君と僕とは劣等生
強く心を揺さぶった
垂れ流してる孤独の片鱗
弾けてしまえば劣等生
君と僕との関係性
弱い心を預けあった
積み重ねてる憂鬱の年輪
壊れてしまえ ....
幾つも重ねた姑息な戦闘
僕らの毎日が戦争で
喉奥に仕込んだ弾道ミサイルは
今か今かと、発射の合図を待つ
いつも人は孤立の戦者
唯一仕込んだ弾道ミサイルで
朝起きた時点で、臨戦体制
ま ....
無料で優しさ振りまいて
存在示す自分
有料で優しさ受け取って
必死に作り笑い
生きてく中で生まれたズレが
生きてる事を証明している
無断で優しさ押し付けて
意味をつける自分
....
生き急ぐ私を
受け入れてくれる
逝き急ぐ私を
とめてくれるあなた
…あなた
戻りたいと思う
だけど、戻れない
ただ一言
帰っておいで
そう言われた ....
赤い鉄筋の橋をわたり
360度くるりとまわる
軸足がずれてよろけても
雨上がりの空は青い
駅前のカフェで
正面に座る人を見つめた
睫毛の長さと
指の節の太さ
あと首筋の香り
....
知ってるよ
君が 一生懸命
生きていること
人生楽ありゃ苦もあるさ
ってのは実は負け犬の遠吠えであって
幸せなヤツの中には一生幸せなヤツがいて
不幸なヤツの中にもやっぱり一生不幸なヤツがいるわけで
でもその不幸を幸せ ....
それほど変わらない
目線の先に
僕達は
同じモノを見た
楽しい時も
辛く苦しい時も
同じ様に
たくさんの感情を
交差しながら
明日を待った ....
今日は友達と遊びに行くんだ〜。
ふぅん。
週末は職場の人と旅行なんだ〜。
ふぅん。
今日はパチンコしてるんだ〜。
ふぅん。
えぇねん。えぇねんで。
したいこと ....
平凡なことが
ものたりないって
気持ちにさせた
追いかけることで
足りない何かを
満たしてくれると思ってた
勘違いもいいところ
私はとても満たされてた
あな ....
あなたに会いたくて
ちょっと無茶をして
乗り慣れないバスで
あなたのところまで
ずっと一緒に居られたらいいのに
時間が止まってしまえばいいのに
帰り道、バス停まで
....
ふたりで仲良くはしゃぎながら
飾り付けなんかして
これが幸せなのかなと思ってみたりした
去年のクリスマスナイト
今年も飾ってみようと
押し入れの奥から引っ張り出してはみたけれど
背高の ....
ああ ああ ああ あなたに
どっくん! どきどき、 どっくん! どきどき。
{引用=なあなあ、ココ、テストに出るかなー?}
そう言って 真剣に私の対策ノートを見つめる顔に
{引 ....
りんごを食べたら
なつかしい故郷の味がした
と言ってはみたものの
この街で生まれ
この街で育ったから
故郷らしい故郷なんてどこにも無いんだけど
でも、不思議なんだよね
ひとくちか ....
わたしって
よく道をたずねられる
どこかやさしげにみえるのかな
近藤さんの朗読した「夕焼け」って作品大好きで
繰り返し読んだりしたけど
登場する娘さんのように
「やさしい心の持ち主」なんか ....
最初はマジで嫌だった
スタッフのひと替えてもらいたかったけど
お気に入りのお店だったし
いつものひと不幸があって急に休んだらしいし
どうにでもなれって心境だった
助手のひとがわたしの好み ....
ちいさな雲を
いちまい、いちまい、風が縫って
空に真っ白な衣を着せている
あそこへ往くの?
問いかけても
もう動かない唇は冷たく
ひかれた紅の赤さだけが
今のあなたとわたしの今を
....
あなたの隣で
あなたの暖かさを感じます
ふたりでひとつのベンチに
ちょっと狭いけど
こんなに幸せなことはないでしょう?
あなたもそうだと思っているといい
これからも
....
なあ
おまえがいないと
おれは飯も炊けなくて
酒の相手もいなくて
洗剤の量もまったくわからないし
だいたい
おれはバター派なのに
あの買ったばっかりのマーガリンどうするんだよ
....
あなたに聞こえるかな
クラクションの音
私の叫び
あの人が嫌いなんじゃない
エンジンの音
私の迷い
あなたが離れない
私の心から
あなたが居なくならない
私の思考回路から
....
自慢話うまいひとって羨ましいな
自分のこと話したくても
つい口ごもったりして
自信が無いだけなのかな
たとえばカラオケに行っても
わたしの番になると
他のひと達世間話なんかはじめた ....
あなたを自分の中に招き入れる自信はないくせに、
あなたに土足で踏み込む私。
自分勝手でどうしようもない。
あなたのそばに居たいのに、
あなたを傷つけよそ見ばっかり。
後戻りできなくなってきた ....
空はいつからか
うそをつくことを忘れたようだ
また 冬に近づいた
寄せ集めた言葉で
とりあえず冬を迎える準備をした
....
めまいがするほどに単純な設問の数々
「はい」か「いいえ」のいずれかで答えよと記されていた
簡単な筆記試験だからと
人事部のひとはわたしを残し出て行った
小一時間もあれば出来るよね
何だかなあ ....
君の抱いてるウサギのポンちゃん
「寂しい」って鳴いたりしないの?
吠えることもなし いつもおとなし
ねぇ ウサギも 人も 犬や猫だって 寂しすぎると死んじゃうと思う
意外とポンちゃんは独り ....
さまよっている
無数の
点のような光
つなぐ
糸も簡単にほどいた
前に進んでも
後ろへ下がる
エスカレーター逆走中
あなたの心に迫る拳銃
打ち落としてあげる
埋葬されて ....
図書館の本は
公務員みたいに黙って
読まれる、という役目を
少し怠そうに待っている
田舎の図書館は
どうも品揃えが悪くて
本にも覇気が無い
手に取ってみても
抵抗はしないけれど ....
who
おまえは誰だって問われても
わたしって誰なのかな
今のわたしがわたしなのか
ほんとうのわたしは他にいるのか
自分探しの旅路
だなんて聞き飽きた科白だけど
わたしってやつは
....
僕らが待ち合わせるのは
いつも駅前のCD屋で
僕が 君より早く着くと
たいして好きでもないんだけど
難しそうな JAZZを視聴して待つ
*
....
僕が詩を書く理由は
ナルシズムの披露でも
ストレスの発散でも
リハビリの一環でもない
同時に理解してもらうこと
届けることを意図していない
本当は深い意味な ....
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