{引用=けれども
私には私がいません
不透明な秋のなかで
落とし物のように透過されたから

風は銀河を
みだりにはせず
根の調べに
いそいそと弾むばかりで

川魚のことや
難読地 ....
詩を書く時、自分の場合どんなふうかを少し書こうと思います。時々、こういう変な気まぐれをおこします。

まず
銀河、という言葉がすきだから銀河ということばをよく詩につかいます。

魚とか青色と ....
日々色付く里

地の守り神である
オオイチョウの頭が染まる

昨日はおとといよりも
今日は昨日よりも
確実に変化してきている葉の色

樹の寿命は長い
何世代もの人間をみおろし
年 ....
喪失は流れ消え
乾き切った胸底に
氷食地形の
研磨された岩石の如く
哀しみの蒼い窪みだけ
鋭く冷たく穿たれる

(愛は
私の中にある
思いを伝達しようとする
すべての努力を
根こ ....
不機嫌な子供の無意識の悪意
自覚がない分、質が悪い
機嫌をとるのも疲れてしまう
自分の機嫌は自分でとるもの
子供にアドラーは通用しない

そもそも心理学なんて
100人いれば100通りの ....
 わたし

わたしが点在している
時間軸は消去され
点と点は結ばれない

ほら、あそこにもここにもわたしがいる
永遠の花園だ
垂直にそれぞれの孔を穿ち
わたしが不断にほどけていく
 ....
檸檬に似た香りがするりと
開け放した窓の向こうから
風と一緒に僕にまきついて
まるで撫でているようだね
君はきっとそんなことはしない
ねえ、これが恋であったら良かったのかな

僕が何もか ....
朝が来なければいいのにと眠りにつく
そして明日がやってくる
その繰り返しが毎日で
苦悩と嘆きは取り除かれない
だけど生きていることは奇跡
もう立ち上がれないと思っても
天使が手を差し伸べる ....
今を静かさが支配している
静かさは私という不安を抱き留めている
私は静かさのなかで震えている

静かさのなかですべては始まるから
静かさがすべてを支配するから

私は吐きそうになりながら ....
また夜が来た
今日もまた
蠢く闇が迫り来て
私の意識を剥奪する
恐怖の時、広がって

ざわめく空間の鼓動は荒く
不動の尖塔は時を串刺す
徘徊する黄色い犬達の
赤い舌がぬらぬら波打ち
 ....
感謝はとてもレベルの高い幸福感
いろいろなことに感謝するとき
私の生命力は満たされる
紙飛行機じゃ重そうだから、かみひこーきを飛ばそう。
ひらがなを覚えた頃の、あの、とてつもなく軽い心で。
樹間から
覗く秋晴れの青、
ふるふる震え
金木犀の香が舞う夕べ、
時はすっかり透き通り
遠い記憶を辿りいく

)何があったか
)細かいことは忘れちまったが
)ただ喜びと懐かしさだけ
 ....
魂の風うららかに萩の里 🍂


コスモスと一生暮らす{ルビ鄙=かたいなか} 🌺


人みんな父あり子あり街の秋 👨‍👧


会いに来て逢えずに海へ風一路 🌊


はから ....
「千羽鶴」 作詞 横山 鼎 作曲 大島ミチル 

式の終わりに際して地元の少女たちによって合唱される。悲惨で哀しい出来事を表現したこの歌は決して哀しみだけを閉じ込めて表現されてはいない。それが ....
持ち場のパートナーに「気持ち悪い」と言ったら、
言われた人がどう思うと思いますか?と返事が来たけど日本語が苦手な日本人のようで
「あなたが嫌い」が伝わらなかったよう

