すべてのおすすめ
夕やけを食べたいという君のため買い物かご手に西日へダッシュ


ハミングでハンバーグ焼くママを見てままごとセットで真似するムスメ


お日さまに愛でられコロナより赤いトマトを煮こんで子の皿 ....
ペルシヤの青い陶器がひとかけら我を誘え千夜一夜に

アラベスク文様煌めく異国(とつくに)の薔薇の女の微笑み妖し

ダマスクス鋼(はがね)のように煌めいた瞳美しムスリムの君

ヴェスピオの灰 ....
空青き

海に移りし

優し波

触れて跳ねるは

白き水晶

遠く見て

流れて来るは

白き船

恋文書いて

貴方の元へ
朝顔の 浴衣着せられ すましても
{ルビ囃子=はやし}の誘いに 鳥のはばたき

色具合 綺麗じゃないかと なだめても
姉のお古に チョーさん唇

何故わかる 金魚の匂い ぐいぐいと
群れ ....
絵葉書の端からおしゃべり零れ出す「暑中お見舞い申し上げます」



目標は銀河で泳ぐことだからヒマワリ君とは背比べしない



窓辺にて涼む巻貝ひとさじの碧い潮鳴りおみやげにした 
 ....
魂が枯渇しそうなこの暑さだるさ寂しさ負けそうな日々

回るだけ進まぬあなたは扇風機みたいな恋をこの夏もする

一人寝がこんなに暑い熱帯夜 二人で寝たらどうなるのだろう

ああ嫌だ雨がしとし ....
夏をつれてくる妖精がいないから冷やし中華を初められない


泣きながら闇夜に響く帰り足コンクリートは{ルビ夏=プール}の青み


ウェディングドレスの中で夏に埋む指の日灼けを抱いて遠くへ
 ....
水深5キロメートルの恋に落ち プールサイドで墜落する午後




砂浜の午睡からうつら目を覚まし すいかの縞の波に溺れる




ピーラーで削がれ半裸になりしきみ 水にさらせば ....
冬の頃 テレビで見つけた温泉に
        夏に来たのは 僕一人だけ


この夏の 打ち上げ花火 忘れない
        初めて君と つないだ手とね


待っていた 暑中見舞いの ....
放課後のプールサイドに一人きり石を投げれば割れる太陽


まだ細い腕もいつかはヘラクレス鏡にうつる半裸少年


肝だめし墓場を歩く君とぼく怖くないよと結ぶゆびさき


花火あがる綿菓 ....
今日と明日継ぎ目の時に迷い込む空疎な羽ばたき地下室の夜に 愛なんていらねぇからさ、温泉で混浴チョメチョメしてぇのよ、夏。

君が持つ花火の描く曲線が僕らの絆の擦過傷です

都合よく凸(でこ)と凹(ぼこ)とがあるのに僕ら蚊帳を隔てて交わりもせず

 ....
愛し合う二人の仲はマル秘なの親兄弟にも親友達にも

柔らかい肌もあなたの唇もその感触が近しい二人

背徳の恋のはずだが何故だろう愛し愛されこうも幸せ

けたけたと笑い飛ばしてホラを吹く背中 ....
「海まではあと2時間はかかるからスイッチをぜんぶOFFにしとくの」


扇風機だせば宇宙人がやってくる黒いかみのけ黄色いはだの

温泉は自宅の風呂とは違うからはだかの歌は真夏の空へ

 ....
一年に一度会えればいいじゃない自由な恋を楽しむ織姫

孫悟空真似して彦星あまぐもに乗って波乗りミルキーウェイを

おまけ

ミサイルが二人の逢瀬をおびやかす七夕前の大気圏外
     短冊に 記す願いは 胸の内
     「{ルビ一日=ひとひ}だけでも あなたをください」
携帯の001が空になる002の名前で埋める


