天を突く枝に咲いてる春の雪 晴天の 青さにけぶる 雪崩かな

紅梅や 縁側にいて 雲ひとつ

月影や 一輪わらう 空のもと

くるくると むおんをはらむ こゆきかな

限りある 青空のぞく 小雪かな

凍て返 ....
あるいていると
ふいに、なくしものがあるような気がして
ポケットに手をつっこみ
もぞもぞとやる。ほそいろじの電灯のもと
真夜中が
ひょっ、と背すじをなぜる
気配に目をみひらく

(ふり ....
燃えている
縁石の終点に
黒い羽が溜息をつく夕暮
空の家路は幽玄に。
私は 夜へと
瞬く
視線は途切れ途切れに
冷えていく
支柱にからんでいる
朝顔は枯れてゆく
深く 夜へと
実 ....
空の青さ
空の青さへ
手をふるの
今日も本当に有り難う
明かりがほそい手をさしのべてさそう
白い蛾の真夜中
死の淵を継ぐ者
ついに人知れず
種子を忘れることのない果実は
遠望する墓標 ....
しろい顔したぼくが
うつっている
写真の空に
雲ひとつなく
みんなは誰ひとり言葉を
もたず
ぼくだけが思い出を
録音している
星の表面から中心へ
引きよせられた
明日なんて 落下し ....
遺影と目が合う
私がまだここに在る
万年筆と腕時計の
青青とした言葉の繁みを
刻みつつ書いて行く時を
その者は、見守っている

いまもなお続く道を。
視線は歩む
心の遺伝子を携えて
 ....
わたしのいない
裏庭に
あなたはたたずみ
目をふせている
どうしようもなく
空は青く
植えた梅が
白く 一輪、

いのりは光によみがえり
幽かにささやく
くちびるは繰り返す
け ....
一度きりあった
あの年の冬日和の空を
見上げた
雪深い底では私が眠っていた
春を待ちながら
かたい殻でおおった種子だった。
銀世界の予感の中心で
熱く流動する硝子のように夢を見ていた。
 ....

石の
私を
知っている
この道中を 転がるねむりにつくまで
一瞬の銀河を

青いトンボ玉の影は透けて
石と添い寝をする。こんにちは、
樹木の芽の
吹き出る
空気が澄み
口を ....
つきつめるとわたしは、
大空のもとに立っていた

高く澄んだ青い空をつかもうとする
白い手から零れ落ちる
硬質な光に照らされた
影の濃さに
影の濃さをたしかめる
誰にも語ることのない未 ....
その時、電波時計は、冷えた
脳髄の裡に在るとらえられな
い静かな膨張を指していた。

十六時の零七分

特に意味は無いその時でさえ、私は
、空を見つめ映った、やりきれない
微笑を浮かべ ....
苔むした
石段をのぼっていく
息遣いを見守る
樹陰を、切るのは
ひからびた花を背負うおもい出した耳

頭髪も
白く(みずからの足音を聞きながら、
 零れる光の中を冷えていく舌が
しず ....
夜の影響を
真昼に有り難う。
あなたは何を見ているのだろう
照らされた、いま
年月の
背景によこたわる

あちらでは、視野に広がる草原
こちらでは、ととんぼの葉も風にゆれている
ゆら ....
わたくしを。連れ去って下さい
宙をさす断崖の花
月虹の門はひらかれている

太陽風の遺伝子がほとほとと
あるく雲の上へ
声のみする、するする
夏の産声よ!秋に実るか
わたくしを。不問に ....
いちわはうらの杉林の中を通りすぎていき
羊歯の林を光が、
しゃらしゃら とゆれる時

噴水の流れはしゃらきゃら反射しており
公園のブランコにやせた足
とおくをみつめている
常温のワイシャ ....
雨上り
放たれた窓の
視界をよこ切っていく
一羽の乱反射する影を
かおる
私の亡霊

いつか見た棚引いたあの、風は
帰ることの出来ない
光にゆれていた
有形の門をたたき

さん ....
新月の真夜中
一輪白くひっそりと
くちびるをひらき
夜顔
(すこしうつむいて、

あの夏の朝!
終えることの出来ない
円舞を始めた白い肌の灰
きのこ雲を経た黒雨の

凝視すれば真 ....
いちわの鳥に 風をみた
杉木立の影が 夕日影にのべる、真際。
ききしにまさる、

流星雨の頂点木霊する。
きせるで盲目をふかす
老婆の内耳が澄む遠く
(瞬きを。

フロント硝子のみの ....
しげりしげり光の青青としげった青葉を食む
尺取虫の羽化をした。
青空の縁を

すぎる時はぬれている。
白い肌の、青く浮かび上がり
おもい出を語り継ぐ
(おばあさまのわかいころ一時
 白 ....
それは、背中で引戸をしめて
出て行きました
それを、見送った
濃紫している縁の眼鏡に映る
グラスと氷水を
小刻みにゆらします、と
氷たちの涼しくかろやかな音
生ぬるい空気を透過します
 ....
在る朝 連星とロンドを

