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なまぬるい くひねろうかと かぜのよる

むしのこえ よんどころなく かきさらし 

これしきと はをくいしばり むかうふゆ

くりすぱあ つぐたけのはる きゃすないん
 ....
チューリップ咲くも笑うもお上手ね


花冷えにパチンコ屋めとホゾを噛む

外干しでテンション上がる風光る

春眠を終えると君のいない部屋



缶ビール片手に憂いの花を見て
 ....
夜寒さの無音の部屋で飲む焼酎

薄陽射す花野広がる忘却の果て

ひたすらに草を食む牛只在りて
秋晴れや雲なき空の青深し

汝が静か深まる青に吐息つく

秋深まり君なき夜の銀河濃し
針ひとつ氷の辺に立ちつくす



夕暮れに黒の交わる底翳かな



ひたひたと夢の終わりに生える藤



凍る夜と凍らぬ月の影ふたつ



断崖は枯 ....
寂しさを忘れ忙しがる

言葉笑い 言葉失う

一人 一人女房泣く

くもなくさみしい晴れの空

友は猫ウォヲシュレット

だからなんだとテレビのニュース
一滴の水を両手で受ける 空仰ぎそっと息吐く 胸奥に
オドロキ襲えば
世界は在る


在る世界
気力の萎えて
色褪せる


魂の
震えは麻痺し
狭間に立つ


狭間に立ち
眺める界は
遠く近く


キズケル ....
残響と
一体化する
内深く


木霊降る
雨音遠く
懐かしく


精神の
木霊と一つ
沈み込む


蝉の鳴く
命の響き
身を震わせ


無情にも
有情は響く
 ....
{ルビ断頭台=ギロチン}に葛ちらせて{ルビ骸酒=むくろざけ}



片目あけ光の血まみれ五月雨夜



岸に降るけだものひとり振り返る



撃てと ....
さきにシャワー浴びてきなよとひとりごと 竹馬で川を渡りて登校す 苔の花地獄の雨のぬるさかな どんなに横を向いても春が微笑んでいる 手賀沼やキラリ水面に春来たり

菜の花や見舞いの窓に陽の光
すでに女子じゃないから助詞会ひらき

へとからでよりのにとやらかなりだの

一、一、いきつくさき正の位置について

角ばった字裏のドブ川ながしましょ

あしもとにほしぼしのな ....
粕汁の椀や更生保護施設 玄関に靴がいっぱい笑初 赤青黄 三つ目マスカラ 霜まつ毛 白菜で一本つける宵の口

鍋囲む湯気の向こうに赭ら顔

年の瀬や首すくめたる曇り空
今朝の春オレに話しかけてくるな 双六に玉砕の升ありにけり 冬の園悪法作り無くす支持 明け方の雑な会議や散る紅葉 厚着して父の生前葬へ行く 海底の遺跡の上に初時雨 痩せ我慢するのをやめて冬支度 履歴書にプリクラ貼るや木の実降る きな臭く悲観肥ゆる秋


乱視が活字を嘲笑う


打算誤算で心が消散


なーんだ怠惰まだ居たもんだ


傷にならずに済んだ夢


チュールがシュールに揺れる脚

 ....
鵜飼千代子さんの俳句おすすめリスト(123)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
なまぬるく- AB(な ...俳句319-10-11
春本番- 秋葉竹俳句319-4-9
無心- ひだかた ...俳句4*18-11-22
秋空- ひだかた ...俳句13*18-10-13
冬と喪心- 木立 悟俳句318-5-9
独りぽっちの自由律- ……とあ ...俳句218-2-7
渇き- レタス俳句417-2-15
満月- レタス俳句417-2-12
境界域- ひだかた ...俳句516-9-27
残響未知- ひだかた ...俳句216-8-27
二季応禍- 木立 悟俳句516-6-29
さきにシャワー浴びてきなよとひとりごと- 北大路京 ...俳句914-8-5
竹馬で川を渡りて登校す- 北大路京 ...俳句714-7-4
苔の花地獄の雨のぬるさかな- 北大路京 ...俳句3*14-7-2
【自由律】春1- ハァモニ ...俳句1*14-4-15
春二題- ……とあ ...俳句10*14-3-25
それはそれとして、 - 阿ト理恵俳句5*14-1-30
粕汁の椀や更生保護施設- 北大路京 ...俳句214-1-19
玄関に靴がいっぱい笑初- 北大路京 ...俳句814-1-13
冬の交差点- Neutral俳句114-1-6
冬三題- ……とあ ...俳句4*14-1-4
今朝の春オレに話しかけてくるな- 北大路京 ...俳句414-1-1
双六に玉砕の升ありにけり- 北大路京 ...俳句313-12-29
冬の園悪法作り無くす支持- 北大路京 ...俳句413-12-5
明け方の雑な会議や散る紅葉- 北大路京 ...俳句413-12-3
厚着して父の生前葬へ行く- 北大路京 ...俳句213-12-2
海底の遺跡の上に初時雨- 北大路京 ...俳句613-11-14
痩せ我慢するのをやめて冬支度- 北大路京 ...俳句313-11-4
履歴書にプリクラ貼るや木の実降る- 北大路京 ...俳句213-11-1
「きな臭く悲観肥ゆる秋」自由律十篇- faik俳句7*13-10-18

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