けだものの名前教えて わからない言語でさけぶことになるけど


まっくろな花のない不思議命日は百合をインクにつけて乾かす


世の ....
白い雲青らむ渚描いてく
    心の色は自由自在


砂浜に続く足あと追いかける
    麦わら帽子風のステップ


海の色変えてゆくまに一瞬の
    楽章を見る{ルビ波濤=はとう ....
かつていた冷凍都市を思い出すような小説書いている初夏


再放送されてる温泉番組を観ているぼくを見ているかか氏


転校生だったあの子は元気かなどおんどおんと胸打つ花火


 ....
君はまだ起きてこないね珍しく 焦げたトースト急いで隠そう

私より長い睫を持つあなた 思わずビューラー挟みたくなる

油性ペン落書きしがいがありそうだ 眠る額に「愛」の一文字

日曜の朝に ....
{引用=題なんて散漫すぎてつけられぬ

           
            三十一文字の宇宙へ捧ぐ}


レプリカのゲルニカを敷きつめた部屋で健やかに生き呼吸している

 ....
{引用=「夏の思い出」}
うつくしい足は流れに浸されて思い出の澄む初夏の温泉



涼しげなうなじを一輪緋の色の鼻緒つっかけ見つけよ花火



小さき子手綱もないのにばしゃばしゃと御 ....
雨が降る中をとぼとぼ面接へ 心だけでも詩人でありたい

この雨に濡れたスーツを乾かして 君の悲しみ蒸発させよう

びしょぬれになった子猫を抱きしめる様にあなたを抱きしめたかった

悲 ....
『ヨロコビ』を「喜び」と書くお子様も オトナになれば「悦び」と書き

そういえばそろそろ尽きるエネルギー 愛を体に補給させてよ

降り注ぐ雨が二人を分かつとき嘆きの歌を歌え白鳥

恋という ....
三部作長きに渡る戦いの果てに何見た「ヘンリー六世」

一卵性双生児なら別の名をつけて下さい「間違い続き」

王国を馬一頭と引き替える悪の美学は「リチャード三世」

パイを食べ「タイタス・ア ....
100と0
それでも足せば100だけど
アタシ一人の 100はシンドイ



ヤメちゃおう
もうヤメちゃったと言ってみる
こんなときだけ 意志が強い
なぜ



肩掛けのカバ ....
春過ぎて夏{ルビ来=きた}る間の静けさの 次は嵐か快晴か

暖かな笑顔で迎える両親に わが心根は息も絶え絶え

静かなる机に伏してみる夢は 荒れ来る{ルビ未来=さき}の波の間に間に

過ぎ ....
満たされぬくらいでちょうどいい恋を笑えるほどの余裕もなくて


降りそそぐ陽射しの下で抱かれたい滴り落ちる果汁のように


日没を待ち侘びながら夕化粧君の前ではオンナでいよう


短 ....
東武線隣に居てし婆さんが話しながら寝てしまうなり

爺さんがケータイ持って婆さんに写メ見せるなりシルバーシート

ホームから眺めるダンス教室に見慣れぬ教師ふと見つけたり

もう降りることな ....
こらえても ゆがむくちびる ふるふるふる
うるみ零れる おかっぱの髪

パパあげる 玄関先で 待ちわびて
握り続けた シワシワの春

負けないぞー きいろい声は どこいった
頭ならべて  ....
恋月 ぴのさんの短歌おすすめリスト(440)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
夕やけ母さん- まほし短歌12*06-8-17
いにしえのまち〜西へ旅する五七五- AKINONA短歌506-8-11
夏海- 愛心短歌406-8-8
祭囃子に誘われて- 佐野権太短歌16*06-8-7
消印のない空- まほし短歌19*06-8-6
夏に歌えば〜あつさにめげず五七五- AKINONA短歌206-7-30
【短歌祭参加作品】ゆめのなかのこいびとたち- ピッピ短歌1106-7-28
【短歌祭参加作品】半透明の夏- 望月 ゆ ...短歌29*06-7-25
【短歌祭参加作品】団扇あおいで、忘れない夏- 逢坂桜短歌3*06-7-22
【短歌祭参加作品】半裸少年- 石瀬琳々短歌24*06-7-21
変更線- チェザー ...短歌2*06-7-17
【短歌祭参加作品】サマー・サマー・サマー- ミチル短歌6*06-7-12
よくある話?〜あやういこいの五七五- AKINONA短歌206-7-10
【短歌祭参加作品】愛のない慈悲なんていらねえよ、夏- たたたろ ...短歌8*06-7-9
波乗り彦星・恋する織姫〜たなばたさらさら五七五- AKINONA短歌106-7-7
たなばたの夜に- 逢坂桜短歌4*06-7-7
nagashi-so-men_2_赤- ピッピ短歌406-7-6
海の画帳- 石瀬琳々短歌9*06-7-4
【短歌祭参加作品】あしたも夏でありますように- 本木はじ ...短歌14*06-7-3
当世恋人事情〜きぬぎぬのうた五七五- AKINONA短歌4*06-7-1
三十一文字の宇宙へ捧ぐ- たたたろ ...短歌8*06-6-30
【短歌祭参加作品】「なっちーのおとめちっく☆ぱらだいす・夏」- ふるる短歌11*06-6-28
よくある話〜あめあめふれふれ五七五- AKINONA短歌406-6-28
恋・愛・ヨロコビ〜こいするふうけい五七五- AKINONA短歌206-6-24
鮭のフルコース!〜シェイクスピア全作品で五七五- AKINONA短歌306-6-19
ひとり芝居- さち短歌10*06-6-17
日曜の午後- プル式短歌2*06-6-17
夏至線- 落合朱美短歌20*06-6-8
【短歌】東武東上線- 壺内モモ ...短歌3*06-5-6
愛娘たちよ、いつか耳をひらいて- 佐野権太短歌13*06-4-28

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