すべてのおすすめ
こんな世界に眠れる夜なんかあらへん
目ぇ覚めんのか、覚めてへんのか、それとも冷めたんか
そんなこともわからへん
お前がおらんとあかんのや


山しかないようなとこやった
山の向こうに何あ ....
海のない町で
静かに月の海をみあげる
溺れることのないそこは
僕の心を沈めて

耳に木霊するあの声は
よせてはかえし
ゆらゆらと僕の心を

手繰り寄せる
つながる月
つながる夜
 ....
互いの心に根をはって
咲いてくる花がある

咲いた花なら散るのが定め
散った花びら互いに撒いて
毒の花でも祝福を

悲しいときには涙を注いで
楽しいときにも涙を注いで
間引いた葉っぱ ....
擦り切れた指先でなぞる未来も持たず
一瞬の刺激
読み捨てられる雑誌のように
そのために私たちは在るのではない
愛しているという言葉は
搾取するための言葉ではなく
私たちもそれを望んで口にし ....
私にはあなたを焼き尽くすような強さはない
筆圧が愛の重さを表すというのなら
私の愛は軽薄にして
紙面に刻み付けるほどの価値もないのかもしれない
あなたの書く文字が美しくて
それがあなたの愛の ....
楔形文字で時を刻んでみた
シュメール人ではなかったことに気がついた
なので
時を楔形にすることに決めたが
そもそも見えるものでないことに気がついた
亀の甲羅に刻んでもみたが
鼈甲の髪飾りに ....
打ち捨てられてそこにある
朽ちたピアノ
横たわる私
ぽろんぽろんと
雨音と共に
雫が鍵盤を叩く
音色が世界を包むとき
雷が悲しみを切り裂く
思いはどこへ
姿なき君の手をとり
ぬかる ....
砂の上に
時をばらまいた
風が吹いて
時間が流される

帰らざる時の終わりに
横たわる
あなた

打ち寄せる波間は
遠き日の思いを映す

思いが心を焦がす前に
光よ
わた ....
恋は落下するものだ
突然上から落ちてくる
だからって
見上げてばかりじゃ首も疲れる
受け取れても
恋は落下するものだ
やがて手からぽんぽろりん
やがて目からぽんぽろりん

恋と一緒 ....
かつての僕は
あなたという列車を
引き止めるために
真実と真心という
二本のレールを
一本
冒険に変えて
脱線させたものだった

でもそれは一瞬で
多くの人のために
あなたはまた ....
満ち潮のとき
右足を動かし

引き潮のとき
左足を動かす

波と風の楽団をバックに
けだるげな夕日の照明

そうやってわたしは
地球と踊る
ボタンが取れて
心も取れた

はだけた世界に
乱れて飛んだ
あなたの思いは
月に溶けて

宙を舞う力なき手に
ただ一つ
霞だけでも掴めれば

わたしの思いも粉にして
あなた ....
弦が弾け飛んだ世界で
美しい旋律など
ない

ただ
哀れみを乞うように
垂れ下がる世界が広がる

せめてその
あなたの腰部
しろく張り詰めた曲線をなぞり
歌声を響かせる
こんな ....
きみが僕を
心に焼き付けていたら
男前ではないので
さぞ不細工な焼印だろう
でも僕は
焼かれると燃えてしまうから
きみの心には
焼きつかない

きみが詩で
すごいものを作ったら
 ....
あなたの胸に投げたはずの
いつか霞んだ想いの欠片


あめの雫に流れて消えた
いままでここにあったもの


あすの彼方に投げつけられて
いたたまれずに割れていく


あくなき思 ....
水の上に
君の名を書く

綺麗に流れて
心に染みた

涙溢れて
湖に
白く煙る想いは
音声を奪う

つないだ手に
刻(とき)は割れ

言葉はすべて
星になり
行く先を照 ....
揺れる

ただ君の
それは僕の

ざわついた木々

風に吹かれて言の葉いずこ
塞ぐ唇

君を浮かべる
心の


揺れる


掴む腕
求めて止まぬものがあった
そのたびに吐き出したものは
記憶
その彼方に
星になった

明滅する人生とはかけ離れ
燦然と輝いたそれは
暗闇の中で数を増やした
虚空に手を伸ばす

 ....
キスなんて忘れたから
接吻でいい

デートなんて忘れたから
逢引でいい

結婚なんてしたことはないから
土にでも埋めてしまおう

恋人なんて久しくいないから
変人とよく書き間違う
 ....
僕の心の奥底には
握り締めた拳が一つ

君の名前か
君の姿か

生まれる前からその中に

未だにその指一つでも
開いてみようと
したことはない

君が誰と知れぬまま
拳が開く ....
あなたの感情の質量が
空間を歪ませて
多くのものを枯らせてしまうというのなら

あなたはただ一輪 そこにある
泥の水に咲いた花
世界が滅びても そこに 可憐に

周りを囲む者たちは  ....
たりぽん(大理 奔)さんのアマル・シャタカさんおすすめリスト(21)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
あかん- アマル・ ...自由詩21*07-7-12
月海- アマル・ ...自由詩1107-6-30
紅い薔薇- アマル・ ...自由詩5*07-6-2
軌跡鎮魂歌- アマル・ ...自由詩10*07-2-25
最後の雫- アマル・ ...自由詩12*06-12-20
刻印- アマル・ ...自由詩706-10-29
ジャズワルツ- アマル・ ...自由詩1006-7-19
砂流歌- アマル・ ...自由詩1606-5-17
落下散- アマル・ ...自由詩506-5-10
レールと時刻表の話- アマル・ ...未詩・独白406-5-8
円舞曲- アマル・ ...未詩・独白806-4-27
月光蝶- アマル・ ...自由詩1506-4-25
調律- アマル・ ...自由詩9*06-4-3
未知で無知- アマル・ ...自由詩8*06-4-3
投げつけられて- アマル・ ...自由詩406-3-31
静流歌(しずるうた)- アマル・ ...自由詩606-3-4
浮舟- アマル・ ...自由詩906-3-3
時間と空間の結婚式- アマル・ ...自由詩806-2-24
ふみ- アマル・ ...自由詩5*06-1-17
- アマル・ ...自由詩305-12-24
蓮華物語- アマル・ ...自由詩12*05-11-11

Home
すべてのおすすめを表示する
推薦者と被推薦者を反転する