【日を追って身を縮めたる朝顔に百年生きたような蔓有り】
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  ※オーシャンブルーという名前の朝顔だと思いますが、
   とに ....
負荷こそがいつかこのバネ弾かせる強くなりたい強くありたい

ピカピカがゴワゴワになりクタクタに心地いいんだ君はデ・ニ・ム

人妻というだけでなぜか色っぽい ただの妻にはトキメカナイよね

 ....
ひと巻きをよけいに編みしマフラーの愛はちょっぴり重いのがいい

いいこともわるいことも君がそばにいてくれるのなら全部いいこと

来た道をまた帰るだけ簡単なことができない恋は球体


{ ....
{画像= 111225210311.jpg }
あたいたちの
時間は
人間なんかのそれより
短い
というより、速い
命短し恋せよ乙女なんて
悠長に歌なぞうたってたら
あっというまに
 ....
{画像=111225214607.jpg}
淡雪に似ている
さよならのカタチ
静かに
ただ降るだけで
積もらない
積もらせてみたってしょうがない
そんな淡雪

忘れなよ

吹雪 ....
さあ、
詩を書こうと思ってひねり出す言葉と
太陽を浴びて
じわりと体温があがり
沸騰はしなけれど
静かに蒸発してくものを
理科室にあるような
ガラスで出来た清潔なフラスコに
再度集めて ....
特別切れなくてもいいんです
まあまあ切れればいいんです
私にとっての
刃物なんてそんなもんです
特別上等でなくてもいいんです
そこそこ切れればいいんです
それで
用は足りるのですから
 ....
私は
鏡の中で火傷の痕を
そっと
指先で確かめる
年月を経て
それは大分薄くなって
セピアに変色した
フォトグラフを連想させる
右頬に
てん、てん、てんと
程よい距離を置いて存在す ....
【わいぱあ】を
最速にしても
効かない
激しい雨が
フロントガラスをたたいていく

きっとこんな風に
前後不覚になるほど
ぐちゃぐちゃに
泣ける人は
幸せなんだろうなあ

思い ....
君が唄う愛のうた
もう
歌詞さえ忘れてしまったけれど
確かに
君は唄っていた

窓辺のひだまりに置いた
鳥かごの中で
無邪気に
金糸雀が{ルビ囀る=さえず}ように

石造りの ....
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恋をすると
人は弱くなる
いつか失う
その日のことを思って
砂糖菓子のように
もろくなる

恋をすると
人は強くなる
この一瞬こそ ....
けたたましい目覚ましの音で
新しい一日が始まる
レプリカントのスタートスイッチが入る
洗濯機がしゃべる
電子レンジがしゃべる
TVがしゃがべっているのは
今日の天気予報
くもりのち雨
 ....
針葉樹が生い茂る
森の奥深く
みづうみがあった
風もなく
濃緑(こみどり)をたたえた湖面は

同時に
境界


そこに映る景色は
さかさま
あたかも
そこに
もうひとつ ....
足が痛む時
私は足の存在を感じる
手が痛む時
私は手の存在をみつめる
心臓が痛む時
私は心臓の在処を想う
痛む時は
普段忘れているものたちを
思い出させる
誰かからの電気信号なのかも ....
プールの底に
小さな小さな亀裂が出来ました

最初は
気づかぬふりをしてしまえるほど
ささいな亀裂でございました
そこにあっても
あると言わないかぎり
ないことにしてしまえるのは
致 ....
小さなガラス壜の中は海
群青のさざなみでゆらめく

海をコレクションする女は
孤独であるけれども
絶望的に孤独ではなかった
本当の海まで
もはや歩いていくことは不可能
この部屋から出る ....
リリィ
あの娘は私のことをそう呼んだ
いつまでも友達よって
つぶらな瞳が笑ってた
毎朝
私の髪を象牙色の櫛で梳かし
樫の木の椅子に座らせてくれる
あの娘は私にいろんなお話をしてくれた
 ....
薄暮に出現する影は
限りなく
薄い
太陽が西に消え
その魔力から
逃れた
サターンが
息を吹き返す

何処へ
行くのですか?
柊の赤い実が
真面目な顔して
問う
ええ、この ....
ベイビー
あたしのことをそう呼んだのは
最初の飼い主だった

本当の名前はコインロッカーベイビー
長い名前はめんどうなので
いつしかベイビーになっただけ

生まれてすぐ
まだ眼も開い ....
折り紙
あなたは何を折りますか?
折り鶴
空へ飛ばしませんか?

紙を折れば線がつく
たとえば人生が一枚の紙であったなら
線の数を讃え合いましょう

紙を広げれば最初からやり直せる
 ....
宇宙国銀河太陽三丁目地球日本師走なう。

癒されて励まされてるひだまりのような笑顔にそっとありがとう

太陽をたっぷり吸った綿布団幸せもっと増やす気がして

冬の朝鍋の湯気にて温まり「 ....
現実を超えた現実を生きている

尖頭恐怖症の男が言う
僕は丸い世界に住みたいのに
なぜか
角度がせまってくるんだ

君のその細い指さえ
心臓をつら抜く槍になる
空から降る雨さえ
脳 ....
今日の議題は今日の空! 昨日でもなく明日でもなく

誰にでも優しい男がいたけれどこの空みたいと思えばよかった

命って一人がひとつ持ってます持ってる間は生きています

病室の四角い窓が今朝 ....
舗石の下には砂
自由の下には旗
投げつけられた火炎瓶
怒号、
硝煙、
五月革命のパリ

嘘つきアルベール
誰しもあなたのことをそう呼んだ
真実ばかりじゃ息がつまっちまう
たまには嘘 ....
「平和な時代のこの国に
生まれたことを感謝しましょう」
先生は言うけれど
教室の陰惨ないじめを知っちゃいない
もしくは知っても知らんぷり
そのうち開き直ってふざけてるだけだとすり替える
次 ....
そらの珊瑚(985)
タイトル カテゴリ Point 日付
My garden短歌2+*11/12/28 20:18
バネじかけ短歌3*11/12/27 13:57
恋は球体短歌9*11/12/26 11:23
猫時間自由詩9*11/12/25 8:31
さよならのカタチ自由詩8*11/12/24 10:43
一枚の布のように自由詩9*11/12/24 9:55
刃物自由詩9*11/12/22 9:24
しょっぱい宝石自由詩9*11/12/21 9:48
わいぱあ自由詩4*11/12/20 8:40
愛のうた自由詩11*11/12/18 10:08
亡き恋人のためのパヴァーヌ自由詩4*11/12/16 22:55
沈黙恐怖症の恋人自由詩7*11/12/9 11:31
みづうみ自由詩10*11/12/7 10:22
痛む時自由詩12*11/12/6 12:23
プール自由詩4*11/12/4 17:18
てのひらの海自由詩8*11/12/3 9:42
視線恐怖症の人形自由詩6*11/12/2 10:20
薄暮に自由詩5*11/12/1 10:23
閉所恐怖症の猫自由詩6*11/12/1 8:17
折り紙自由詩11*11/11/30 9:56
師走なう。短歌411/11/29 22:40
尖頭恐怖症の男自由詩4*11/11/29 22:19
今日の空短歌6*11/11/29 11:44
嘘つきアルベール自由詩10*11/11/29 11:06
エゴイスト自由詩6*11/11/28 10:30

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