観覧車
メリーゴーランド
どっちもまわってるのに
どっちもとまれば困ってしまうけど

天災と人災の区別なんか
わからないから
おんなじタオルで包んで
大丈夫だよって
タオルがなくなら ....
自然と目が覚めた

夜明け間近でまだ暗く
暗闇に揺蕩いながら
明けゆく空に
身を任す

誕生日
私が生まれたことに
意味はあったのか
なかったのか
たったひとりの自分に戻り
問 ....
あめに うたえば
ゆきどけの おと

もれえ いつか
たどおり めぶく
ひなたの ふきは
あすを しってる

雲を乗せたレールがひとりぼっちをすぎさり
ちいさな水たまりに気づけば一枚 ....
風の涼やか吹く夕刻、
振り返る部屋の
うっすら黄に覆われ
振り戻り眼凝らす
西の地平の上の太陽
余りに燃え盛り
最早その輪郭掴めず

少しく病の苦痛の余り
確か二時過ぎから
サイレ ....
リモート会議でミュートする
切り離された静寂に
妄想に近い想像が被害的

意見を聞かれてしまったと思った
集中できずに上の空だった
あまり関係ないと油断した

答えられずにミュート
 ....
降りだした雨は悲しかった
いつもの道に咲く花々も
項垂れている
朝は洗濯物が
どこのベランダでも賑やかだったのに
急に閑散として
残った洗濯物は何も言わない

こんなことを悲しいと思う ....
吹き流されいく巻き戻されいく
一つの時の、また一つの時の
死者から生者へと生者から死者へと
さようならこんにちはこんにちはさようなら
生まれる前から生きて居る間に死んだ後からご挨拶

逆様 ....
落ち葉
散った花びら


キャンバスに並べてみると美しい

失ったような気がしても
与えられているようだ


{引用=
楽曲は下記から聴けます
https://youtu.b ....
私は私でありながらも
私ではなく 次第に
私は私のものでありながら
他なるものが宿り活動し在り

ひたすら只々ひたすらに

緩やか薄暗き山道を

善きもの味方に
包み込まれながら
 ....
齧って初めて知った事務の味
同じ林檎以上一心同体未満
従い先回り責任はワタクシに

黒子みたいに
忍者みたいに

齧った林檎が海上を滑る
同じ速度で海底を移動する
林檎が沈んだ時にキ ....
すこし悲しみのある朝

昨夜に知ったこと

少し期待していたこと

そんな想いはもう無いと思っていたけれど

朝目覚めて

胸にじわじわと広がる

少し滞る朝ごはんの支度
 ....
ありがとう
優しいひと

宛先のない手紙を空に向けて飛ばす
風が想いを運んでくれる
逢いたいと願うだけでは
足らなかったの?
自分が自分を邪魔するように
伸びすぎた前髪が視界を遮るから ....
ぬけてぬけてすっこぬけ ちょん 、

まだまだ移ろい揺らぐらしき季節の

知らぬまにまに目の前やら頭の上
はらはらひらひらはらはらぱさり

(時空の伴奏、緩やか垂直に切り裂きて)

 ....
煮詰めた汁


きつい橋からただよう測り方もどうせ数字


どこにもない女がトー横も腐れ縁しばらくYouTube


ガスがいくらも漏れて12万で安かった40万もいた


ギリ ....
スターターピストルが鳴った
言葉がフライングしても
やり直そうとしない
怒号や罵声が飛ぶ
失格になった
おかしな未来がゴールで揺れている

一度発した言葉は
なかったことにはできない
 ....
天使たち 舞い降り
大地蹴る午前三時
また誰か人 、
独り引き取られ
涙の一粒に 光滴
寄り添い響き合い

新たな苦難と安らぎに向け旅立つ

この深夜に 光の帯の街並み 、
何処ま ....
寂れた窓は動かないふりをし
ひたすら外に目を向けていた
季節の香は失われ
残酷なほどに生をむさぼり続けた
虫はいない
寂れた窓にとって
そういう喧噪ははなはだ懐かしく
色合いの違う風に吹 ....
部屋から
電車の走る音を聴くと
安心する

