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どうやら
うつ状態らしい
見かねて
モスバーガーを奢ってあげた
これが
今のぼくにできる
精一杯だ
オニオンリングは
案の定
バラバラになり
だけど
食べてる間
ずっと
ポロ ....
ビニール袋を
引きさくときの
あの
うれしそうな表情

あぁ
トトはね
さくばん
八木重吉さんの詩を
もくどくした

さめざめとなき
青いてんきりんの柱ノように
しばらくなっ ....
雨粒がポタリポタリと落ちるのを
ショッピングモールの四階の暗い駐車場で
一緒に見ていた
やわらかい君の太ももはあたたかかった
じっと雨粒を見つめているその長めの睫毛は
ぼくにとてもよく似てい ....
雪見障子からの陽は記憶している

あばら家の

たじまはるの中庭には

ミドリガメと田螺と湿っぽいツワブキ

があった

近所の原っぱでは

よく

空がひっくり返っ ....
*

まず、赤いフタの大きなアルミ鍋に七分目まで水を入れ、中火と強火の間ぐらいの火加減で湯を沸かす。五分ほどすると、プツプツした細かい気泡が上昇し始め、水の表面が微かなプルプルに満たされるようにな ....
役立たずの大根の種、それを見極める方法を知っておられるだろうか。
それは、水に浸してみることだ。
しばらくするとプカプカと浮いてくるやつがある。それが、たぶん高確率で芽の出ない種だ。中身がスカスカ ....
手のひらの丘を
橇に乗ったヒグマが滑って行く

なんとなく
ユング派にかかりたいと思う

未来の博物館では
ヒトの剥製が祀られるだろう

良い詩をたくさん知っている
ぼくは不眠症だ ....
詩のありがたいのは、何でも、色々と思いのままに書ける所です。

一枚の白紙さえあれば、好きなことを好きな具合に書けますし、誰に遠慮することも無いのです。
すごく、その事が、単純に宝物のように感じ ....
粉砂糖のようにやさしくすなおに落ちる雪が、このうちの庭をガトーショコラな大地の一切れとしてしまう。多くの魂が自分の洞窟を探検することに疲れたこんな朝は、片田舎の駅舎にある筈のガスストーブの暖かさが欲し .... {引用=『ことばにできない宇宙のふしぎ』48番目のセンテンス「太陽は典型的な恒星〜The SUN IS A TYPICAL STAR」に次のような記述を見つけた。

「太陽は、毎時82万8000k ....
蝶番が何億光年か先にある大きな部屋では
たくさんのことが大変だ

想像してみて

太陽系はその部屋の住人の
鼻の穴の鼻毛のそよぎのようなもの
鼻毛を横切る彗星とアポロの夢
エウロパの謎 ....
どんどん
書けなくなる
次第に
言葉の壁が四方から迫ってくる

盗掘したわけではないのに
インディージョーンズでもあるまいし

スナイパーが潜伏しているらしい
フレーズの ....
自分は、昔からサイエンス・フィクションを愛してやまない人間であった。昨日、ある詩人の方が投稿された詩を読んでいて、忘れかけていたそんな思いが胸のうちに甦ってきた。

自分はかつて夢を見ていた。SF ....
{引用=「アルタイル(ひこ星)」

めをつむると
いたって
砂さばくです

ずっと
ふたはあけた{ルビ儘=まゝ}

眼には
さぼてんの花

{ルビ如何=いかん}
せん
いか ....
{引用={ルビ襷=たすき}がけの
やわらな眼にて
なぞるのは
左岸の萩
たれては
波にことごと
忘却をすて
むらさき色した瞑想
その
ひと房の
ながれては寄る


にぎ ....
{引用=けれども
私には私がいません
不透明な秋のなかで
落とし物のように透過されたから

風は銀河を
みだりにはせず
根の調べに
いそいそと弾むばかりで

川魚のことや
難読地 ....
詩を書く時、自分の場合どんなふうかを少し書こうと思います。時々、こういう変な気まぐれをおこします。

まず
銀河、という言葉がすきだから銀河ということばをよく詩につかいます。

魚とか青色と ....
日々色付く里

地の守り神である
オオイチョウの頭が染まる

昨日はおとといよりも
今日は昨日よりも
確実に変化してきている葉の色

樹の寿命は長い
何世代もの人間をみおろし
年 ....
魂の風うららかに萩の里 🍂


コスモスと一生暮らす{ルビ鄙=かたいなか} 🌺


人みんな父あり子あり街の秋 👨‍👧


会いに来て逢えずに海へ風一路 🌊


はから ....
stさんの道草次郎さんおすすめリスト(19)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
窓越しの桜- 道草次郎自由詩13*21-3-29
トトより- 道草次郎自由詩321-3-26
笑顔- 道草次郎自由詩10*21-3-21
透明なブルーと荒野- 道草次郎自由詩2*21-3-19
スパゲティのための試論- 道草次郎自由詩6*21-3-18
大根論文- 道草次郎散文(批評 ...4*21-3-6
インソムニア- 道草次郎自由詩6*21-3-1
詩の良いところについて- 道草次郎散文(批評 ...3*21-2-24
- 道草次郎自由詩5*21-2-17
銀河とスポーク- 道草次郎自由詩220-12-7
とても広い部屋- 道草次郎自由詩320-11-17
言葉の壁に挟まれる(!)- 道草次郎自由詩120-11-14
苔生した遺跡群の中の「SF(サイエンス・フィクション)」- 道草次郎散文(批評 ...5*20-11-11
『冬の星座』のために- 道草次郎自由詩420-11-10
立冬と幻の岸- 道草次郎自由詩420-11-7
愁思と不在- 道草次郎自由詩9*20-11-3
詩を書くこと- 道草次郎散文(批評 ...9*20-10-28
オオイチョウの樹- 道草次郎自由詩6*20-10-27
秋の愉しい散歩道- 道草次郎俳句4*20-10-3

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