目の前が真っ白になる
 君が眩しすぎる
 心の中が真っ黒になってる
 想いすぎて
 吐き出しきれないcarbonでいっぱいいっぱい

 愛してる
 、とか
 好きだ
 、とか
 ....
僕たちの寝床は動く歩道
一分間のまどろみを
くりかえして
くりかえして

冬は南
夏は北
僕たちは
最早
回遊魚

毎分四十メートルに
作られた僕たち
転倒したゲットーを ....
ぼくはよく考えるということをしようと思って
正座をして
ジーンズが電気ストーブで焦げないようにして
冷めた珈琲をすすり彼を真似る


素敵なことが起こってきたので
このまま勘で行こうと
 ....
決めた

今日
君以外の事
しない

君の名前を呼吸して
君の笑顔で働いて
君の鎖骨をおつまみに
君の言葉を食べて
寝る

今日

君以外の事
しない
たぶんみんな知っている
本当は女のアレの中に男のアレが入っていないことや
男のアレに添えた手の裏側に白い液体入りのスポイトが隠されていること
つまり薄いに越したことはないけれども
丸見えを望ん ....
表面張力の弧を破るため息を
鎖で繋いで飼い慣らす
 僕は最近、自分の事を「岡山の白い豹」と呼ぶのに凝っている。
 と、言うのも単に白い車に乗っているからである。

 …昔から僕は物事を大げさに言うと、よく言われるが、この年になっても治らない。
 ....
学生時代に旅した外国で
たくさん手紙を書いた
両親や兄弟や友人へ

砂漠に近い
ひどく乾燥した扇状地の街
ボロっちいホテルの一室で
二度とはき出せないような
甘い寂しさの詰まった手紙を ....
八月、蝉が鳴く。
斜面の高いところで、
楠がこんもりと枝を張って
身をゆする。
むいたばかりの
ゆで卵みたいな青空の表面へ、
陽射しをはじきかえしている。
降りそそぐ、
眩しい小さなつ ....
いつのまにか
空がこんなに高くなって

いつのまにか
こんなにも空気は冷たくなって

だれも
いない
ベランダ

ひとり
すわる
昼休み

いつのまにか
日がすぎて

 ....
錠剤を噛み砕いて
掏り替えられた 奥歯の記憶は
ラムネの歯痒さ
 交差点でおじさんが信号待ちをしている
 小太りで背も低い
 めがねをかけて
 頭は寒い
 夕焼けの中
 視線は下方でどこか違うところへ行っている

 「知ってるよ、みんながおれのことキ ....
岩に穴を抜くと石幹 転がる脇にお花

写真撮って 君もろとも 僕はこんな詩が好き

かっこいい出身地だろ?道は夜 頭にはネオン

今度行きましょう
来るとは思わなかった  だろ?
地球と直角に向き合った
空中にて一旦停止
3,2,1,地面へ突撃!

落下速度は計測不能
地面へ突撃
「ぶつかるぞ,ぶつかるぞ!」
突撃しながら叫ぶ


いや,単なる絶叫マシンが地 ....
二度はないと思ってた 自分の行動
後悔という2文字の存在を知っているのに
イヤという程 味わった過去が
今も全て 遠い出来事ではないはずなのに

  進んでしまった弱い意志
  止められな ....
家族と走った8万キロ
一人で走った1万5千キロ
家族に内緒の5千キロのうちわけは
君だけが知っている
白いシーツにくるまって
裸の足を少しのぞかせながら
「帰るところがないのぉ」って
まるでローティーンの家出少女みたいな
口調でさ
そう言ってみな

きみの横に滑りこんだぼくは
不器用に ....
蛇口をひねる。

きゅっ きゅっ きゅっ きゅ。

右に三回半。

おもむろに一口飲んでみたところ、

水ではな ....
ここに並べた文字を指し
蟻だと言われれば成る程
そうなのだ

ともすると葬列のようではないか
完結に向かう寡黙な様が
{dl}
{dt}片野晃司 [23:20:49]{dd}今回はどれもかわいい詩だね
{dt}ふるる [23:20:50]{dd}「すれ」と「戦っている」はわかりやすくて、ポイントが入れやすい感じで ....
青白いあなたの頬に
薄紅色が戻るまで
私の赤い血を流しましょう

光に反射して
ガラスのように透けて見える
瞳が再び開かれるまで
私の成熟した赤い血を
あなたに差し上げましょう

 ....
春を燃やせ

はにかんだ木漏れ日から
涼しげなふりをする風から
蒔き散らした種の芽吹きを妄想している

八重咲き紅梅一輪をちぎり
呆けたアスファルトで踏みにじれば
一滴の紅は血となり火 ....
妻にテレビゲームをさせるRPGだRPGと言っても妻は何のことかわからないに決まっているそれどころか「たたかう」の意味さえ知らないに決まっている決まっているのに妻にテレビゲームをさせる主 .... 骨壷をもうひとつと
父親は頼みました

寒い寒い一月の斎場で
白い骨になってしまった
母親を乗せた
鉄板をみんなで囲みながら

葬儀屋が用意してくれたのは
大きな骨壷がひとつと
 ....
  感じない掌の上に
  鳴かない鳥が
  人のように瞼を閉じる

  冷たい雨の降る
  コンクリートの上で
  静かに眠りにつく
  戯れるように
  温度を残して  ....
赤い衣服から
す と 引き抜いた 
ほつれ糸

クルルルル
弄んで・まわして・弄んで 
クルルルル
赤らんだ指の模様 切ながって
更に赤らんで・赤らんで・堪らないため
 ....
自分が高く飛べただろうと
つい うかつに信じてしまった

奇麗な言葉はいくつでも
和泉の様に止まらない
何度も著しては流れた

そのうち自分の言いたい気持ち、
悲しい?楽しい? ....
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