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オムレツ

謎のオムレツ
僕は、謎の・・・なぞの
オムレツの唄をうたった

なぞのオムレツ
僕は、たしかに
昨日、うたったオムレツの唄

なぞのオムレツ
僕は、何時かの
スーパ ....
何も与えるものがない
出てゆく時
黄色い可愛い
ハンカチを彼女に

もう永遠の別れに
なるかもしれない
上げますあなたに
ふっくらと小さく

だいぶたって
帰ってきた僕の前に
 ....
{引用=うずくまる。
からだの表面積をちいさくして
世の中の37%を遮断する。


わたしのまるいふくらみと
わたしのしろいふとももをくっつけて
ひとつ。にすると
やわらかな鼓動を感じ ....
おもたい買い物を持ってあげて
へいきだからと
買い物帰り
小学生
おかあさんの背のはんぶんで
同じ量を持ってあるく
わたしはわたしをおもいだす
何も言わないけど
じんわりや、おもいだす ....
ユーフラテス川
という川の名前が
何故か印象から消えないのは
ユーラシア
ユグドラシル
など
ユから始まる名前が
好きだから
なのかもしれない
もし世界がユから始まるなら
僕はなん ....
専用線の貨物列車を
雑草の生えた線路の際で見送る

ダダンダンダン
ダダンダンダン

それは思いがけぬ速さで駆けて行く
街の風景に似合わぬ
大きな図体に圧倒される


シズシズと ....
きみをのせているシートは
みどりいろの
初夏が青々として

もしくは はんとうめいの
生はるまき
包むライスペーパーのよう

じかんのベルトコンベア
同じむきにしか
すすまないけど ....
私がふたごだったとき
ずっと森で暮らしてた
ふたりおそろいの服を着て
毎晩同じベッドで夢を貪りあった
ふたり一緒にいること
それが当たり前の世界だった

私がふたごだったとき
世界はひ ....
星の写真を燃やす朝焼け
太陽が
世界でたった一人の友達のように
わたしに朝の挨拶をする


金曜日の新聞はおもい
そこにいた
それだけの理由で
人は殺せる
すてきな目をしてるの ....
深夜、裸、横たわったまま
きみに電話をかけられるので
わたしは科学に感謝するが
その超軽量・収載辞書数世界一の
電子辞書は捨てなさい
わたしは高度を欲しない
ベル音は
ベルが発明した瞬間 ....
繭の中身を確かめに
ヴェランダからするんと
カーテンを伝って降り
君の夢へ移動する

月無き夜のこと
君の小さな体に
無数に穿たれた
秘密の森のこと

心に生い茂る銀色の
すすき ....
焼却炉で燃やしている
黒い物語
黒煙に消えてゆけ
あの指


辱める言葉を吐いて
支配できると思い込んでいる
あの竜頭を
どうにかしなければ


生暖かい風が吹いて
神経を逆 ....
連弾のような雨を
見上げてお前は呟いた
それがどんな言葉であるか
俺は確かめはしなかった
散々な思いのあと
不意に開いた排水溝に
吸い込まれてしまうような気分
はぐ ....
変身
人工物の動脈硬化
カテーテルを入れて抜いた
声変期
脱皮・変態
モルヒネを入れて抜いた
静脈にモルヒネを
流れ
川としての
求め、得、失い、求め、得、失い
の連関
それはリ ....
健気に鳴き続ける蟋蟀に嫉妬した夜は
何も思い浮かべることが出来なくて
言い訳の代わりに意地っ張りな顔をしてみる
涙を落とす理由がどこにも見つからない


時々、弱くありたいと考えてしまう
 ....
黄色くてでかいストローハットを
ふたりでひとつかぶって
お話しをしよう
ほら今は青空だって見てない
ひまわりだって のぞきこまない

僕たちはわかすぎるから
明日までの宿題も
占いとか ....
街は色彩と四角形が多い
色と形を捨てた僕は
自動車の中から窓越しに
後ろへと緊張していく風景に
様々な情緒の斑点を投げていった

山道に入ると木々が道路をにらみつける
おびえた道路は身を ....
川は流れる
四季がめぐるように
花のしずくは落ち
あらたに芽吹くときも

唯ぼんやりみていても
まよいごとに刻まれていても
その音は捕えることのできない
川は流れる

もえて煙 ....
夏の夕暮れ

散歩する僕を突き放すように
雲は遠く空を覆っている

沈んで行く太陽に照らされて
黄金色に光っている


あたりには
雨の匂いが満ちてきて
遠くから雷鳴が聞こえる
 ....
 いくつもの、
 接がれない
 夕刻のだいだい色を
 ポケットにしまおうとして
 持ちかえれない
 そんな夜は暗闇に目を凝らした

