人に棲みつく悪の夜夢の響
同仕様もない重しと成りて
決して過ぎ去らない恐怖
他人の助け最早在り得ず
もうとっくのとうにして
絶望に絶望し諦め切り 

尚も瞑目ノ内に いざや
何とも懐か ....
同じ色になるように塗りつぶしてる
どうして君は笑っているの
みんなと同じという安心に

元の色を忘れてしまった
君はどういう人なの

嵐なのに笑ってる
振り落とされないように
必死に ....
国語算数理科社会、音楽・図画工作そして体育の方も・そして体育の方も・・・・全部を少しずつでなくていいんです例えば

感じを1週間で10個覚える、それだけでも。
あとはできれば何か一つ、強化とは無 ....
奥域の意識の最果て
醸し出す
この私である
のなら 、

意識のわたしの中に
入っていけない
から とても苦しい痛い
苦痛なのです、 
何れ
わたしが遺体となるを
見届けながらも ....
窓の開かない部屋で
空調の風

思い立ちこんな真昼に髪だけ洗う
尚更に、心地よくなる

ソーダを切らしていてトマトジュース
神様はいる、改めて 思う

ドライヤーはあと少し乾いてから ....
夜が優しく唄うから
目蓋を縫うように
眠りが訪れる
金の雫
銀風鈴の涼やかな音
木々の聲
いずれも影を纏って沈んでゆく
不確かさは予定調和を破り
Aの調律を繰り返す
斜め60度の逆上 ....
冬の日の家のある子に布団なく服なく指の肉崩れ落ち

秋風の楽しさ終わり十一月どれだけ生きてもわからない月

夢ばかり見ていないでとの遺言を残さずに父は他界しました

右左三つ編みでゆく道に ....
窓の外には
まだ黄緑のイチョウ
西日に照らされて キラキラ光る

その光を受け
陰影をまとい輝く
窓辺に並べられた白い陶器たち

ほとんど目が見えなくても
こんな繊細な作品を生み ....
明日からは喫煙は罪と明日からは喫煙は罪という昨日うちの煙草を買い占めた客


自治体がタバコ屋達に一時金配ったらしいああ憎らしい

sの店は昔いけない商売をしていたんだと孫にも残そう

 ....
未来があるのは当たり前じゃない
真剣に考えれば考えるほど
良心に従えば従うほど
不条理に踏みにじられる
自由と思っていることは
実は黒塗りの歴史の延長線上にあって
棍棒で殴り殺された者たち ....
春に悲しいのはよくわかる
泣いたことのない人なんてきっといないない人なんてきっといない
散り始めの桜花に紛れてまばゆいなってふりしてね




夏に悲しいのはよくわかる
泣いたことのな ....
リハビリをさぼり始めて
二十日ほど過ぎた
理由がある
誰にも言わない

誰も聞かないし
知りたくもないだろうし
私がかのよに持ってゆくダイヤモンドを鏤めたマグカップに注いで

無理だ ....
終着駅までの全ての往路が足し算の暦なのだと
信じきっていた頃も確かにあったことを思い出す
アネモネの蕾を見て安堵したように降り始める雪がある

事はまだ知らなかった

降りつつ、積もる雪で ....
今日、外に出て
あまりにも風が冷たかったので
とうとうオバシャツに手を出した
着込みながらゲンナリ
なんでオバシャツって
何をどうデザインしても
セクシーさの欠片もないのか
保温とセクシ ....
哀しみに崩れ落ち
生きながら麻痺し
尚も未定形の想い
抱え込み育みながら
日々の金勘定忘れず
七色に走る霊の打刻
行使する肉身鍛えつ
夜陰に至り病発作

意識溶解しかかる
上唇に木 ....
十一月一日
 悪天だったがこの日を逸すると雪が降ってしまうかもしれないと思い、向かった。冬枯れの登山口は老いた自分の終末への入り口のように静まり返っていた。
 冷たい雨が時折強く、その上風が木々を ....
毛細血管が切れて
紫が広がる肌
平手とはいえ
憎しみこもった手で打たれた
痺れたけれど
少しも怖くない

