8-4
夏は泣かない- 悠詩自由詩24*07-8-2
いまさら、- 蓮未自由詩4*07-7-31
- 北大路京 ...自由詩18+*07-7-31
時の晩餐会- kuria自由詩107-7-27
あの白い雲にもう一度- ぽえむ君自由詩15*07-7-26
幸せ- eris自由詩3*07-7-24
雨ふりアート- 倉持 雛自由詩1307-7-24
影踏み- 悠詩自由詩8*07-7-23
「_さんさん、さん。_」- PULL.自由詩5*07-7-23
朗読を破壊せよ- 吉岡ペペ ...自由詩307-7-22
くるり- 恋月 ぴ ...自由詩39*07-7-21
星を探していた- ぽえむ君自由詩20*07-7-20
飛行機雲- 雨宮優希自由詩4*07-7-18
未完:天使の朝- 六崎杏介自由詩607-7-18
1+1- 北大路京 ...自由詩33*07-7-17
雨が止んだら- ajisai自由詩9*07-7-16
- 恋月 ぴ ...自由詩35*07-7-15
ヒグラシ- 小川 葉自由詩407-7-15
やわらかく痛いもの- アオゾラ ...自由詩6*07-7-12
僕、だいじょうぶ、キチガイのふり- うおくき ...自由詩2*07-7-12
last_・time- 愛心自由詩5*07-7-12
夕空- ゆうと自由詩9*07-7-12
豪華な不満- ぽえむ君自由詩13*07-7-12
群青のサンドウィッチ- 吉岡ペペ ...自由詩807-7-12
今日も明日も- 優飛自由詩13*07-7-12

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