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{引用=先生、わたしには尊厳なんて無いですよ
もともと与えられてはいないですよ
市民たちの娯楽のために生まれてきたようなものです
それがなぜなのかはわからないけれど
存在していることが非常に苦 ....
少女は米国国旗柄のカイトを揚げて
LAの隣町の小学校の凧揚げ大会で優勝した
どうでもいい顔をして校長先生からみんなの前で表彰される
もうはずかしくて居たたまれず消えてしまいたかった
学校が ....
こちら都会の外れから
見ると 帰っていく今日が置いてく 星一つ
{ルビ夕星=ゆうずつ}だ 星は
星は 星は 星は「無い」
とよそ者、に軽く云われる 云われながら
星は
星よ泣くな 私がわか ....
ずいぶんと良くなってきた肋骨の骨折り損と笑えるほどに
あたらしいメール友達さびしそう返信探すわたしもさびしい
会いたいとも思ってるけどと口ごもるメールが届く 真実の声
か ....
扉のそとの明るい闇に
つっかけ一つで飛び出すと
石焼きいも屋さんがいた
おいちゃん、わたし千円持ってる
三つあげよう 特に美味しいのを選ぶからね
家には人間は一人しか待っていなかったけれ ....
2017きらきら〜.。☆
禁煙したらきらきら〜.。☆
だから今からきらきら〜.。☆
とわの明日まできらきら〜.。☆
石っころ
おまえを蹴っ飛ばす
花よ
おまえを踏みつける
けれども
踏ん張れ石っころ
けれども
立ち上がれ野の花よ
そうして私に教えてほしい
身をもって 意気地を
それでも、 ....
しあわせ って意味も知らずにそれでも
その響きに惹かれて 微かに瞬く
ひかりを 疑えなかったのだと思う
決意をして 決意通りに堪えて生きてきた
泣いて泣いて泣いて泣いて いまもまた
わたしは ....
タイトルは『浅き日のこと』そして『高野ヨウ』をペンネームとして出版社に持ち込み自分を賭けてみたい小説の原稿と今夜もまた向き合う。『――彼女は「またね!」と言ったはずだし、ぼくだって「さよなら」とは言 ....
唐突に額にあてられ
あのほんものの乾いた音とそして衝撃が走る
ある時にはいつ棲みついたのか
恐ろしい姿の鳥のようなそれがあたまのなかで奇声をあげて鋭く蠢く
先生は ほんとうではない、と教えてく ....
しなくちゃいけないことを
「ぼんやりと思う」の引き出しにしまってく
そして冷蔵庫から夢を取り出して有難くいただく 美味い。
これだから夢はやめられない、と遠くをみながら
眠り羊のラムネをさ ....
それをやめる捨てるそして
夜空を想う
お月さまは三日月 腰掛けてみる
見下ろすと海 きらきらと
たくさんの星の棲む
ダイブする どこまで行っても
きらきらと瞬くさやか
ばかりのなかをお散 ....
(こういうときに)
いつも見得てくるのは
石っころばかりが転がってる原野
曇っていて 夜ではなくて
怖さやさびしさは ない
色彩の灰色な単調さのなかに唯一
そよぐ一輪のあおい花があって
....
いつか(あした)ミカってひとと
お友達になるかもしれない
電話番号を
交換し合うかもしれない
そしたら正直に
わたしお友達がすくなくて
だから携帯がうれしいなって
そこまでは言う、あとも ....
きみは見ているよね
たぶんその瞳はすみれいろをしている
ずっと追いかけていた きっとこれからも
忘れられない日日があって
忘れない日日があって
見つけたのは私 運が悪かったときみ、諦めて
....
弥生生まれの小鳥の日日は
{ルビ父母=ちちはは}恋しい空でした
弥生生まれの菫の日日は
暴雨を忍ぶ{ルビ詩=うた}でした
弥生生まれのヒトの子の日日は
シチューが好きな{ルビ私=わた ....
かなしいさびしいでは
最大公約数としてしか判らない
と言われたって
余裕あるわけないじゃない
さらにポエジーも忘れずになんて
がんばったけど
リサイクルショップから着払いで戻ってきて
咄 ....
会いたいあなたがいる
きょういる
いまいる
けれど
会えないあなたがいる
きょういる
いまいる
きょうのいまのこの風の吹く夢のなかに
つらい
大切な言葉なんだろう
滅多にゆっちゃいけないんだろう
切り札なんだろう
切符と言えるのかも 愛よ
また遠ざかったらしい
また薄めてしまったらしい
それでもほかに なかったです ....
夕陽はきっと溶けるように
水平線に抱擁されて 海の底
人魚の里で明日を孕むのだと思う
そこでは どんな哲学をさかのぼっても
たどり着けないとわをしる風が
淡水の泉を可愛がっている
つぎつぎ ....
わかってることを皆捨てわかりたい母さんの愛と実家のごはん
産声を一人で聴いたわけもない産んだあなたも聴いてくれたはず
母さんと書くの容易く母さんと会える会いたい会えないたぶん
....
わかるよ
わかってない
わかる
わかっていない
わかっているよ
簡単に言わないで
(…言って)
新しい機種の待ち受け組み立てる夜が楽しい私の電話
携帯を握り未明にひとりきり誰かこたえて世界は在ると
空が教えてくれるはず
いのち本来のあり方を
だからこんな穏やかな秋の日には
青く輝くひかりの空へと
いっそ身投げしてみたい
わたしはそう、思うのです
どのひとにも
一途な恋心を抱けないままに
わたしのこころを占めてきたのは
往時の少女だった
生きる糧であり
源泉であり
なにもかものすべてだったと
いま 振り返ってみても
わたしは ....
あなたはコバルトブルーをみていた
隣でわたしはあなたをみていた
夢よりも夢 涯を超えて夢
異国の太陽はその日
確かな二つの影をほがらかに謳い
風は七つの空から燦燦と
かつてを想うあなたと
....
決まった額面の配分に狼狽えて
冷や汗が出て来た から
雑貨のコーナーを見て頭を冷やそうと
綺麗な舶来のポストカード とか
大好きな粉引の器とか
アンティークのあるいはヴィンテージの
あるい ....
国語算数理科社会、音楽・図画工作そして体育のほうも…
――全部を少しずつ、でなくていいんですたとえば
漢字を一週間に十個覚える、それだけでも。
あとはできれば何か一つ、教科とは無縁でも構いません ....
思い出になった 沢山の雨の日々
あたし 傘ふたつ持って
バス停まで
ひとつは差して
ひとつは握りしめて
お迎えに行くひとがいた
お迎えに行くと喜んでくれるから
お迎えに行くと頭を撫でてくれるから
....
えば・るーじゅはわたしにだけみえるらしい
でも えば・るーじゅはほんとに居る
彼女のことを信じてほしくて
きょうは一日描いていた
えば・るーじゅはこんな女の子
えば・るーじゅの目は優しくって
彼女 ....
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