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 自殺で死んで次に目を開けた僕は心底がっかりした





  同じ病室で同じ母親の下に生まれたからだ
午前7時45分

鳩は2個の卵を温めていました
孵化してしまうと困るので
回収する事にしました

土間箒片手に、ベランダへ
「そらどけ!ほれどけ!」
やりました

雌の鳩は
「1 ....
狂おしいまでに

自分が自分が自分が自分が自分が自分が自分が自分が自分が
自分は自分は自分は自分は自分は自分は自分は自分は自分は

と言い続ければいつか

じぶんはいくつにも名づけられ瓶 ....
ふらふら
するの
こっちは川
ふらふら
蛇行する

急なカーブは
大きく膨らんで
対向車線に
はみ出るのね
自転車の時はね

フラフラしながら



今日の  ....
わたしは宇宙船です
分厚いドアです

小さな窓です
銀の屋根です

(空になったタンクを捨てて
(身軽になるんでしょ?

(生きるために


わたしは宇宙船です
緋色の闇です ....
息子(小3)が「学校行きたくない」と言ったのが今年の7月始め。話を聞くと、「死ね」「この世からいなくなって」「うざい」等の言葉の暴力、身体の方はあざなどないけど、しょっちゅう蹴られたりこずかれたりする .... 夜を
夜を裂いて
寂しがりやのバイクが走る

縦横に
街を越えて
マフラー音が流れゆく

ウォウォンウォンウォン
ウォウォンウォンウォン

ステレオタイプの
哀しいリズム

 ....
きのえだや
かんばんがゆれるのは
ぜんぶ
かぜのせいだときめつけていた
とりがそらをとぶのは
つばさをはばたかせるからだと
しんじていた
そらたかく
くもがゆっくりとながれている
 ....
いつもね
ブラインドが上手く操作できなくて

落ちてきた日がすごくまぶしくて
会社のブラインド下げようと一生懸命
上を見ていました

中々
降りてくれなくて
そしたら長ああああい、途 ....
ずっとずっと子どもたちが熱
ついでに私も熱

私は時々暴れるから
お医者さんで
押さえられなくなったら飲んでね
とお薬をもらいました

お昼は脳を活発にするお薬を飲んで
夜は脳を休ま ....
おまえは

おまえの描きたいものを描けばいい

おまえ

いま自分の絵が好きか?

人の真似は人まねにしかならないんだよ

自分を否定するから苦しいんだ

何で描くことが好きに ....
{ルビ掌=てのひら}にのせた 
{ルビ一片=ひとひら}の恋の花 
千切って夜風に放つ 

そうして青年は 
破れた心のままに 
深夜の断崖の上に立つ 

目の前には{ルビ只=ただ} 
 ....
. ............. .. ... . .......... .. .......... . ... .. . . ..... ........... .. . .... . . .. .... 夜の信号
青緑

一台も通らない国道

やがて
赤に変わり
青になり

また赤になり
青になる

誰も通らない


おーい
みんな

死んだのかい ?



 ....
布団だか
地べただかわからなく
倒れこみ
かいだ匂いは
金木犀

嗚呼
わたしは

それだけで
しあわせ者だ
地面には 
ぺちゃんこのかまきり 
おどけた鎌を振り上げて 

お前は偉いな 

踏みつぶされても 
踊ってる
あなたの上腕動脈の拍動を確認したかったので、今度脈診させて下さい。 午前一時二十分 
列車の連結部近くの狭い一角 
床に腰を下ろした青年は 
震えるドアに凭れて眠る 