お互いの匂いが甘くて
相性を確かめた夜
家族が待つ家があるとか
知ってたっ ....
二二五唯の数字に囚われる今日は土曜日フルーツパーラー

降りそうで降らないこの手に掴んだら自転車で行く一人の道を

窓の外眩さの増し嘘つきの耳に聞こえる絶え間無き雨

わかり合うすべを知ら ....
久しぶりの神戸
妹と二人で往く

生田神社は朝から多くの参拝者
ほっそり引き締まった狛犬を眺め
お詣りしてから坂を上る

異人館通りを右に曲がって
ハンター坂を横切り
賑わう北野 ....
人魚姫対岸を見て泣いている男女二つの影の七夕

地球では雨が降っても宙は 晴れ人魚の思いと裏腹に晴れ

織姫がもどる頃には泡となり人魚は永遠の1年の旅

自転車をこぎ忘れゆく日常の都会の暮 ....
毛糸を無心した

小母さんに

何に使うの

あやとり

優しく笑って毛糸玉

手に取って切ってしっかりと結んで

はい、って
六歳が一番欲しかった
赤い色の毛糸でくれた
 ....
綿毛、その種、
ほとんど重さのない、
雪のしたの土のなかでも、春へと耐えしのぶ、
石ではない、ちいさな有機の礎、
晩秋のくもり空の下、
とてもめずらしい、
綿毛のタンポポが、白い球体のまま ....
午前2時の沈黙は
私を深海へと{ルビ誘=いざな}う

そこにあなたはいない
私はゆっくりと呼吸しながら沈澱する
ひかりも届かぬ真宙の海で
腕も脚も折り畳まれたように
小さく蹲り
このま ....
上弦の月 、
膨らみ帯びつ
円周描く折まで
見えるもの観入り

住む庵の翳り始め
絶えず内に雨降り頻り
濡れそぼり崩れ続け
地に 砕かれる時 

煌々と満月 、
陽の光受け取り
 ....
このコートのポケットにはまだ

約束をたくさん残しているの

果たすべきありがとうたち

それは深呼吸の幸せ
狗尾草の季節に立って

金の風の漣を聴く

東京の空は世界一のあおさ ....
詩人たちよ

詩を書くな

風になれ
新しい住居は
川のほとりだ
川と言っても濁ったドブ川の色をしている
生き物の気配はなく
夏は悪臭を放たないか心配だ

近所のスーパーまで2キロある
コンビニと薬局が側にあるだけましか
 ....
魂はどこにあったの
飛び出ちゃった僕は
目を瞑った僕を初めて見た
そして気づいてしまった

僕は死んだ
僕にしがみついて
戻ろうとしても
戻る場所がわからない

僕だったはずの体は ....
休憩と宿泊の間には今日も火球がふっている/鯖詰缶太郎
https://www.breview.org/keijiban/?id=15700

サバカンさんの詩的言語を、真正面から批評として料理す ....
逝く春を巻き戻したし蕾まで

言葉など信じられない風景は嘘を吐けない例えば樹海

新しい友への便り携えてポストへ急ぐ心素足で

初夏の君の窓には今何が

原宿を歩く私を占うと『甘え足り ....
田中宏輔2さんのおすすめリスト(566)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
思考ノ竪琴_、〆- ひだかた ...自由詩725-11-5
嵐の船- 自由詩625-11-5
いきかた/あり方____もっぷ- エヴァル ...自由詩525-11-5
苦しみ- ひだかた ...自由詩6*25-11-4
青い天井___もっぷ- エヴァル ...自由詩525-11-4
調律- りつ自由詩4*25-11-4
愛無く暖なく髪はギザギザ____もっぷ- エヴァル ...短歌325-11-4
西日の水晶- 花野誉自由詩925-11-4
辞世にはまだ遠く壱_/if_so_『禁煙法施行』_もっぷ- エヴァル ...短歌225-11-4
Democracy- 自由詩625-11-4
なみだ暦__蒼風薫- エヴァル ...自由詩325-11-4
おやすみ私_/_未明のサンクチュアリィ蒼風薫- エヴァル ...自由詩525-11-3
おむすび__もっぷ- エヴァル ...自由詩625-11-3
オバシャツ- りつ自由詩4*25-11-3
月下、夜陰の光点にて(改訂)- ひだかた ...自由詩6*25-11-3
山仕舞い- 山人散文(批評 ...6*25-11-3
泥棒猫- 自由詩6*25-11-3
産経歌壇2017・02・466___もっぷ- エヴァル ...短歌225-11-3
北野坂の白昼夢- 花野誉自由詩6*25-11-3
もう一つの七夕伝説__もっぷ- エヴァル ...短歌325-11-3
微震__もっぷ- エヴァル ...自由詩525-11-3
晩秋の綿毛- 本田憲嵩自由詩1325-11-3
月の子守唄- りつ自由詩6*25-11-2
聖杯- ひだかた ...自由詩625-11-2
柵__もっぷ- エヴァル ...自由詩625-11-2
詩人よ__もっぷ- エヴァル ...自由詩225-11-2
徒然- りつ自由詩12*25-11-2
魂の居場所- 自由詩7*25-11-2
鯖詰缶太郎さんの詩を読む- おまる散文(批評 ...5*25-11-2
春夕べ___もっぷ- エヴァル ...短歌325-11-2

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