ありがとう銀の指輪の傷光り見つめてゆれる 青空一つ
{引用=「角川歌壇」2022年二月号分
水原紫苑先生選 佳作}
無理をしてがんばることはやめようか月の重さとつりあう涙
{引用=「角川歌壇」2022年一月号分
水原紫苑先生選 佳作}
これも
みんなのおかげ
ありがとうさま
にじむ星へ
ほほ笑み零す
{引用=※五行歌とは、「五行で書く」ことだけがルールの、新しい詩歌です。}
私は小鬼
でもいたずらは
しない
そのかわりに
「ありがとう」と言う
{引用=※五行歌とは、「五行で書く」ことだけがルールの、新しい詩歌です。}
今 私が
こうしていられるのは
みんなのおかげもあるけれど
過去の私からの
プレゼントがあるからよ
{引用=※五行歌とは、「五行で書く」ことだけがルールの、新しい詩歌です。}
さよなら またね と
猫は言った
さよならから何年経ったろうか
光る風は吹いて
また会えた
{引用=※五行歌とは、「五行で書く」ことだけがルールの、新しい詩歌です。}
思うからこころに力がわいてくる。そう
思う。
大切な存在や大好きな存在を思う
さまざまな物事を思う
たとえば、
あなたを思う
お世話になっているシャーペンを思う
ひぐらしの歌声を思う
....
今を認めるしかない
私の鬼は
今を認める
永遠の傷だ
銀河の岸で鬼は歌う
{引用=※五行歌とは、「五行で書く」ことだけがルールの、新しい詩歌です。}
あなたの世界
私の世界
別々の世界が
一つになる時
たましいは実る
{引用=※五行歌とは、「五行で書く」ことだけがルールの、新しい詩歌です。}
思う
思うことの
光と影が
この胸に添う
ひぐらしも歌う
{引用=※五行歌とは、「五行で書く」ことだけがルールの、新しい詩歌です。}
何もかも
思い出には
したくない
私の今があるのは
あなたのおかげ
{引用=※五行歌とは、「五行で書く」ことだけがルールの、新しい詩歌です。}
永遠に一緒だよ
みんな
永遠にありがとうだよ
みんな
けれど さよならを言う
{引用=※五行歌とは、「五行で書く」ことだけがルールの、新しい詩歌です。}
無くて当然
あってありがたい
いただきます
ごちそうさま
おいしかったよ
{引用=※五行歌とは、「五行で書く」ことだけがルールの、新しい詩歌です。}
人それぞれの
感じ方がある
それが すてき
感じてくれて
ありがとう
{引用=※五行歌とは、「五行で書く」ことだけがルールの、新しい詩歌です。}
時には
空っぽのこころ
だけれど
思うだけなら自由な
思う力
{引用=※五行歌とは、「五行で書く」ことだけがルールの、新しい詩歌です。}
風は吹く
水は流れる
地球は回る
あたりまえでしょうか
いいえ ありがたい
{引用=※五行歌とは、「五行で書く」ことだけがルールの、新しい詩歌です。}
悲しい
これは
お墓まで持っていく
大切な悲しみ
いのちの悲しみ
{引用=※五行歌とは、「五行で書く」ことだけがルールの、新しい詩歌です。}
腹が立つ時もある
けれど時には
感謝を
忘れたくない
いのちのために
{引用=※五行歌とは、「五行で書く」ことだけがルールの、新しい詩歌です。}
ありがとう
と言えることにも
ありがとう
みんなのおかげ
いのちのおかげ
{引用=※五行歌とは、「五行で書く」ことだけがルールの、新しい詩歌です。}
草はそよそよ
風色
光る
あなたが
ほほ笑む
{引用=※五行歌とは、「五行で書く」ことだけがルールの、新しい詩歌です。}
悲しい と
言った時に
走る痛みを
こころに感じる
いのちの声を
{引用=※五行歌とは、「五行で書く」ことだけがルールの、新しい詩歌です。}
青空にぽっかりと
雲が浮かんでいる
どこを見るともなしに
宙をぼんやり 見つめていると
空っぽの自分のこころに気付く時がある
空っぽだ
けれど こころに
何も無い時というのは
かえ ....
一つずつ失うごとに
一つずつ解放される
と同時に
一つずつ何かを得る
人生の旅で
{引用=※五行歌とは、「五行で書く」ことだけがルールの詩歌です。}
こころのうるおいを
なくさないように
こころに泉を持つ
あなたと私だけの
ひみつの泉を
{引用=※五行歌とは、「五行で書く」ことだけがルールの詩歌です。}
雪国の
冬晴れは
安らぎで
神様からの
プレゼント
{引用=※五行歌とは、「五行で書く」ことだけがルールの、新しい詩歌です。}
今があるのは
過去のおかげ
今があれば
未来もあるだろう
今を生きたい
{引用=※五行歌とは、「五行で書く」ことだけがルールの、新しい詩歌です。}
言葉の葬列は
言葉の魂を愛に返す
私は
葬列
の最後尾
{引用=※五行歌とは、「五行で書く」ことだけがルールの、新しい詩歌です。}
夏の小径の
林の陰へ
鬼やんまが
すぅと消えていった
エメラルド色の目をして
{引用=※五行歌とは、「五行で書く」ことだけがルールの、新しい詩歌です。}
時には
空っぽの 胸
ひとつたたずむ
けれど思い出せば
宙に星々が光り始める
{引用=※五行歌とは、「五行で書く」ことだけがルールの、新しい詩歌です。}
ごめんなさい
ありがとうさま
どの道
終わることが出来る
だから前を向こう
{引用=※五行歌とは、「五行で書く」ことだけがルールの、新しい詩歌です。}
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