太陽の何にもない失業者の
眠りに落ちる 夜の
街に 時間は光る 私の
いつものとても 悪気のない
世界が晴れている 角の向こうで
今日もパチンコ屋は賑やかで 太陽をいつになく出す
....
今日も私の気は気づかされる。それは確かなのだろうかと思わされる。しかし今日も帰るだけだ。何もすることすらないだろう。私は今では家の意味すらもないのだろう。会社にクビにされたばかりだった。誰のことも何も ....
久しぶりであることを
今日は食べた ほんの少しの阿波踊りには
口の苦みを残した 牡蠣の中にはじけた
考えてみれば 生牡蠣としての
牡蠣だった この意味としての
牡蠣だなんて 下北沢に ....
ノートに幹が
木陰が倒れる 転がる車をなくして
コインの葉から
水が転がり落ちていく 赤色の靴を
茶色がなびく なびきながら人が転がる
靴が倒れている 鳥と話しをしようと 飛んでいく
....
魚が 跳ね
池の周りに 津波ができる
白の波紋が 広がっていく
ブラックバスも 跳ね回って
尾びれが 水面に絵を描く
川面では カブトや
クワガタが 飛び交っていった
アブラゼミも ....
出かけよう 国産である 新聞紙としての
自分自身である 今日一日が崩壊をしているだけ 見物をさせられながら
破壊としての至近距離を 新聞紙のことすら知らない
表紙なのであるから ラジオを広げ ....
シルエットは 恐らく
空をみあげる 男
短い髪が 揺れている
道の上で いつも
ひとり 見つめる
通り過ぎていく 女を
ガードレールの 手に
ほんの少し 休息を知る
水際に 今日の ....
1.
・多くのりんごにとっての梨は甘い。
・みかんは酸っぱい。
・この多くの人にとっての論はしかしスイカを甘いとすると、成り立たない。
・私は人は甘くないと考えさせられる。
2.
・A ....
割り箸に焼きそばを工業化私には感じ食ってる手の新聞紙面は
なくしては見ている風の森に空声の地の中地で感じ立つ
何でもない街を歩いて考える1+1=2、1+2=3
あ ....
いつも 吹く 風を
手のひらにいつも
見ている 私は
ひとつ つなぎ止める
私の 思いは
どこへ そして 何を
戻ってくるのか 手に
わからない ここに 誰もいない
....
木に見ている 帰り道の暗い羊と
群れに 遭遇する
車で走っている時 私は
小山の向こうに いつも
手に 銃など持ち合わせてはいないのだが 一本が
遭難者の旗が 立っている 一本の旗が
誰 ....
流れていく ぼんやりとそんな人形を見ている
おとうさんの形や
おかあさんの形をしている
春分の日に何となく手に入れようとしている
バービー人形の中の銀紙を
腰を下ろして ラムネ色 ....
街でいつまでも 電車の中で
何も思わない 自分の体のどこもなくして
私は派手な言葉を使って 今日も働きに行くのだろうと 私が
思った 中に流れていく
青い空の飛行機を 飛行機の横切 ....
いつも何もしていない
何かができたならと ただ部屋の
暗闇としての見ている
何かを
それらがあるというわけではないが
手の中なのだろうとぼんやりと
中の
手がかりに
何を見 ....
朝焼けとして川辺に立ち、私はそこの炭に焼き芋を自分の消えていく寂しい影として見ている。私にはどこか遠くから焦がす匂いが漂ってくる。魚が遠くで跳ねている。私は白いボートの流れていく姿をそこに見た。私はそ ....
疲れた風の日の
私は 眠りに落ちていく 言葉も
黒い 微かな 中身を
なくして
誰だろう その色を 遠い
私は見ている
過去の黄色い 浜辺に 私がいる
遠くには 山々が
木陰 ....
詩を書く 夜空を
イメージの中で 黒い
私は宇宙で 見上げると バスに乗って
テントで 描くことしかできなかった
青色として私は
知らない 景色を
暗くなり 流されていくだけ
私 ....
窓の外を指は
選んでいる 私の夜の中で 疲れている
私は ひとり 無くした 暗い天井で
星空の 言葉を
手を繋ぐ人もなく 私の中で
どこに 私は きらめいている 皿の上に
買いに向 ....
私は 見えない
わからない 風の中で
どこだろう
聴いている 見えなくなっている
私は 音楽を
何だろう
奏でながら 私の
夜としてのそこにはないのだろう
私の ....
森林をそこらじゅうに
フジテレビをつけながら
遠くのアメリカ大陸にあるのだと 木造船の中で 凝視する
古雑誌をめくり 大いに 凝視している
大王イカが 瞑想する
木々を 子供の部 ....
1.色
白という色が自分であり、黒が、他人を表している言葉なのだとして定義してみる。ベージュ色は比較的に自分を表す言葉なのだと理解できる。黄色も自分を表す言葉になる。しかしながら群青色が他人を表 ....
疲れて眠る
疲れている心を
心の夜に
転がしていく
私の散歩している
声は
夕方をなくして
歩く
流れていく旗に
声を
振りながら
ひとりなくしている
何にも立ち止まっていく空間を
壁があるから 何かでも 何にも
無いのなら 何かではないのだと
何かに 考えていたい
そして 太陽を
何にも 見る 私は
海を そして 見ないで ....
黄色いもの 白い
手には 白い
空にも
石ころ 水色
青色のものに 留まる
中は チケット
黒いのは 雲を 手にした
時間
灰色の ビルに
体を もたれている
....
ダイヤモンドでもない 体全体は
地球上で
探すだろう 電子辞書を
何にもない 私自身の
内部構造に 心を 何にもない
精神に奪われている 精神状態で
そうであると
まき散ら ....
切ない 思いの
見えない 私を 思いとしての
何ひとつとして悟りを出ることはできない思いに
私として 留まろうとする
求めている 取り囲まれる
悟りを 楽しげなものなのだと
....
何にもない平野の岸辺を歩く。何もない目に肌を緑色に広がっている風を焼き付ける。冷蔵庫の中に何故なのだろうとリンゴを感じる。ゴミ箱でカビにまみれた思いは考えを遠く投げ捨てる。私自身には夢のようなものだ。 ....
人生だとか 喜びだとか 私だけではなく
悲しみを
自分にしてしまえば 納得できる
悲しみは 全体は知らないから 出て行くのだから
私なのだと 知っている
理由もない公園で
暗闇は ....
街を歩けば
ファミリーがいくつも そこに流れる
楽しい 店で
歌声を聴いている
音楽の中で
ドレミファソラシドを さまよえば
偽りの噂が
帰り道のように 聞こえてくる
灰色 ....
「今は、眠ることにしよう。」
男は鞄に紙切れ一つ持っていなかった。男が持っているものといえばニューヨークへの航空券だけだった。男が行ける場所は部屋の中の片隅だけだった。窓を流れていく雲を見ていた。白 ....
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