すべてのおすすめ
旅に出るなら
天使と一緒に
そこには平安があるから
気ままな1人旅
退屈も楽しもう
お喋りの相手はいらない
ただ深く自分の中に沈んで

雪の中を行くなら
天使と一緒に
不安を抱える ....
二〇一四年十一月一日 「She’s Gone。」

風水って、よう考えてあるえ。
そなの?
東西南北すべてに地上があって宇宙があるのよ。
東に赤いもんを置くのは、あれは、お日さんがあが ....
風に振り回され
壁にぶち当たり
人に踏まれ続け
雨にびしょ濡れ

僕は誰にも読まれない詩

優しいおばさんが
ぐちゃぐちゃの僕を拾うと
めんどくさそうに広げ
外れた鼻眼鏡で
じー ....
二〇一四年十月一日 「ネクラーソフ『だれにロシアは住みよいか』大原恒一訳」

血糖値が高くて
ブタのように太ったぼくは
運動しなきゃならない。
それで
自転車に乗って
遠くのブックオ ....
窓を開けて空を見上げる

東では 点々とした軽い雲が
西では茜に染まる分厚い雲が
それぞれの空を覆っている

足元を見る

今日届いた
ポルトガルの織物が
床に広がっている

 ....
二〇一四年九月一日 「変身前夜」

 グレゴール・ザムザは、なるべく音がしないようにして鍵を回すと、ドアのノブに手をかけてそっと開き、そっと閉めて、これまた、なるべく音がしないようにして鍵をかけた ....
The last thing you said was that your words were going to melt.

最期に貴方が言った言葉が融けそうで

"Never, ....
雪がきゃっきゃと笑って降ってくる
雨が凍って死んだだけの可愛い結晶よ
雪が積もって白く街は染まる
雪が自動車に轢かれて茶色く道は染まる

人の手に落ちたが故に
結晶は雨だったことを思い出す ....
子供の頃
法事の時
お経の中
数珠を握り
経本を開き
目を閉じ
丸まって
念仏を唱える
年寄りたちの
小さな背が
今になって
美しい
月の灯り陽の光り

誰もいない銀の馬車 

不幸など誰が予測できるだろう

誰も予測できないから不幸ではないのか

あの人たちも

傍らで見覚えのない家族が啜り泣いている

 ....
二〇一四年八月一日 「蜜の流れる青年たち」

 屋敷のなかを蜜の流れる青年たちが立っていて、ぼくが通ると笑いかけてくる。頭のうえから蜜がしたたっていて、手に持ったガラスの器に蜜がたまっていて、ぼく ....
病んだような落日の頃

サルバドール・ダリみたいな豊かな泡立ちの中でクロイツェルとガスパールを聴く

人生と同じように儚く舞い散る秋の葉
悲しみもこれくらい美しかったらいいのに

生きて ....
星の光さえ霞む様な長い時間の中で

一瞬だけ約束を交わした

私は生きるこだま

私の吐く言葉で

街が光り

慟哭が止み

人々は色めいて

大地は舞う

生の喜び
 ....
純水とは何も生み出さず何も破壊しない。   by 多児眞晴

含有量0,1パーセントしか含まれてはいない精液のことを精子と呼べるのだろうか。 みんな死んでいる。
これを愛の力強さで甦らせてみ ....
真っ直ぐなんて歩けやしない
平らなところで つまずいて

ぬかるみで ぐっちゃりなんて いつものことだし
おいしくない水だって 飲んでしまうし
 ....
二〇一四年七月一日 「マクドナルド」

 けさ、近所の西大路五条のマクドナルドのカウンター席で、かわいいなと思った男の子に、ぼくの名前と携帯の電話番号を書いた紙を手渡したら、大きく目を見開かれてし ....
嗚呼これはあの日々の事だ

