すべてのおすすめ
大人の塗り絵
色鉛筆は
木のじゃなくちゃだめさ

わたしが絵を描くのをやめたころ
色鉛筆は
みんな子どもにやったのさ

塗り絵の風景画は
なくなりつつある田舎の風景で
あったとして ....
釈明はもうたくさん
閉じこもり
かたつむり
夏の身体になれないまま
靴下を履いてねむる

囲いのない
実家の庭の花はどれも美しく
囲わなければならない
わたし達の家は
自己満足
 ....
いつまでもそばに置けない
縫いぐるみは
いつか別れなければ
ならないから
わたしの見ていない場所で
燃してください

お願い
捨てないで
燃してください

お別れは
跡形もなく
今時の奴らと来たら
交番電流も知らないで
偶に停電すると
あっ、直接放電なんて訳の分からないことを叫んでいる。

北の宿にも電灯がともり、雪解けのせせらぎがあわただしく駆け ....
世界中のさざ波が
私に寄せてくる

さみしいです
さみしいです


私は
この場所からも動けずに

結局
生きることは
さざ波なのだ、と
私は思う

かなしいことも
 ....
オレンジ色の光が
橋の頂点に向かい緩やかに移動する

三日月と夜行バス
溢れかえる光と涙

滲む風景は残像を作り、耳が、ノイズを拾う

幻のような佇まいの君と
目が合う

多分触 ....
かつて見送られるもののために
窓はあった
そしていま窓は
残されたもののためにある
窓を開け放ち
潮の匂いのする風を迎え入れる
誰かが忘れていった
化石の海が
ひとつ置かれている

 ....
あした
死刑を待つような気分の夜をあきらめて
もう死んでもいいやと
睡魔に身をゆだねる
いくつも死んでいるはずなのに
あしたも
そのあしたも生きている

分厚い小説の
だらだらとした ....
こうしてぼくの旅は終わった。
始まる前に終わったんだ。
パンツのなかゆくぼくの旅。
ぼくのパンツの中にゃ
広くて深い河が流れてる。
空をみあげりゃ
熱帯性低気圧。
でもね。
始まる前に ....
きょうは
やけに電話が鳴り
訪問者が多かった

以前に
外構の見積もりをお願いした人が尋ねてきたとき
早く工事をお願いしたいのだけど
いろいろと
入用があって
それに
今度親がいっ ....
出張先のビジネスホテル、その非常口からこっそり抜け出した。
ドアがしまらないように工夫しておくのはもちろん、さりげない変装も完璧だ。
新幹線で1時間、家に戻りこっそり中へと入る。妻はシャワーを浴び ....
外の水道が壊れて
水しぶきをあげているのを見て
世界が水没するような恐怖に襲われたんだよ

まだ小学生だったからね

空に大きなヘリコプターが来て
そこから平隊服の人が降りてきて
この ....
私が太陽になってあなたを照らしたら
あなたの後ろに
影ができるね
私が

愛しても愛しても
届かない場所がきっとある

あなたが背中を向けた時
私は
それに気づいてく

まっし ....
月のない夜に
おっぱいは光る
月のない
そして男のいない夜にだけ
おっぱいは光る

女たちは皆それを知っているが
男たちは知らない
男たちだけが知らない秘密は
おっぱいの
奥にある ....
ルーシーはたとえば
自分の名前の入ったあの有名な歌が嫌いで
ルーシーは
くそったれ
くそったれ
それが日課で

ルーシーは
やめて
やめて
言いながら空を見る
ルーシーは
ルー ....
今日もまた
直球で肋骨を通り過ぎるほど
大好きな詩に出会いましたよお母さん

もう僕は
この大好きな詩だけを胸に抱き
海へ飛び込んでしまいたい

もう僕は
僕のへんてこりんな詩たちに ....
かつての僕は
あなたという列車を
引き止めるために
真実と真心という
二本のレールを
一本
冒険に変えて
脱線させたものだった

でもそれは一瞬で
多くの人のために
あなたはまた ....
自明なるものに
囲まれているから
ぼくらの内側では
一切の悪が
育ってゆくのだ

風景としての
自分に
すっかり
慣れてしまった
ぼくらは
生まれた瞬間から
すでに
年老いて ....
星飛雄馬のお父さんが
ちゃぶ台をひっくり返したのは
実は
たった1回らしいと
誰かがブログで話してた

怒鳴って
声を荒げて
破壊して
それは新たな怒りを呼んで
そうして
本質は ....
ばかで
申し訳ないので
「ありがとうございます」
と言う
取るに足らないことでも
わたしに関わってくれたことに
「ありがとうございます」

