自由

自由と言うのは何か
軽やかに有刺鉄線超えゆく蝶よ
物語未満のグチを出しあって一緒に燃やすよく似た黒子


喪失缶 開けても耐える歳でなし 出会い缶とセットで出品


初対面 ブログの言葉もツイートも一度忘れて歩幅合わせる


 ....
屋根裏の秘密の部屋でふたりきり禁じられた遊びをしようか

動かないで君は僕のお人形着せ替え遊びをさあ始めよう

庭に咲く色とりどりの花よりも君の奥に咲く薔薇を見せてよ

妖精を小瓶の中に閉 ....
故郷に自然豊かな色がある大都会には不自然な色

朝が来て布団から出るその瞬間を勇気と勢い前面に出す

青空に吸い込まれたい今の僕携帯電話圏外になる

つい「寒い」その言葉を何度も言う「冬だ ....
王将を守れる駒に憧れるまずは歩兵を目指しリハビリ 福木

年を経ぬ福木によりて灰色の
記憶をたどる心さびしも
原宿の御文殊さんの縁日でニッキを買ったと日記には書く


小遣いも尽きそうになり見も知らぬ姉さんの売る情けを買った


海の子か山の子行きの分岐ですナビに問われて空の子と云う


突 ....


冬枯れの山のようなる心かな
雨しとしととさびしき夕べ
かなしさをかなしさと云う以外にはないかなしさをそっとしておいて 低い空 誰の祈りと哀れみが誰を殺すか 3月の雨


優しすぎ穏やかすぎてなにもかももって行かれてしまいそうだよ


イーストが具より記憶に残ってる四角いピザと飲みたい珈琲


 ....
産声は一番最初にゆるされた歌声ですね歌が好きです


近頃は夢でよく会うお父さん確かめられる確かめられてる


冬日向わが猫眠る回向院まぶたに浮かぶ干し草ベッド


夕暮れの道歩きつ ....
三歳のまなざしのまま覚えてるバケツとシャベルと砂場とシチュー


少女ならほしかったはずのあれもこれもなかったけれどあしたがあった


如月の終わりの頃の曇天は生まれる前の躊躇いのようで
 ....
すぐそこのスカイツリーの喧騒も届かぬままに町さびれゆく


冬至過ぎ確かに日日は順調か昔日の〈あたし〉が案じてる


はろばろと江戸まで届く歳月を生きながらえて町の道あり


偶然に ....
めくったら家族の本音書いてあるそういう本があったらいいな 青のしたの鉄のむきだしすべりだい ななめにういた赤錆の音

(なるほど)と(それもそうだね)と(なるほど)
(出していいよ)と(でもまだ待って)

いつまでも凍えてるわけにはいかないでし ....
冬晦日わが腸で燻ってる悔しさの種よいかわるいか


『潮騒』の一頁目でわが詩はひっくり返るほどの衝撃


日日を記し思い出の写真託してみるネットはとわじゃないとしっても


会えない ....
ハイフェッツをリピートかけて聴く夜の朝までの距離はあまりに近し


ハイフェッツのCDジャケット彼は手にわが子のようにバイオリンを抱く


背景があかいCDジャケットのハイフェッツはもうこ ....
スマートフォン持ってなくても部屋のなか指無し手袋三月未満


ほんとうは私が誰かわからない明日も昨日もみつけられない


深呼吸するといいよとアドバイス父ならくれたふと思い出す


 ....
手の込んだ料理手軽に作る時代電子レンジが時間短縮

頬染める夕暮れ時のオレンジ色思いで染める前向きな色

頑張れと心に響く天の声無理することを頑張るなと言う

擦れ違う昔何処かで逢った人あ ....
オバチャンの自称詩人にすり寄って飯と体にありつければグー

善人を気取った奴の弱点を突いて今夜も飯にありつく
開いたら痛いの痛いの飛んでいくそういう本があったらいいな 御利益のある神社だけ載っているそういう本があったらいいな 開いたら空腹感が満たされるそういう本があったらいいな おなかの小魚はときどき小ちゃな声で鳴くたいせつな奴だ

電子ジャーの独り言を翻訳しながら夜が明ける

痛みっていつも友達だったなこれからもよろしくな

僕の休日は病院に奪われてディスカウン ....
僕にだけ解けるなぞなぞ載っているそういう本があったらいいな 昨日見た夢の続きが載っているそういう本があったらいいな もう2度と会えない人に謝れるそういう本があったらいいな ポロシャツの一番上のボタン取り参りましたと駒台に置く

ポロシャツのボタンで出来たブラジャーをヒラリー宛に贈る火曜日

ヒラリーの貝殻ビキニ想像しポロシャツボタン全部吹っ飛ぶ。
ポロシャツの一番上のボタン留め社会の窓は全開にする

ヒラリーのTシャツ胸に霧吹きででかめ乳首をくっきりさせる

youtube動画で一人語る奴テロリストおよび気の毒な奴
卵子の恋心もつ男子が流れた軌跡を記す不揃いのメモ


長電話のほてりを残す下着姿 醒めた珈琲くっと飲み干す


友の悪意を商人に売った翌日に空っぽになった記憶の箱


下半身 ....
短歌
タイトル 投稿者 Point 日付
自由yasuto...116/3/15 14:09
ラブストーリー深水遊脚1*16/3/15 12:11
禁じられた遊び[group]未有花8*16/3/15 10:37
青空夏川ゆう016/3/15 5:23
王将を守れる駒に憧れるまずは歩兵を目指しリハビリ北大路京介416/3/14 15:19
福木yasuto...016/3/14 13:42
「flip side」 2016.03.13[group]もっぷ216/3/13 21:00
yasuto...016/3/13 13:36
かおるのおともっぷ2+*16/3/11 22:34
悪筆深水遊脚1*16/3/11 11:34
かおるのおと「産声・夢・遺言」5首[group]もっぷ3*16/3/10 1:19
かおるのおと「過去・夢・現」5首[group]2*16/3/10 1:17
かおるのおと「ひとりのなみだ」5首[group]2*16/3/10 1:15
めくったら家族の本音書いてあるそういう本があったらいいな北大路京介216/3/9 22:44
むきだし[group]はるな416/3/8 23:08
かおるのおと「砂の城」6首もっぷ316/3/8 15:11
かおるのおと「楽になれるお薬」5首[group]2*16/3/8 15:10
かおるのおと「みあげると空は」6首316/3/8 15:08
夏川ゆう116/3/8 5:53
ペンペン草田男(50)変態短歌集花形新次116/3/7 23:17
開いたら痛いの痛いの飛んでいくそういう本があったらいいな北大路京介316/3/7 22:43
御利益のある神社だけ載っているそういう本があったらいいな216/3/7 22:42
開いたら空腹感が満たされるそういう本があったらいいな016/3/7 22:42
とっても素敵な世界へ梅昆布茶15*16/3/7 22:16
僕にだけ解けるなぞなぞ載っているそういう本があったらいいな北大路京介116/3/6 21:23
昨日見た夢の続きが載っているそういう本があったらいいな116/3/6 21:23
もう2度と会えない人に謝れるそういう本があったらいいな116/3/6 21:22
ポロシャツ名人短歌1花形新次016/3/6 3:22
ポロシャツ短歌1016/3/6 3:04
不揃いのメモ深水遊脚0*16/3/6 0:49

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【短歌】このカテゴリでは31音律「5.7.5.7.7」を基本とした短歌と、その音律を崩した自由律短歌作品を受け付けます。短い自由詩は自由詩カテゴリへ。短歌批評は散文のカテゴリへ
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