( 手すりに{ルビ柄=え}を引っ掛けて
( 吊り下がるビニール傘の振り子 

真夜 ....
夜の海に浮かぶ一艘の船 

荒波に揺られ 
横たわる観音菩薩の白い体の上に 
飢えた犬の垂らす 

赤い舌 
残された わたしは
息をしなければならないと
ごぶごぶと
両腕で水をかきわけながら
溺レル

月も星もない
光なき空の下
コールタールのように
生き物の棲まない
真っ黒い海がうねる ....
風の匂いが
秋の匂い

明日につながる今日は
終わりじゃないから
投げやれない

ちかごろ
葬式の想像ばかり
生きるも死ぬも
自分の思い通りにならない

ギリギリ
義理立て
 ....
 ぬるり とした
 裏切りの手触りが
 みぞおちのあたりをえぐるので

 夕方に食べた くりぃむパンを
 仕方なしに
 吐く

 かつえて にべもなく 求めつづけられる程には
 もう ....
      ――Sに



ばらばらにされる
    (君のせいで)
        俺が歩く その先々で
俺は自らの破片をばら撒いてゆく
    路上に
        天井に
 ....
その者はすべてを悲しくひきよせるという
そして誰も味わえない果実を実らせている
たったひとり)

わたしは{ルビ縁=ふち}の無い波紋であり
行くあてのない
昨日が
おいでおいで
と手招 ....
「糸」

イト



「糸でできたおうち」

イト



「問うたばかりにへこんだおうち」

トイ 



「問い」

トイ
故郷に向かう電車で
斜め向かいに座った男性は単行本に夢中だった

その人が
かつての同級生
しかも
思春期に
恋焦がれてラブレターを送った相手だったりしたら

帰ってきた家で
ほ ....
自転車に乗った風と花
ラジオの道を駆けてゆく
季節は今日も手のひらに
微笑む水を遊ばせてゆく
おいで!パブロフ!!
ワン!!(しっぽバッタバッタ)

パブロフは犬じゃない
パブロフは人だ

待て!パブロフ!!…ヨシ!
ワン、ワン!!(ふんが、ふがふが)

パブロフは犬じゃない ....
デパートに出かけたら。上着を着てるのは自分だけでした。はは。
無駄に冷やしているとしか思えないけれど。
ジャケットは手放せない。無駄に冷やしているとしか思えない。
やさしいとか。おもいやりだとか ....
水底で青くゆれる渋谷
さなぎのおまえが吐く息
夜明けの衣擦れ
天使の痛ましい肉
天使の持つ寂しい性器

いつか
分解作用によって
ぼくらも
この星になる
星影となって
抽象の翳り ....
たりぽん(大理 奔)さんの未詩・独白おすすめリスト(226)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
again?- ピッピ未詩・独白506-11-23
鳩がいました- アザラシ ...未詩・独白5*06-11-18
狂おしいまでに- ふるる未詩・独白12*06-11-16
だから歩いていくんだね、でも今日は帰ろうか- 初代ドリ ...未詩・独白4*06-11-13
宇宙船わたし号- umineko未詩・独白7*06-11-13
わからないことだらけ- ふるる未詩・独白18*06-11-13
おおかみバイク- umineko未詩・独白4*06-11-5
もっと- アンテ未詩・独白206-11-1
2006.10.26_今日の雲は素晴らしかったよ日記- 初代ドリ ...未詩・独白7*06-10-26
2006.10.25の何でもない日記- 初代ドリ ...未詩・独白5*06-10-25
溢れて- 蒼木りん未詩・独白406-10-21
涙ノ星- 服部 剛未詩・独白8*06-10-15
夜汽車- 蒼木りん未詩・独白406-10-14
〈おーい〉- 蒼木りん未詩・独白706-10-7
それだけ- 蒼木りん未詩・独白1306-9-22
標本_- 服部 剛未詩・独白11*06-9-9
新手の告白- アザラシ ...未詩・独白206-9-7
夜行列車_- 服部 剛未詩・独白6*06-9-5
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ito- ふるる未詩・独白6*06-8-18
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ノート(43Y.7・28)- 木立 悟未詩・独白506-8-4
派部呂腑- アザラシ ...未詩・独白306-8-2
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