疲れたひとびとが
ゆっくりと
家路を辿っているようで
これから癒す眠りにつくひとびとや
眠れずに夜通し起きているひと
いろんな葛藤があり
 ....
人、人、人
人について考えることから距離を取りたくても
今日も人の作った教えの中に私は、生きている
才、才、才
才は誰にでもあるもので
誰もが誉るに値するものを持っている
快、快、快
快 ....
ブォーンと唸る吸引音
君は戦場にいるみたいだ
急に居場所をなくす僕
いつもよりヒステリックな音に聞こえるのは
気のせいかな

掃除機襲来
空いてる部屋へ
右往左往

怒ってる?
 ....
うっすら陽の射す
細雨降りしきるなか
歩み続ける

暗から浮き上がる明の
黄色く
明から浮き立つ暗の
青く
朝を迎え夜に至り
また独り時の 逆流す

醜いものに美しきもの
全て ....
万華鏡を廻すと
次の結晶が像を結ぶように
調子っぱずれのメロディは
次の照点へと向かい始める

狂った時計が夜を告げている
午後9時の騒めきは
書くことばに不協和音を混ぜる
純粋を望む ....
張りつめた銃声の
重くのしかかる 緊迫が、
涙となって
少しずつほどけていく

野生の 最後の それが亡くなった報告は
他に行き場もなく 認定された

蔓延する
殺戮に悲 ....
一つ、私という肉身の無常
貫く力動の凄まじさ 、

意識の内なる光響、倍音重ね重ね
ぐわぁんぐわぁんぐわぁんぐわぁん

木霊しつつ光輝白銀の 爪痕残し遠去かる
誰そ彼にいとしきひとの名を呼びて
         かへらぬ背中憎く愛しく


はかなきはひとのおもひと知りつつも
         街の歯車ゆめを明日へ


雑踏の片すみに咲く花一輪 ....
タップしたら入れる世界で
羽根を伸ばしても
影に溶けている現実が
どこまでも追いかけてくる
放っておいても
いつかは向き合わなければならない
笑ってしまうほどの深刻さが
滑稽だな
 ....
彼女の好奇心と
私の虚しさを埋める
壮大な作り話

姫君の瞬き
傅く水晶の城
裏切りと慟哭
見知らぬ仲間は
命分けあう行く末

白いシーツの部屋は
異国の砂漠に変わり
闘い倒れ ....
冬、まだ生き続けている。とても大きなオオクロバエ。窓ガラスに張り付いたまま。もはやほとんど動かない。指さきを近づけてみてももはや俊敏に飛び立つこともしない。それはまるで、もう十分に生きてきたから、みた .... 硬派、なんて四角い発泡スチロールの断片のようなものだ。恋心、という風神にいとも容易く巻き上げられて、何度も同じような軌道をぐるぐると巡らされるのだから・・・。 「こたつは麻薬や」

あなたは そう呟いて
こたつから抜け出した
まるで逃げだすように

不覚にも長い昼寝に陥り
試験勉強を邪魔された──
あなたの言い様
こたつに悪気はないのに ....
田中宏輔2さんのおすすめリスト(582)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
チビ- wc自由詩11*25-11-29
ある朝に- りつ自由詩9*25-11-29
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宵夜_、_よろこび閑やか(改訂)- ひだかた ...自由詩525-11-26
誰かの秘書- 自由詩6*25-11-26
すこしの悲しみ- 花野誉自由詩12*25-11-26
ちっぽけなラブレター- りつ自由詩7*25-11-25
僕らは・私たちは、君と僕は- ひだかた ...自由詩525-11-25
あの日の虹色回想- 弥生 陽自由詩6*25-11-25
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墓標(新訂)- ひだかた ...自由詩525-11-25
寂れた窓- 山人自由詩11*25-11-25
夜は優しく- りつ自由詩5*25-11-24
- 鏡ミラー ...自由詩5*25-11-24
掃除機襲来- 自由詩5+*25-11-24
ひとり、ひと☆スケッチ- ひだかた ...自由詩425-11-24
照点- りつ自由詩5*25-11-23
it- 月乃 猫自由詩9*25-11-23
五行歌、無の_むむむ- ひだかた ...自由詩5*25-11-23
烙印(25年前の短歌)- りつ短歌2*25-11-23
いまここ- 自由詩9*25-11-23
光の王国- 花野誉自由詩9*25-11-23
天寿- 本田憲嵩自由詩1025-11-23
つむじ風- 本田憲嵩自由詩825-11-23
冬の麻薬- 花野誉自由詩8*25-11-22

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