煩わして
申し訳ないので
「ごめんなさい ....
痛いのは嫌いだ。
けど

癖になる

だから私はそれを始めない
手を染めてしまえば
気づいてしまう予感がする

もうずっと
多分ずっと前から
私は

耳鳴りがする
4分を過 ....
満ち潮のとき
右足を動かし

引き潮のとき
左足を動かす

波と風の楽団をバックに
けだるげな夕日の照明

そうやってわたしは
地球と踊る
午前5時
始発間近の空気はいつも冷たくて
そのくせとても透き通っていて
「こんな街でもきれいに見えるね」と
僕たちは手を繋いで歩いている
空もそろそろ明るくなりそうで
誰かが吐いた道端の吐 ....
瞳は今でも
汚れてもいなく
色褪せてもいないのに
それを気づく人は
母しかいなかった

私の求める人は
自分
を見て欲しい人だった

私が見ていなかった
私も自分
を見て欲しか ....
君を好きでしょうがないので、寝ます。
寝ることにします。

君の好きな歌を口ずさんで学校通ってるなんて、
言ったとこでしょうがないので、寝ます。
寝ることにします。

歌ってるだけで元気 ....
「つまらない。」

と思えるほど
慣れたものだ

あとは
今度の花見にかけてみよう

「あのね、金がなくて
 ほんとに 髪を切りに行けないのよ。」

新鮮なものは
とれたての鯖 ....
きみと二人腕組み
帰りに祭りの町へ出て
当たり前のように落ちていた金を拾い
500と100と10円を分け合って
屋台で買い物でもしよう
桜の花祭りの角を曲がれば
私の田舎の田んぼ道で
住 ....
みかん色 落ちたよ
夜はもうこんなに蒼だし
蒼はもうこんなに夜だよ
西に光って 鳥も帰るよ


冷える音 止まる音
ひとつずつあたたかく
めごい瞳に降り来るよ
ひとり ....
勘違いとは

気づいたときに
素直に自分を恥じれるかどうかで
相手のせいにして
怒ってしまったら
負けなんですよ


東北も
梅が咲きだすころで
もう
その前の
微妙な季節に ....
故郷のような
異国のような
そんなどこかの路地裏で
「こういうことか」と嘯きながら
もうすぐ彼は
終わるだろう

二階の窓を
閉め切って
眼鏡を外し本を閉じ
フィラメントの熱の下
 ....
たりぽん(大理 奔)さんの未詩・独白おすすめリスト(226)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
大人の塗り絵- 蒼木りん未詩・独白406-7-29
ラベンダー- 蒼木りん未詩・独白306-7-24
火葬- 蒼木りん未詩・独白606-6-25
鳴く電灯- あおば未詩・独白5*06-6-24
さざ波- umineko未詩・独白6*06-6-23
光点- アザラシ ...未詩・独白306-6-9
潮風- たもつ未詩・独白17*06-6-4
猿の惑星- 蒼木りん未詩・独白206-6-1
ずきんちゃん- 青色銀河 ...未詩・独白106-5-30
体温- 蒼木りん未詩・独白406-5-27
寓話_不可解な死_44- クリ未詩・独白406-5-25
りある- 蒼木りん未詩・独白306-5-23
うさぎ- umineko未詩・独白8*06-5-12
おっぱい- いとう未詩・独白606-5-11
おっぱい- いとう未詩・独白706-5-10
また- ふるる未詩・独白12*06-5-10
レールと時刻表の話- アマル・ ...未詩・独白406-5-8
イメージ- 青色銀河 ...未詩・独白306-5-5
黒魔術くらい習えばよかった- umineko未詩・独白21*06-5-4
もう「ごめんなさい」と言いたくない- 蒼木りん未詩・独白606-5-1
袖を捲ってみたが- dew未詩・独白106-4-27
円舞曲- アマル・ ...未詩・独白806-4-27
すべての魂は夜、癒される- いとう未詩・独白14+*06-4-25
残り火- 蒼木りん未詩・独白406-4-21
寝ます。- アザラシ ...未詩・独白12*06-4-13
つま- 蒼木りん未詩・独白406-4-12
桃色の桜- 蒼木りん未詩・独白306-4-11
ノート(子守唄)- 木立 悟未詩・独白5*06-4-7
遠のく- 蒼木りん未詩・独白506-4-5
チャコール- 空論未詩・独白306-3-29

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8