あの寒かった秋の海での出来事だ

曙光がその大理石の青白い肌を照らして

それは水の音 羽音 荘厳が立ち現れる気配

一切の神々は沈黙を遠のけておらず

 ....
春みたいな秋に

太陽を見つけた

きらきらと

照らす光の膜が

樹々を包み

あかあかと

紅葉は空を彩っている

ゆらゆらと

風に揺れる花々は

てんてんと ....
僅かに晴れた朝に

太陽が死んでから

街では優しさが忘れられた
 
祈りの声は消えて

黒い虹のような桟橋から

ぼろぼろと人々が零れていく

風たちの呟きは絶えて

今 ....
二〇一四年六月一日 「偶然」

 あさ、仕事に行くために駅に向かう途中、目の隅で、何か動くものがあった。歩く速さを落として目をやると、飲食店の店先で、電信柱の横に廃棄されたゴミ袋の、結ばれていたは ....
踊れパレードを



皆した身だしなみ



良い宵。酔うよ、いよいよ。



う~思い出せない。
なぜだい もおーぅ!
詩には背骨があって
鱗もヒレもある
爪があり
獰猛で
毒を持っていて
もちろん捕まえようとすると
こちらに牙を剥く


当然
今の時代
そんな面倒は
抜 ....
降り続ける雨は永遠の化身
わたしたちは閉じ込められている
どこかで花の匂いがするけれど
確かめに行くことはできない

濁った窓の外から聞こえてくる
心を削り取る無数のノイズたち
に耳を傾 ....
 
 朝の生ぬるいミルクは狂者に揺れる鏡

それは夢と希望を織りまぜた苦い蜂蜜の跡
 
        急ぎ足に躓いた 襟巾の呼吸が

今日も樹海を彷徨う亡者の影が     みえてくる
 ....
息子が米寿を終えた母親に
あと一年したら帰ってきていっしょに住もうか
といったら
一人暮らしが自由で一番いい!
といって断った
淋しくても不安があっても自由が一番いいようだ
津煙保存さんの自由詩おすすめリスト(175)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
天使と一緒に- 無限上昇 ...自由詩220-12-14
詩の日めくり_二〇一四年十一月一日─三十一日- 田中宏輔自由詩10*20-12-9
紙屑- 宣井龍人自由詩14*20-12-8
詩の日めくり_二〇一四年十月一日─三十一日- 田中宏輔自由詩11*20-12-5
- おろはげ ...自由詩320-11-30
詩の日めくり_二〇一四年九月一日─三十一日- 田中宏輔自由詩13*20-11-29
雪花弁、最期の願い__Last_wishes_of_snow ...- 月夜乃海 ...自由詩120-11-29
ディストピアンスノー- 月夜乃海 ...自由詩220-11-28
when_I_lock_eyes_with_you- mizunomadoka自由詩620-11-28
Raman__(分光)- アラガイ ...自由詩16*20-11-24
詩の日めくり_二〇一四年八月一日─三十一日- 田中宏輔自由詩16*20-11-23
晩秋- おろはげ ...自由詩2*20-11-20
百年の約束- おろはげ ...自由詩1*20-11-19
純水メタル- アラガイ ...自由詩6*20-11-19
わらしべ長者- 鵜飼千代 ...自由詩13*20-11-18
詩の日めくり_二〇一四年七月一日─三十一日- 田中宏輔自由詩13*20-11-18
沈む寺- おろはげ ...自由詩2*20-11-18
秋の詩- おろはげ ...自由詩3*20-11-17
凍歌- おろはげ ...自由詩1*20-11-16
詩の日めくり_二〇一四年六月一日─三十一日- 田中宏輔自由詩15*20-11-11
転回文章- 水宮うみ自由詩3*20-10-30
詩は- TAT自由詩2*20-6-28
やわらかい牢獄- もとこ自由詩14*20-5-10
針時計- アラガイ ...自由詩10*20-5-9
自由- ホカチャ ...自由詩2*18-12-11

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