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わたしは雀になりたいと
何篇かの詩を書いている
わたしは骨になりたいと
一篇ばかりを書いている

ため息の日々に窓をみて
頬杖ついてしみじみとね
愚痴事ばかりの詩歌では
いけないなぁと判ってる

わた ....
一生懸命だった夜
沈黙ってこと考えた夜
意味のあることの無意味に無邪気に向き合った夜
丸腰なんだからと強気で弱気だった夜

一生懸命泣いた夜
偉いってこと考えた夜
言葉は言葉は言葉は言葉 ....
ジャンがみててくれる部屋で
どこも痛くなく暮らしたい
ジャンがみててくれる部屋で
どこも寒くなく暮らしたい

神さまがみててくれる部屋で
どこも痛くなく暮らしたい
神さまがやさしくしてく ....
夕日が沈むよ
きょうが死ににゆくよ
西が自分の墓場だと
ちゃんと知っているんだね

私には自分がわからない
舵取りもできない
そしていつかはこのまま
失ったまま終わるのだろうか

 ....
きょうという日に
かなしくて
きょうという日は
きょうだけだけれど
きょうという日は
いつでもよい
きょうという日
と書くけれども

紛らわしいよ、暦のせいで
きょうという日に色眼 ....
わたしにお母さんが居たら
うんと甘える
まず確かめてえっと
うんと甘える
夢じゃないよね

お母さんが居たら
お母さん!
って呼んでみたい
そしてなぁに薫ちゃんって
わたしの顔を
 ....
不注意でピカルディを
生まれて初めて割ってしまった
その刹那あなたの姿が帰ってきた
絶対に大丈夫と思っていた強化ガラス
この世に絶対なんてないと言いたかったのか

絶対にわたしよりも先には ....
うたうべきはポッケのなかへしまいこんで
なみだだけを友達に夕焼けを待つ
そんな女の子がいたんだけど
そうそれは十二年前のこと
その子にもしもまた会えたならきっと
今度こそうたってねって頼もう ....
口笛が苦手だった
草笛はもっとダメだった
シロツメクサの冠も
首飾りも夢で終わった

風がみてたそんな時代
いまは遠くわたしが望む
たぶん背丈は六歳の頃
レンゲソウが頷いていた

 ....
ジャンと目が合うようにもなって
この子がフォトジェニックじゃないことにも気づいてきた
カメラの一つしかない目じゃだめだ
人間の二つある目でないと

だけどねジャン
君を紹介したくて
きょうもケータイを ....
空をあおいでも
それでも足りない日には
年輪を刻んだ自販機に
たずねればいい
コインの用意はいいかい?
きっと応えてくれるから
躊躇わずに
それ、
買いなよ
いのちが潤うよ
どんな ....
原風景は黄金に実った稲穂が
風に揺れて波立つというものだった
背丈のままの記憶のままに
そのことを思い出したのは

ずいぶんと移ろったのちのことで
恋しがってもすでにそれがどこで
のこと ....
忘れないでね
忘れないで
わたしを
待っていてね

待っていて

遠くの星に奉げる
ちいさな祈りひとつ

さだまらない明日を
見ないふりは
するまい

歩いてきた道を捨てる ....
鵜飼千代子さんのもっぷさんおすすめリスト(73)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
2015.01.27(独白)- もっぷ携帯写真+ ...515-1-27
夜を駆け抜ける- もっぷ自由詩414-10-26
暮らし- もっぷ自由詩614-3-31
空には星が- もっぷ自由詩914-1-28
処方箋一篇- もっぷ自由詩313-12-24
シチュー- もっぷ自由詩1013-12-3
ある一つの情熱の- もっぷ自由詩11*13-11-24
会いたかった- もっぷ自由詩613-9-27
ことのしだい第二楽章- もっぷ自由詩613-5-5
「、」- もっぷ携帯写真+ ...313-5-2
効くよ!- もっぷ自由詩712-12-15
原風景- もっぷ自由詩512-9-19
遠くの星に- もっぷ自由詩312-9-16

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