ラニィは着ているものをすっかり脱ぎ捨てると
  シャワーの粒に飛び込んだ
  湯気とタバコの臭いがぐるぐる踊り始める
  
  タバコ嫌いのラニィ
  あれがないと口さみしい
{引用= ....
  背中に刺さった棘は抜けない

  目の奥にある黒い星は見えない

  中指が

{引用=
                              
               ....
初めてね海を見たの

 うん



                         きれい・・・・・


                         怖いくらいだね


 ....
ザラメ ザラメ
その名を呼べば    
甘い夜風が
    
         う
        ょ
      び
     
と吹く

夜のお祭り
始まって
裸電球

 ....
                   ねえ、かけっこしようよ

                   だめだよ、僕は




              そよ吹く風



    ....
海は
暮れながら
静かに凪いで

潮風は
夕日を寝かしつけて

あんず色に染まった薄い雲は
迷子の子猫の形に似ていた

風に流されて
おかあさんを探していた

みい
みい
 ....
五つの星は夜生まれた
けれどその話はまた今度

青い とつぶやくと
その唇の形から魚だった時代のことが思い出される
泡は真珠とまんまるな月との間に生まれた

苦しくなって止めてしまう
 ....
明日を小指で弾いたら
きれいな繻子の音がする

右にあるのは菊模様
金や黄色や紅色の

左にあるのは薔薇模様
薄桃銀鼠ターコイズ

鶴や鶯飛び立って
あとから鷹も追いかける

 ....

あの足が
トマトのように
霧のように

あなたに食べられて
消えていって
そうして
コマドリはどこかへ飛んでいって


あの瞳が
甘いお酒のように
火事のように

 ....
一郎は華子と2つ違いのいとこ同士。二人は親の家が近いこともあって、よく一緒に遊んでいた。
今日は華子の屋敷の庭の竹やぶにいる。
「一郎ちゃん、今日は一郎ちゃんが犬をやって頂戴。」
「華子ちゃんは ....
                私は大きな蝶の仮面で 
                  あなたは骸骨                                      
        ....
腐ったリンゴを上手に切り分けても
誰にも食べてもらえない

手の中の熊蜂
うるさいわ。

黄色い布張りの
銀色の装丁の本
ある文字だけ黒く塗りつぶされている

「エチカ」
そうい ....
戒律

日曜の教会の君の白い指若い和尚の無駄なき仕草



口移しそうっとくれたマシュマロは口に出してはいけない祈り



まっすぐな背中や胸を這い回る無意味な戒律汝犯せよ

 ....
シャムラン
とっても魅力的な
姿で

風をまとって現れた

シャムラン
本屋でばったり
かわいい唇
シャムラン

色々あって
僕の妻

どこからきたのか
何してたのか
 ....
最後に

君に

最後に


カップラーメンの蓋が邪魔だけど取ってどっかに置くのも嫌だ

あの講義は睡魔との闘い

バイトの時間を間違えて謝り方を5パターンぐらい考える

親 ....
僕に吸い付いて
青い映画を見せる

ミシシッピー川のほとりで

mとpが仲良くならんでいる話

iとsが喧嘩をする話





Gのおと

     川は流れて
  ....
おかゆは1番最後に煮るの

さくらんぼは2番目に美味しいと思う

3番目にって何を言うか忘れちゃった

4番目・・・雲を数えていたの

あの5番目の歌は忘れられないほど

最後から ....
「で、どこに乗ればいいの?」















                                          どこだっていいんだどうせ ....
  
                見て    見える
                 ご     わ
                 ら手   をほ
                  ....
腕を

上げ下げする時モーター音が少しうるさいでしょう
ごめんなさい

今日はどんな一日でしたか?

駅でまたお腹が痛くなったんですか
大丈夫ですか

私ですか
私は駅のホームか ....
美しい赤ん坊のこぶしには滅びの言葉握られていた


怖い雨、怖い光を浴びまくり僕らは汚い名前をもらう


眩しくて見えない僕らの遺伝子に刻み込まれる悲しい記憶


誓い合う幼い僕たち ....
>>さて、ところで詩の余白ということに最初に着眼した方は1900年に活躍した詩人のマラルメさんらしいのです。

と前回「視覚詩と北園克衛 (と私の好きな視覚詩)について」の中で書いてからはや2ヶ月 ....
      藍子は
         あげは蝶 の髪留め

      大切にしている

 花模様のスカートからあらわれたのは 
      淡い足

 半分開いた口で 飴 を舐めた
 ....
                   (hana)
                    \\\\
 
                                   行きたい






























 ....
                             ささ、こちらへ(笑) か と け と い






          か

                                    い







          ....
                             ....                               蓋がしてある






 ここ






                                  ....
銀色の髪

明るい瞳は緑

ささやく指先は桃色

つま先はあるの?

ライラ

君はしかめっ面で花という花をみんな摘んでしまい
眩しい朝が広がるに任せる

深い深い森で
夜 ....
ふるる(660)
タイトル カテゴリ Point 日付
ラニィ[group]自由詩3*06/3/21 22:59
ランドマーク[group]自由詩1*06/3/21 22:57
センチメンタル[group]自由詩6*06/3/21 22:54
ザラメ[group]自由詩7*06/3/20 11:05
 草 原[group]自由詩2*06/3/20 10:54
夜の[group]自由詩9*06/3/20 9:26
星の話その他[group]自由詩8*06/3/16 1:18
金襴緞子[group]自由詩5*06/3/13 0:06
わかれ[group]自由詩2*06/3/9 13:41
犬の名は全て一郎     (お暇な時にでも読んで下さい・・・ ...[group]散文(批評 ...10*06/3/8 12:09
                      ロンド[group]自由詩9*06/3/6 17:07
エチカ[group]自由詩8*06/3/6 10:47
【短歌祭参加作品】キッチンではだめ・・・[group]短歌16+*06/3/3 10:40
シャムラン[group]自由詩5*06/3/2 23:12
最後に[group]自由詩7*06/2/27 15:37
シネマリア[group]自由詩2*06/2/23 23:33
最後から6番目[group]自由詩4*06/2/20 16:06
DORIVER[group]未詩・独白1*06/2/17 11:22
ふたり[group]未詩・独白2*06/2/17 11:18
私の好きな詩[group]自由詩41*06/2/6 16:42
エンドロールでキスをしようよ[group]短歌12*06/2/3 0:40
視覚詩のお勉強 ステファヌ・マラルメの詩について[group]未詩・独白10*06/2/1 16:56
       藍子[group]自由詩11*06/1/30 15:54
                     花花花自由詩3*06/1/28 0:28
どこか自由詩2*06/1/28 0:26
どうぞ。自由詩1*06/1/28 0:25
かけい未詩・独白0*06/1/28 0:24
あとそれから未詩・独白006/1/28 0:01
                 中未詩・独白006/1/27 23:54
ライラ/夜という名の蕾たち[group]自由詩10*06/1/24 14:37

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