愛のような色の
薔薇の花束
無造作に置かれ(無造作なキス)
散る(唇)
花びら(の味)
月光の針
が刺す
がそれは
暖かい
いや
寒い
ダウンする
....
昼下がり
雲がぼやぼや流れている
ハラピンが道を歩いてきた
ぼーとしながらふらふらしている
俺を見ると
ダッシュでやってきた
汗でふにゃふにゃした原稿用紙を押し付けてきた
読 ....
久々にハラピンの所へ行くと
焚き火をしている
煙がもくもくと空に消えていく
声をかけると
慌てて後ろに隠したものがある
あれはまさか
原稿用紙
ふざけんなよ
俺はハラピンを怒鳴 ....
背が高くて猫背のハラピンが
丸めた背中の内側で何か書いている
「せいかつのために詩を書いてるんだ」
試しに読ませてもらうと
{引用=「星」 作 ハラピン
星をひとつぶ食べた ....
りりこ走る
水の上
足の爪とは思えない爪で水はじき
りりこ走る
「あすこのスモモを取ってきてね」
りりこ走る
野っぱら
足の裏とは思えない裏で草踏んで
りりこ、りりこ、 ....
私は3年ほど前から詩を書いたり読んだりし始めたので、紙媒体の詩もネットに流れている詩も量的にはさほど読んでいないので、色々思い込みや誤解があるかもしれません。その上で思うことをいくつか書こうと思いまし ....
耳が
さっと
貝の形に
閉じ
て
夜が来た
黒目の
まんなか
星
星を
待って
い、る
さらさらさら
砂の
粒
耳
そっと開いて
花のように
....
午後から
雪がすると言って
ハツコは眠った
ハツコ
はつこ
はつ、子
ああそれは
どこまでも
降りしきる降りしきる
降りしきる降りしきる
向こうはもう見えないよ ....
ああ、ここにいたのかい(ここにいたんだね、)
抱えた膝はこわばって
下ろした腰は冷え切って
青々とした何を見ていたんだい(見ていたんだね、)
す
っ
とすじは白い
....
、
とおん
とおん
とおん
....
あおむけになって寝て
しゃべって笑って
ふっと黙って
あおむけになっているところだけ舟
ひとりぶんの
ちいさな
{引用=
私は目をつむり、水のゆらめきに合わせた動きの ....
ごくたまに、中学生とか高校生に思われることがあります。
はじめはすごくびっくりして、自分が幼いからか、とか、何か人を騙しているような申し訳ない気持ちでいたのですが、だんだん分かってきました。
実年 ....
普段は忘れていて、ふとしたはずみで思い出すことってありますね。
最近では、煙草でわっかが作れたよ、という記述で、祖父がそれをしてくれたことを思い出しました。それを見て以来、多分30年近く忘れて( ....
海辺に
ギターを弾く男ひとり
音符は波に洗われて
貝になるかな
全部の音を閉じ込めて黙るよ
海辺に を弾く男ひとり
ギター
「ギターのピック虹色 ....
夕暮れのスケートリンクすみれいろ映画のフィルムにひとすじの傷
吹きさらしお腹の弱い星たちが
....
(えーーーーーーーゴホンゴホン)
(アーアーアー (コンコンコン))
(せんえつながら歌いまーーーーーーーーーーーーーアアアアアアア)
(うるさーい)(早ク歌エ!)
(♪電気〜アンカで〜ま ....
{引用=街}
街は
灰色にかじかんで
遠くを見る
{引用=鳥}
丹念に編み込まれた
木々のレエス
鳥が壊す
{引用=画廊}
画廊の扉は
今日も閉じられて
あの絵も ....
浜に打ち上げられたクジラは
良く見えなくて
そこだけ先に行けなくて
みんなよけて行く
サクリファイスは悲しい響き
どうしてその意味が
犠牲なのか
犠牲
儀式
教会の古い扉 ....
あのクエスチョンマークのような雲は
描いたの
ひみつのゆびが
あの子の涙は
ぬぐったの
ひみつのゆびが
涙でちょっとしょっぱくなったから
海で洗ったら
もっとしょっぱくなった
....
夜にひたる
有刺鉄線のように黒々とぎしぎしと
木々は
まだ冷えて(閉じて)
ouaaaaaouaaaaa
(あれは「からす」?)(あれは((ぬえ)))
まだ寝てなくちゃいけ ....
狂おしいまでに
自分が自分が自分が自分が自分が自分が自分が自分が自分が
自分は自分は自分は自分は自分は自分は自分は自分は自分は
と言い続ければいつか
じぶんはいくつにも名づけられ瓶 ....
