街の中心
その、少したかいところ

高架化されたせんろの上を
古びたでんしゃがはしる
ねむいからだをはこびながら
きみのすむ都会から、とおいまちへ

眼下にひろがるまち
せなかには洛 ....
あなたといっしょに過ごす事ができるなら、
それはいい時間の使い方だと思う

どんなに沈黙が続いたってあなたといっしょにいられるなら
それでいいんだよ

あたしには明日がないかもしれない
 ....
ほとばしる情熱と
命の喜びを
全身で表現して
暑い夏の夜が始まる

笛と太鼓と
人々の歓声
弾ける笑顔
流れる汗

人ごみ
むせ返る熱気
息も詰まるような
ひといきれ
 ....
仮にも新橋に住む
黒田さんが酔っぱらうとゆりかもめが運転を見合わせるというのなら
掌ほどの大きな蛙を大使館になげこみたいよね
いつの間にか俺たちも年をとったんだな
なんていいながら

それ ....
誓いを立てた夜は 月へジャンプして兎と餅つきをする夢を見る

楽しい夜が過ぎて朝になると 重力はしっかりと手足を縛り付けて僕をこの星から逃がすまいと必死だった

明日なんてこないよ

それ ....
空へ

大好きです


空へ

雲間から差し込む光のすじの神々しさがたまりません


空へ

夕焼けの少し前

あなたは虹色に染まります


空へ

朝焼け時 ....
少年たちは愛も知らないまま
機関銃と手を繋ぎ
あくびをしている君達や
あどけない顔の君も壊すんだ


もっとよく愛について知っていれば
もっと愛について話していれば
それがなにより大事だって気付い ....
ねえいま

花瓶の水が

静かに動いて

グラジオラスの茎を

そっとなでたのをみましたか





そう まるで

首筋のキスでした





 ....
アイスクリームが今にも落ちそうで
溶かす熱は 体温ではなく     息 そのもの
息と混じった ためいき
かかとが 通りを求めている

安売りではない
このスカートの裾も 日に焼けた腕も
 ....
さて、私が何かに執着しているということだけが手詰まりの中で唯一リアルなの
であろう。それは大した事でなく、平凡なことだ。きちんと家からバス停までの
道のりをほぼ決まった時間に歩いているのと大差ない ....
その岩は岩でしかない。
だからただ、そこに居る。

雨が降り、風が吹き、雪が積もり、雷が落ちても、
その岩は岩でしかない。
ただそこに居続ける。ちっぽけなふやけた岩だ ....
刈り入れ、葉、枯れ

わたしたち。   

貧窮は カタカタ  呼ばわる
明るさについて。

茎が折れ、そのあたりを、
嗅ぐ。     鼻孔、ひらき、
足も萎え、
何度もなぐられた ....
人混みの中で
私たちは迷ってしまう
切り取られた空の中に
太陽は無かった

立ち尽くした
その終わりのない交差点に人は溢れるのに
私を知る人は
誰一人居ないのだと

それでも夜が街を包み
朝が空を照ら ....
愛しのフランケンシュタイン様


あなたに隠していたことがあります。

あなたをそのような愚鈍な怪物に
創り上げたのは私なのです。


ただわたしだけを見るように

ただわた ....
夕焼けは東京タワーに盗まれた

冷風に反射した空雨近く

寒いねと囀る 風とスカートが

花火より緑の夜ざくら見ていたい

っっっ風 今の強いね 飛ばされたね

きっと僕ら、お ....
誰も君の事わかっちゃいない
またそうやってスマシ顔
そんな顔で別れ話したくなかった
そう思って手を放した


今まであった二人の幸せに
サヨナラを言わなきゃね

忘れたくない思い出も今日を限りに忘 ....
何か自分の限界をひしひしと感じているんだ
それは今にもこの殻を破って飛び出してくる
それはいつか
それは真実か

つまらないことであたふたするんだ
それはもう夢を見れないってことかもしれな ....
おっきなカエルが枕元に立って
コートの襟を直しながら
鼻の穴をヒクヒク ゲコゲコ


寒い季節になりました
子供たちを運ぶのを
手伝っていただけませんか?


あたしは目をパチ ....
俺たちはこの店で
傷付き疲れた翼を休める
階級闘争のなれの果て
ビートのうねりに身を委ね
蒼い時を巡る旅人
ボゴタからカブールへ
黄色の花粉
草原の闇に紛れ
幻覚の楼閣聳え立つ
それ ....
「嗚呼ギザ10」

こんにちは

お久しぶりです


気付いたらいた

財布の中にいた

財布の外にいた

幸せに気付く

僕とギザ10
人に比べられるのが嫌で あの場所を逃げ出した
みんなひどいよひどすぎる
けれど私は知っている
そう言っている自分が1番人を比べている事実を
そして私は嫌っている
それをわかっている自分を
 ....
一度
僕は
思い切り殴られてみよう
ガード下のあたりの
金属の匂いのする町
鼻は折れ
メガネは吹き飛ぶ
歯はぐらぐらで
足は痙攣したまま
もう
立ち上がることもできなくて
波のよ ....
いま、ここでできること
わたしのなかの
もう忘れた 日々のなかの
灰の底で まだ暖かなものを
はだかの ゆびで つまみ
てのひらのなかで
そっと 吹きかけていくこと

ああ 雨が窓を打 ....
首都である、あるところは

ありさんが3列縦隊をしているかのような忙しさ

『なにをそんなに急いで歩くのか?』

田舎もんは疑問に思うんよ

そんなに急いだら、あの唄のようになっちゃう ....
        きらきら光る 

                虹のような泡





        静かに舞い上がる

                水晶のような泡 ....
釣れた、釣れぬは
問題ではなく

私が尋ねたいのは
「何が釣れますか」
それだけ

どうぞ素敵にこたえて下さい


たまたまの数秒
真偽は気になさらずに


私もまた
 ....
「かえして、ねえかえしてよ、あたしの世界。」
ばらばらになったのは、
あの日、
窓から自分の身体を放り投げたのは、
わたしたちという、世界そのものである。

あなたは、
蓬髪をさかだてて ....
赤き発疹の星座が
麗しき額にきらめく
まだ若き神は
近所の中学校の陸上競技の選手で
夕暮れ
白いショートパンツを紅に染め
黙黙とグランドを走り
ときに
バールの数センチ上を飛び越えるこ ....
今にも泣き出しそうな空
鬱屈する憶いまで塗り込めていく

しらちゃけた大地に空が投げキスのダイブ
待ち詫びた花弁にもジャンプ
透明な繭になって落ちてくる
ぽたぽたと追憶を綴る
忍び込む甘 ....
雨の日のピアノの音が好きだ

お前も 雨が嫌いなの

そんな憂いた声で鳴いちゃって



あたしはあんたの 雨の日の

鳴いた声が一番好きだ

だからそんな

機嫌悪 ....
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