面倒くさ。

小学校 ....
ようこそ 52億年の誕生を迎える今日という日の門出を祝します。
  パスをお待ちのあなた宛にここから先はシアノバクテリアがお供いたします。
     緑藻一面晴れ渡る空  海岸線は紫色の塗 ....
  )サラ ? 目が覚めたのね。 
エシャロットとベーコンのスープを口にしたのは床に寝ついてから二日目の朝だった。
叔母のエミーは料理をテーブルに置くと狭いベットのわきをすり抜けてカーテンを引 ....
音もなく頑丈な扉を開き、入ってきたのは見覚えのあるような皺だらけの中年男性だった。
署長自らが直々に連れて来たので位の高い人物なのだろう。署長は軽く会釈を済ませるとわたしを指さしてすぐに出て行っ ....
最初に狙ったのは豚野郎でした。次に手を汚したのは芋野郎です。鍋に蓋をしてお釜で煮込めば消えました。お粥はいいなあ。茶粥には甘藷の薩摩芋。甘い芥川塩!コンニャク芋ではござりませぬ。蝗の佃煮。味噌 .... みさめがふりつづけばつちはながされて
                 わたしがうまれた
由来から植物は埋もれ酵素も分解されて
              腐食の生きものたちがはみ出してくる ....
テレビのボリュームを下げる頃には晩酌の酔いもすっかり覚めている。
眠気を通り越してしまう         小腹も空いてきたよ、なんて
     と思って近い台所をあさるのだ。 (すがやかほれば ....
細くて固い冷たい手術台の上で仰向けになる。「さあ、数秒後には深い眠りにつきますからね」。 そう麻酔医から促されると全身麻酔を受ける患者が看護師に言い放った。 ‥このまま眼が覚めなければ幸いなのかな .... 共同という文字が言葉で解釈されれば如何に脆いものなのか。この汚物に溢れた便所や流し台の散乱ぶりを見れば大凡見当はつくのであろう。ひとたび配水管の流れが止まればもうこの有様なのである。   by 多 .... 物産展の下見に行くとよく似た女性を見かけた。地元のブースだったので声をかけようと思って近づいたら人違いだったので挨拶だけにした。  by 多児真晴

‥‥女もね、結婚したら見方は変わるのよ。少 ....
1945‥あ、変更シティ‥ これから珍問答をするから少しの間我慢してくれ‥‥と男は言った。   卍

(B)なんできみは空ばかり見つめてるんだ?
 (A)僕は空を見つめてはいるが空は意識して ....
小市民である人々が規律を破るのは致し方ないことである。全体に及ぼす規律の影響よりも、あくまでも個人の利得を優先させたいのである。そのような過ちを繰り返すことによって処罰もまた厳格化されるのであろう .... ‥今日は久しぶりにオーディナリー*な気分よ。 それにしては一丁まえにオメカシして‥彼女は軽く微笑みながら真向かいに腰を掛けた。1メートルと少しくらいかな。ズレかけたマスクを鼻先まで戻して僕が言うと .... 虚無は底を打つ。殴りつけ罵倒しながらわたしはこの地を去って行く。蒐集家、乱暴な男。銭は底をつき廃墟に見送られ一人見知らぬ場所で客死するのだ。   etc.by 胡蝶(多児真晴)

使われない物 ....
‥‥とは
まるで忘れられた安置所のようではないか
、重い気圧の層に押しつぶされそうだ。
外はなまぬるい雨が降り続く、暗渠の下
服を脱ぎ捨て飛び出してやろうかと思う、ひとり、
  、わたし ....
stさんのおすすめリスト(742)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
愁思と不在- 道草次郎自由詩9*20-11-3
詩を書くこと- 道草次郎散文(批評 ...9*20-10-28
オオイチョウの樹- 道草次郎自由詩6*20-10-27
燃やす(改訂)- ひだかた ...自由詩620-10-26
機嫌をとる- 無限上昇 ...自由詩420-10-24
名無し人- ひだかた ...自由詩620-10-24
文殻- 鳴神夭花自由詩320-10-24
その1歩が明日を繋ぐ- 無限上昇 ...自由詩420-10-23
静かさ- ひだかた ...自由詩620-10-21
恐怖の輪郭- ひだかた ...自由詩420-10-18
感謝- 渡辺亘自由詩120-10-16
かみひこーき- クーヘン自由詩7*20-10-12
遠い記憶- ひだかた ...自由詩720-10-3
秋の愉しい散歩道- 道草次郎俳句4*20-10-3
長崎原爆犠牲者慰霊平和祈念式典- アラガイ ...散文(批評 ...4*20-8-11
さよなら- 鵜飼千代 ...自由詩3*20-8-11
葉緑体宣言- アラガイ ...自由詩4*20-8-1
「burning,Banksy」- アラガイ ...自由詩2*20-7-31
魔の清算_1(対話編)- アラガイ ...自由詩6*20-7-28
火性の足跡が凹地に広がって- アラガイ ...自由詩2*20-7-27
もの語るの虚と真実- アラガイ ...自由詩12*20-7-22
道すがら- アラガイ ...自由詩10*20-7-20
狂気と才気の狭間- アラガイ ...自由詩5*20-7-18
文芸アラート- アラガイ ...自由詩2*20-7-18
「コロナ博**」- アラガイ ...自由詩3*20-7-17
火星トイレ- アラガイ ...自由詩2*20-7-16
「美道具」醜い器- アラガイ ...自由詩5*20-7-15
除湿礼賛- アラガイ ...散文(批評 ...2*20-7-14
夢の断捨離- アラガイ ...自由詩3*20-7-13
即興詩「独白」- アラガイ ...自由詩4*20-7-8

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25