この病棟の窓から見える夜景は
いつもと変わらない
 ....
かたまって凍った重装備の人形
だらりだらり
とけて失っていく
あしあとは蒸発して
絶えない あくびと同化する

空のなかに白いハネ
をした雲
むねに刺せないくらい
おおきくて
 ....
ばくだんの解体
まるで私の心をいじくりまわして
夜空の花火になるのに似ている
そしてあるいはハイウェイ
灰色の街の一本道を
バイクのように飛ばす鼓動
棘のある私の心
もう少しロマンチック ....
モノ言う知事の鶴の一声で
急遽ネーミングが変わったのだが
大江戸の名は意外に馴染んでいる

最初は環状線になるはずだったのに
いつの間にオタマジャクシ型に
計画変更されたのだろうか

 ....
これから
あのおも苦しくて
食欲のない時に食べなさいといわれても箸がすすまずに
高い熱があるときに自力で病院まで這って歩くときのように
とんでもない大雨で身動きのとれないひとりの空間
エレベ ....
マラカイト・グリーンの風を追い越して
夏の扉を開けようと私は急ぐ
白い教会を通り過ぎ
聞こえる賛美歌に心はずませて
私は急ぐ 風に追い越されないように
向日葵の花の中で
白い蝶たちが私をせ ....
何万年かの後
私は
泥岩の一部となり
ばらばらになった
私達は
組み立てられて
私になるのかもしれない
全く新しい名前をつけられて
全く新しい人生を
与えられて
母を持たず
産声 ....
風が止んで ガスの元栓を確認し
さっと玄関を出る さっとが肝腎
留まっても良いが それなら
留まらなくても 同様に良い

季節を数え 殻を厚くする 呼吸を整えて
強さは弱さで塗り固めた セ ....
期講習では立ちっぱなしなので、足の裏が痛くなる。
クーラーが直撃する場所に教壇があるので、時々おなかが危うくなる。
ので、理由をつけて教室内をあちこちと動き回る。
やっぱり足の裏は痛くなる ....
冴え冴えと月 秒針よりも鋭く
心まっすぐに 君へと向かう

新しいコート 最初にね
見せたかったんだけど
袖を詰めに君は
風の中に僕を置いていくよ
風が強い 誰もいない
いや 誰かがい ....
 
氷、と書かれた布製のものが
海からの風にそよいでいる
大盛の焼きそばは皿いっぱいに広がり
けれどできる限りの表面張力によって
その外形を保っている
去勢されたばかりの犬が
日陰で餌の ....
殿岡秀秋さんの自由詩おすすめリスト(786)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
オムレツ- 生田 稔自由詩409-9-22
マフィアのハンカチ- 生田 稔自由詩209-9-20
うずく、まる。- 夏嶋 真 ...自由詩4909-9-17
太陽を背に浴びて- 唐草フウ自由詩8*09-9-10
もし世界がユから始まるなら- 瑠王自由詩11*09-9-9
北王子線躍動- kauz ...自由詩9*09-9-7
9月の時間- 唐草フウ自由詩3*09-9-7
私がふたごだったとき- 未有花自由詩24*09-9-3
日々の手紙- 昼寝ヒル ...自由詩1109-9-2
空耳の夜- 伊月りさ自由詩10*09-9-2
月鳴夜- 瀬崎 虎 ...自由詩17*09-9-2
- ゴースト ...自由詩2*09-9-1
集中豪雨- ホロウ・ ...自由詩5*09-9-1
りずむ/からだ- ゴースト ...自由詩3*09-8-31
不器用風に吹かれて- 中原 那 ...自由詩3*09-8-30
黄色いストローハットのもとで- 唐草フウ自由詩4*09-8-30
高原牧場- 葉leaf自由詩909-8-28
Ξ- 唐草フウ自由詩2*09-8-26
夕立- kauz ...自由詩10*09-8-23
幼さ- かんな自由詩12*09-8-18
ハの夏- 唐草フウ自由詩4*09-8-18
ばくだんの解体- 未有花自由詩14*09-8-18
大江戸線- kauz ...自由詩10*09-8-14
1102- 唐草フウ自由詩5*09-8-9
マラカイト・グリーンの風を追い越して_−サナトリウムへー- 未有花自由詩11*09-8-5
タイムカプセル- 北村 守 ...自由詩5*09-8-5
ビリヤードの比喩で語られる世界は- 瀬崎 虎 ...自由詩3*09-8-5
帰京前夜- 北村 守 ...自由詩7*09-8-4
サテライト- 瀬崎 虎 ...自由詩409-8-3
海の家- たもつ自由詩1009-8-1

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