あたしあたしすきっぷ していたのに
連れ去られた真空管の
遠来系の

すべる 朝と朝の へだたりのたたり
に鎮座する
水溶性の大理石を すべる 首の 極ほそい ....
ふりしきる、ふりしきるうるわしき影
原始の暗黒をつらぬいて
虚空の黒雨の冷たさは
墓守漂う雲のおとす
あふれる今朝を、幽かに青く息も吐く
並木道に風光りやがて歩む
無辺の肺臓澄みわたり
 ....
私は現在。
湾刀の先で風を切る一隻の、ゴメ
一隻の ゴメだ
これは帰れないみちのりであって
忘れていることなど何もない、道

ここに道があるからあるいて行く
あそこにはたどり着けないとし ....
それでも、最後には微笑む
日曜日さんさんさ(心の臓はぴりぴりじん
一期一会の花と風
雲はさよなら云っている
白い手をふる
御母上
まだ見ぬひとみに映ってる
空はどんなに青いのか
濡れた ....
雪解け道を歩いて行く
正午を呼ぶのはかなしびか
生めない、老馬の針仕事

今日は、と今日も初めてのあいさつをする
失われた空の色はいまも青く
生み落とされた核の舞台裏
微温む静水の夢
 ....
私はいつになく 私であった。
ぽっつり、と何者かが着地した
灯るように暗く冷え切った脳裡に
明滅する、えたいの知れぬ

記憶でみたされた浴槽に身を沈めれば
水平線で限られた空の
青い深さ ....
明日も知れぬ。
死のいぶきを感じる
果てしなくふりしぼれば
ここに通流している
私の声がする
耳をかたむけるのは幽かな影
生命あるあいだ

避けては通れない
このように、食事をする
 ....
知の晦冥に閉ざされた盲目を
混沌が縦横無尽に終会をする

さて、始めようか。
つみとれない亡霊果実を
暗澹たる宇宙の墓で
貫徹する意識不明の夢路
濫獲された言語の希望はあてにならない
 ....
「 ほころびる時 」


宇宙の襞目にある 水のこころ

器をえらばず しん透し いのちを潤す
真空において純粋回帰する単音
貴殿の耳にこだまする
(覚めることのない果実を。
遠いま ....
こしごえ(1145)
タイトル カテゴリ Point 日付
_俳句1*10/3/9 14:08
雪国の俳句2*10/3/7 7:00
散歩自由詩4*10/3/1 15:20
雲隠れ自由詩2*10/1/14 7:17
遺書自由詩1*10/1/1 8:03
あかいくちびる自由詩2*10/1/1 8:00
会話自由詩4*09/12/15 6:21
邂逅 (かいこう)自由詩2*09/12/1 6:47
自由詩2*09/12/1 6:45
硬質なつらなり自由詩5*09/11/15 11:05
青年時代自由詩1*09/11/1 6:33
一期一会自由詩2*09/11/1 6:32
昇華自由詩3*09/10/15 7:17
いかずち自由詩2*09/10/1 8:27
道連れ自由詩1*09/10/1 8:25
名無し自由詩2*09/9/15 6:54
下弦を自由詩3*09/9/1 5:08
夜会と朝礼自由詩1*09/9/1 5:06
前線自由詩1*09/8/15 5:49
青雨の裸婦自由詩4*09/8/15 5:38
ある夏の背中自由詩5*09/8/1 4:41
葬列の自由詩1*09/7/17 14:12
微笑む理由(dark horse)自由詩1*09/7/14 8:04
亡命者自由詩5*09/7/1 8:30
ONEDAY自由詩2*09/7/1 8:29
一期一会の春先自由詩1*09/7/1 8:27
プラトニック シーサイド自由詩3*09/6/15 7:50
食事自由詩3*09/6/15 7:48
自由詩1*09/6/9 14:29
極小詩集 〜 青い果実 〜自由詩3*09/6/1 7:43

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