みどりいろの切符を買って錆びた電車に乗りましょう
髪にすみ家を作っている鳥は「火ぃや、火ぃや」と鳴きますので
火が欲しいのでしょうね
さむいのでしょうね昨日しとしとと降る
....
息子(小3)が「学校行きたくない」と言ったのが今年の7月始め。話を聞くと、「死ね」「この世からいなくなって」「うざい」等の言葉の暴力、身体の方はあざなどないけど、しょっちゅう蹴られたりこずかれたりする ....
列車を降りて
たどりついたのは
ごく細い町
雨は熟しているのに
建物はアイス・バーみたいなんだ
ホテルのベッドで
ゆっくりとくたばっていく
眠ればプール
....
湖の絵葉書が届いた
大して親しくなかった人からだけれど
きれいなので捨てられない
大して親しくなかったけれど
その人を思い出す
お互い積極的に話しかけていれば
きっといい友達になれ ....
剥いてしまってください
私のからだを
のように
剥いて食べてしまってください
甘くて柔らかいって
思ってみてください
切ってみてください
銀の冷たいナイフで
泣いてもいい ....
ブループードルを飼うことにした
青い物しか食べない
難儀だ
試しに、青い折り紙を置いてみたら
見向きもされなかった
旅に出た
ブループードルを連れて
青いものを探す旅
....
ぐるっと回ったら国道だ
しばらく走れば森がある
色なんか聞くな緑だ
緑に決まってんだろう
緑
緑
緑ばっかだ
なんだっけあれ
あの変な車で行けよ
あの変な車の変な色
な ....
お前の髪
蚕の繭だったらなあ
白くて細くてふわんとしてて
綺麗だろうなあ
俺はお前を紡ぐんだ
糸車を
カラカラ言わせて
それから織って
お前は美しいすべらかな生地になり
....
さみしく囁く
そっと静かに
夜は
流れる
川面には
風
さよなら言葉
これから二度と
言わない
好きだとか
嫌いだとか
忘れてしまえ
昨日も今日も
明日も未来も
全 ....
ふるる
(671)
タイトル
カテゴリ
Point
日付
トーンダウン
[group]
自由詩
8*
07/1/18 0:15
雲はぼやぼや
[group]
自由詩
14+*
07/1/16 20:20
馬鹿やろう
[group]
自由詩
18*
07/1/12 19:21
せいかつのために
[group]
自由詩
18*
07/1/12 12:28
りりこ走る
[group]
自由詩
15*
07/1/11 22:06
紙媒体の詩とネット媒体の詩の違いについて
[group]
散文(批評 ...
13*
07/1/10 21:47
耳
[group]
自由詩
8*
07/1/10 20:08
雪
[group]
自由詩
17*
07/1/10 0:16
屋上 で
自由詩
13*
07/1/9 10:52
ランデヴー
[group]
自由詩
8*
06/12/23 0:13
あおむけになって寝て
[group]
自由詩
19*
06/12/20 23:06
たまに若い人と思われる
[group]
散文(批評 ...
11*
06/12/19 23:54
ふとしたはずみで思い出す
[group]
散文(批評 ...
12*
06/12/15 14:28
海辺のギター弾き
[group]
自由詩
19*
06/12/13 8:49
【短歌祭】雪の降るふるさと
[group]
短歌
22*
06/12/8 19:59
カラオケで 星とか 多分
[group]
未詩・独白
7*
06/12/6 23:25
冬の情景
[group]
自由詩
28*
06/12/5 14:39
サクリファイス
[group]
自由詩
15*
06/11/24 10:31
ひみつのゆび
[group]
自由詩
16*
06/11/22 13:49
夜明け
[group]
自由詩
4*
06/11/20 9:46
狂おしいまでに
未詩・独白
12*
06/11/16 15:22
錆びた電車で
[group]
自由詩
16*
06/11/13 14:04
わからないことだらけ
[group]
未詩・独白
18*
06/11/13 2:09
Kiss
[group]
自由詩
7*
06/10/31 15:00
少年
[group]
自由詩
17*
06/10/15 15:17
主人がオオアリクイに殺されて一年が過ぎました
[group]
自由詩
15*
06/10/6 1:01
ブループードル
[group]
自由詩
14*
06/9/27 14:00
COLOR
[group]
自由詩
12*
06/9/25 14:20
紡ぐ
[group]
自由詩
33*
06/9/23 0:37
無題
[group]
未詩・独白
13*
06/9/6 19:26
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
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19
20
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22
23
0.35sec.