冬が
にじみはじめ、
すべての あらゆるものを
灰色に染めあげる、

陶器の カップをおく音に
ためらい
振り返る

キッチンのテーブルに妹がいた
久しぶりに見る姿
うつむい ....
無数の足音が、不規則に並ぶ。
どれが自分のものなのか、
問うことに、意味もない。

流れ、仕分けられるように
ゲートをくぐり、
乾いた機械音に安堵を求める。
それは大衆の安堵だ。

 ....
朽ちた動力機関のような感情を抱えていた秋と呼ぶには暑過ぎる日の午後、思い出すことも思いつくことも度を越えていて俺はもしかしたら自分自身にとり憑かれているのではないかと心配になるくらいだった、雲はち .... ○「寂しい」
年をとっても
秋の夕暮れは寂しい!
犬か猫でも飼おうかな!?

○「長電話」
ワイフの長電話は
「じゃ」
とか
「またね」
と言ってからが
長い!
枕言葉だろうか ....
俺は死ぬ。その死骸のうえを歌が流れる。俺の死骸と
いうウラル山脈を越え、俺の腕や脚というカムチャツ
カ半島を越え、歌は悠然と流れつづける。なぜ俺は死
んだのか、既に死んでしまって脳髄が破壊されて ....
もしも例えば恋の詩を

どこかで発表したならば

こんなに狭いそのどこか

きっと思惑され放題かと


匿名希望のそれ以前とは
全く私のいる場所なのに
何故広々考えて

自分 ....
好きっていう気持ちは 
どうしてこんなに臆病にしてしまうのだろう 


傷つきたくない嫌われたくない傷つけたくもない 


あの笑顔が壊れる瞬間の 
あの感じがたまらなくコワくて  ....
グッと入った
ツボに指
自然と涙が滲む
痛いのに嫌じゃない

この金属のようなカラダを
神のような手でほぐして
どうしようもなくなるまで
耐えてきた

グッと入った
ツボに指
 ....
獏とした 秋の
あわい天幕から
剥がれ落ちたか
光はつもるほど
景色から重さを奪い
ふっと 舞い降りた
枯葉の小舟
蜘蛛の仔を乗せ
銀の糸かそけく
固くほどけぬ結び目に
娘の頬は上 ....
魔女は砂漠へ追いやられるのだ
どんなに優しいひとでも
どんなに誠実なひとでも
どんなに良いひとでも
どんなに正しいひとでも
魔女は砂漠へ追いやられるのだ

そのひとたちは
《魔 ....
 

実はその歌のタイトルさえ知らないんだが
TV版エヴァンゲリオンの
エンディングの曲がカッコいいと想ってた

今たまたまその曲が流れて来ていて
やっぱり想い出すのな
エヴァを初めて ....
夢は記憶の足跡とも聞く

舟に揺られ、震えて叫んでいた

夕暮れよ 
あなたは気まぐれで
私を弄んだまま、夜ヘ送った

夜よ 
あなたは私をその底に沈め
耳を塞ぎ、目を覆わせた ....
ようこそ!

この地球へ

その大きなひとみは

水晶のように透明

ダイヤモンドように輝き

太陽と同じエネルギーを放射

眩しく、輝き、きらめく宇宙から

ここ地球 ....
さみだれ
つゆいり、あけ
ことことぽとり
ふれたかおり
くつくつはらり
わからない
いろづき、あせた
かさねがさね
ちよりもこく
神宮前
割とお洒落な洋風喫茶店で、何故かラーメンが出てきて
店員さんニッコリ微笑んで 澄ました顔で、お客も食べる
異議を、ください どうか、異議を述べてください
おかしいと思うことがあったら遠慮せずに、 ....
戦い終えた獣のたてがみが北の空へとなびいていく
闇間に散る渡り鳥の影
海王星からの光の定期便を携えた郵便機のパイロットは
震える右手でジャイロスコープを暖め
左手は薄汚れた記憶のガラス窓を擦り ....
キミはお店の外れくじに
ホッとしたと言った
いつもの日常に戻れると
当たりくじはそこで運を使ったから
差し引きゼロが待っているようでイヤだと

キミはボクに宝くじをくれた
このままじゃい ....

四苦八苦の世の中だが
楽しいこともたくさんある
善いこともたくさんある
美しいこともたくさんある
せっかく命をいただいているんだから
もっともっと楽しもうじゃないか


欲を出 ....
誰かからの救いなんてない。世界は孤独100%ではできてない。共存という方法で建前100%の世界?本音だけだと壊れちゃうのかな。もしもが続く世界には自分自身で決めてゆくしか無くない?誰にも責任なんて追わ .... 悲しみが、
好きという、
人は
嫌いかな?


なぜって?

なんの疚しさもない、
孤独な罪びとを救えるやさしさは
きっと
真っ正直に
真っ正面から救いあげる
酸っぱいけど、 ....
 渋い柿が甘くなるのが不思議だった

 『お天道様には魔法があるんだよ』

 おばあちゃんから言われたものだ

 「太陽は魔法使い」なの

 歯切れが悪くなるおばあちゃん

  ....
鳥を数人の子供が囲んで踊っていた
よく見ると鳥は既に息絶えている
寿命か天敵に襲われたか あるいは

次第に子供たちは宙に浮き始めた
頭の輪っかは見覚えのある天使の挿絵そのままだった

 ....
 マクレディの{ルビ長老教会派=プレスピテイアリアン}の良心は、一旦めざめさせられると、彼を休ませてはおかなかった。
(J・G・バラード『沈んだ世界』3、峯岸 久訳)

 ウェンデルの質問は、も ....
おしゃれな場所になど
行かなくていい
あなたの特別な場所に連れてって

少し緊張してしまうから
会う前には
コンビニでビールを一缶飲んで行く
お昼ご飯はファミレスで
おしゃべりするとき ....
タイトルは「浅きタイトルは「浅き日のこと』阻止て「鷹のよう』をペンネームとして』をペンネームとして出版社に持ち込み自分をかけてみたい小説の原稿と今夜も向き合う『彼女は『またね!』と言ったはずだし、僕だ .... 大小様々な硝子に反射した朝日
何処からか集まってくる多種多様な人々

誰が何処に行くのか、
何をするのか、
その予測不可能性。

黙々とゲートをくぐり、列を作る。
そのまま同じ方向に進 ....
雲の隙間から輝く満月が
ゆらゆらと揺れながら
照れているみたいです

夜空はぼんやりとした
暗い雲で覆われて
満月がその雲から現れるとき
恋心を惑わすみたいな光が
蕩けるような ....
点・点・点・点

宇宙からみたら

銀河系は

点・点・点

銀河系から

太陽系を見たら

点・点

太陽系から

地球を見たら



ボクらも

 ....
血の一滴もなき
木々が
風にゆられて
まるで人間のように語っている
消えた空をなでる葉先は
キーボードになって
「We are poets」
と打ち込んでいる
七輪の赤い炭火の上に
 ....
よるにとぶ
光の蝶が夜景より
冷たい風に似合う冬月


変わってる
ひとだとずっと云われてる
もうちょっとだけ普通がいいな



もの凄い
乱気流とか人生に
なんどあ ....
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