すべてのおすすめ
少しでも多くても不仕合わせ
思うようにならないことが積もり
この世で何より重力を増す
叶わぬことが多すぎて
願うことさえ忘れてしまった
もう夢は夢でしか観ない
....
これは誰かのためではなく
レコードの向こうで膝を抱える
あなたのために作った歌
世界中の人が幸せでも
あなたの涙が乾かないなら
少しも満たされることはないよ
もう一度あの笑 ....
14で恋をして
初恋だと気づいたのは
15になったときでした
空白の1年
いつも通りに過ごした1年
桜舞い散る今日
気づいたきっかけは
君の言葉でした
頬を赤く染めた ....
引越しの前日
大きな箱でいっぱいの彼の部屋で
「お前がいなくなったら、俺は自分の半分を失っちまう」
と、彼が言いました。
わたしも同じ気持ちだったので
「わたしもよ」
と答えました。
....
表と裏は
本当は裏と表かも知れないって話を
当たり前の事だけど
生き物は羽だとか羽根だとか
落としたりはするけどいきなり生えたりはしないって話を
引力に掴まえられて
土に還 ....
二日遅れのホワイトデーの
白いリボンを髪にのせて
ふわりと回ってみせる君は
大きくなったら
メイドになりたい
という
人様に奉仕したいとは
見あげた心がけだ
と
解釈は準備してお ....
一夜、一言で多くのことを知る。
愛とはレンコンの挟み揚げである
記号とはロックである
余計な付加イメージを与えた素敵な言葉だけの辞書
今朝、私が住む四畳半の庭に吸い殻が残さ ....
魂がかけちまった
ちいっと過ぎてしまっただけなのにな
入り口の無いあの島で
出口の無いあの塔で
乾いた喉がうったえる
みずがほしいみずがほしい
訴えているのは喉ではない
そん ....
かなしいものなんて
ボクにはないよ
やわらかいものなんて
ボクにはないよ
空に
一杯に手を広げ
防波堤のひらたい丘で
じりじり
ボクは乾いてく
太陽を
こんなに間近 ....
待ち合わせ場所で見た
不確定な幸せは
絶えず言葉を紡ぎながら
鼻歌も絶やさない
空に還る事だけを望みながら
僕は僕を
君は君を
生かし続けて居る
無意味なら無意味で良 ....
あなたの本当の
姿をみたことは
まだないけれど
あなたの存在
あなたのひかり
あなたがくれたもの
全てに感謝します
あなたがいたから
....
「もこもこと旅に出るんだ!。」
そんな寝言をきみが言うので、
ぼくはすこしだけ、
もこもこになってみる。
もこもこになったぼくは、
きみの夢に潜り込み、
....
あたしが生まれる前のこと
パパとママは恋をした
骨まで溶けてしまうような
そんな激しい愛を見た
そうして生まれたあたしには
誰にも内緒の秘密がある
あたしはとても幸 ....
身長差は10cm。
デコボコ姿が
可愛くて
今日もこっそり
鉛筆削る。
狂い始めた思考を
自動制御できない
視界に映る全ては
モノクロームの日常
気違えた私が
何かしでかす前に
あの朝の幸福な
記憶の檻に閉じ込めて
夜寝付けない日が
続いている
高い熱は理性を
無くしていく
だけれど
君に会いたい
タミフルや
解熱剤でも
おさまらない病気に
二人困り果てている
裏庭で流木を見つけました。
流木なので、
どこからか流れて、
どこからかこの庭に、
流れ着いたのでしょう。
流木はぐっしょり濡れていて、
近づくと強い潮 ....
絵本の中に
入れたなら
ふんわりと
つつまれ
森の中
どんぐりをたどると
お菓子の国
ケーキの街を
クリームに
口づけしながら
歩く
ガーネット色の
飴だまが
キラキラキラキラ
絵本の ....
いろんな道があって 歩いたり走ったり
ときにつまずいたり 壁にぶち当たってみたり
障害を乗り越え 体や心が成長していく
考え方や 表現の仕方もそれぞれで
相手のことをもっと知り ....
あなたが通り抜けた改札で
何故か
わたしは置いてけぼり
あなたが買えた切符
何故か
わたしには買えなかった
人生には幾つもの
改札があって
選ばれたひとと
そうでは無いひ ....
綻んでく夢を縫って
繕ってできた別のモノ
こんなのが欲しかったわけじゃないのに
最初だけは上手に縫って
汚れたら切りとった
贋物の綿で埋めた傷口
夢見たこと ....
今よりもっと
空が高くて
今よりもっと
砂の中に潜む星を
見つけるのが上手だった頃
四歳の幼さで
舌足らずな
Ich liebe dich.
ドイツ原産の弟と話す為に
ひとつ ....
俺をほっといてくれ
そっとしといてくれ
助けなど要らない
その心無い同情が俺を傷付けるのだ
分かるだろう?
簡単な事だ
昔は良かったなんて
言いたくないんだ
これで良か ....
colorfulな世界はとっくのとうに終わって
思想も思考もblack or white
単純な欲求しか満たせない
わたしとただ、いきてよ
其の言葉を 何よりも言いたかった
少年は必死になって
学校から出された計算練習を
こなしていた
その数に何の意味があるのか
少年にとって関係のないことだった
この宿題を終わらせて
遊びに行くことの方が大切だった
仲間とと ....
あなたは歩けば誰もが振り向く
クラス一番の優等生なのに
どうしてこんな地味で冴えない
僕と一緒にいてくれるのかな?
背の高いバスケ部のキャプテンもいるし
成績トップの社長息子も ....
プレゼント用ですか?
って聞かれたそれ
ノーと答える勇気はない
綺麗に包まれた四角い箱は
自分用
無意味なラッピングを剥がす
自分で自分に
贈り物をしたみたいで
歯がゆい
....
スキップしよう
手をつないで弾もう
しかたなんて忘れたなんて嘘
スキップしよう
みどり深く
スキップしよう
ひとりでだって弾もう
あお空うつした水たまり飛ぼう
スキップしよう
....
たまには立ち止まって
振り返ってみようかな
たいした事はない人生だったけど
心なしか誇らしい気持ちになるんだ
道なんてほどじゃないね
轍だらけだし
ただ通れないほど
荒れ果てても ....
ヨーグルト味のキャンディー
黒のパーカー
ファンタグレープ
コンバース
日本語だけの 流行の歌
これ全部
あんたの好きなもの
そして
あたし ....
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