エレベーターの中で
「開」というボタンを押すと
涙が止まらなくあふれ出た
何かを受け入れるとい ....
貴方が嫌なのではありません

痛いのが嫌なのです


貴方がナイフを私に向けようと

 ....
あまり寒くない時期に

あまり寒くない土地で産まれ

あまり裕福でない家庭で育った僕は

 ....
モネよりも
ルノワールよりも
キスリングの絵が好きです

彼の描くミモザは
その小さい花の ....
トンネルを抜けて
見上げた空を
鳥が渡っていく

白い鳥と黒い鳥

それぞれが
カギの ....

赤いおととが ひらひらと

右に左に身をくねり

赤いおべべは誰のため

水に弾けて ....
父親と車に乗る

エンジンのかかりは悪くてうるさい

追っ手などどこにもいないのに
 ....
何もできなかった自分なので
私は私に
何もしてあげられなかった
それでもその過去は
私の過去 ....
久しぶりの母からのメールは
「もうおとなりのうちの庭に梅が咲いたよ」だった
慣れぬメールをポツポ ....

ピンキーリングは幸運になれるのよ

そう言ってきみは嬉しそうに小指を揺らす
何か考え事をす ....
ぼくはみんなをカタチで見分ける
積み木も○△□
いろんなカタチ
カタチで分けた
その手のソフ ....

さかな

さかな

人知れず呟く


夏の終わりに

暑いミンミン蝉


 ....

さいきん
足先がむずむずする
春は
あと何日でくるのだろう
車座になって
くちぶえの練 ....
木漏れ日が

骨だけの大きな大きな傘を回した隙間から

傘の役目を果たすため

たくさん ....
悲しくなって遠吠えすると
風に乗って
色んな場所から返事を貰った

風が生まれるならそれは掌 ....
シャボン玉や

星がまあるいのは

それは

その形が一番安定していて

存在しやす ....
「いらいらしてんな。」
そう言ったのは友達。
「今日一緒に帰れない。」
そう言ったのはキミ。
 ....
手はいつも、ポケットの中。
ケータイと手をつないだまま。

淋しがりや。

あったかい、あ ....
四角い硝子管の向こうで

きっちりとしたいい年のおじさんが言う

「地球が壊れています」と
 ....
庭で子どもたちが泣いている
ちいちい ちいちいと泣きながら
翼をぱたぱたさせている
それだけで ....





 路面が凍りそうなほど寒い朝
 彼は社長を迎えに行った
 自宅に着くと
  ....






蒲鉾がなくなったので、
あたしは買いに行く。
近くのスーパーは深 ....
問1

生きる事 □ 死ぬ事
四角に入る記号はどれ?… >, =, <

問2

一番 ....
文化村通りを

僕は歩く

散開する人々

人々

人々

人々の群のなかを
 ....
悪夢と呼ばれた少女




眠 ....
崖っぷちでお父さんが寝ていた
風邪などひかないように
布団をかけてあげた
ああ、これは夢なんだ ....
 車は走る。

酒などなめる程度にしか口にしていないのに、なぜか疼痛があたまにしつこくこびりつい ....
{引用=





夜は
地の影 海の影



人は
光りのかげ 愛のかげ
 ....
ねえ、そういうのいけないと思います「あなたを愛してる」と書く希薄さ

会うたびに確認しても同じこ ....
それは{ルビ鬨=とき}の声
感情が地鳴りとともに疾駆して
旗が塗り替えられる
さぁ今、ダイスは ....


解らないくらいがちょうどいいよと

君が言ったから

考えるのを止めてみた
 ....

暖房の使用削減目論見て日に10回のハグが義務化に


ハグ法がベビーラッシュを生みだして高 ....

「僕」という種をまいた

「僕」が芽を出して
 高く広く枝をのばし
 深く遠く根をはって ....
走っているのです
よろめきながら

戦ってきたのです
血を流しながら

憎んでいるのです ....
時の経つ速さを
  矢の速さにたとえた言葉があるけど
 そんなものじゃあ 計り知れない
    ....
ミランダ やさしい亜麻色の髪
青い瞳で微笑みかける
ボッティチェリの絵から抜け出た天使
裸足で ....
さようなら 近くで聞こえた 遠い声

火をつける タバコの煙 目にしみた

夏空の 遠くで響 ....
コーヒーカップの中に
スカートをはいたライオンがこっちを睨んでいた
動物図鑑を投げ入れたら
羊 ....
また一つ言葉が僕の体を突き刺した
もう痛みなんか感じないのに。。。



もういくつの言葉 ....

「あなたはいい人に見られたいのかしら?」
「悪く見られるよりはね」
「どうかしてるわ」
「 ....
黙って駆け出す君を見て
今日も嫌なことがあったんだろうと
僕は考える
今日の嫌なことはな ....

牛さん豚さん鳥さん、たまに熊さん
お肉はとっても美味しいよね

ボクはお肉が大好き
 ....
ある日 月の裏から サヨナラが やってきた
安らかな 眠りの外から やってきた
サヨナラは 全て ....


あの火花は 夢の欠片
両手に全てをかかえた誰かが
失くしてしまいたいと願った夢

あの火花は  ....
寝ても醒めても真っ暗だぞ最近どうも
ぴとぴっと降りしきっている雨と雨雨
振り絞った空気には 氷酢 ....
   日は とうに落ち 暮れている

  小川の セセラギが響きもせず 川下を示し

   ....
冷蔵庫を開ける


冷やしたバナナを一房

あの娘にあげる


愛らしい目の

 ....
古いアニメのように

のっぺらぼうの観客の僕らの主人公の後ろの僕らの主人公

同じことを ....
あいかわらず武士だった
参代する日でもなかろうに
女房殿に渡された温かい包みを抱えて
坂を下っ ....
いつからか
泣くという事が
できなくなってしまった

涙は
決して
私を守る銃には
な ....
秋はゆっくりと来ていた
朝夕の風を
冷たくすることから始めて
草花の種を気まぐれに弾き
なな ....

きょう
ぼくは少年だった
両腕をいっぱいに伸ばして
いちにち
空を憧れていた
 ....
 夕日の光が部屋に差し込んできて部屋はセピア色に包まれた
 僕と君はそれぞれ向かい合って日に焼けた ....
 世界はこんなにも静かだ
 人間達や動物達や虫達や植物達は眠っている
 僕だけが目を覚ましている ....
 雨が降り続いている
 僕の落ち着ける心
 心の底は雨が染み込んで温もりを持っている
 僕は詩 ....

いつもそうやって
自分をごまかすのね
{引用=それは何用の仮面?}
ねぇ 時々は見せるの
 ....






ファスナーあいてるぜ
ビーズのドレス
子羊は
オーストラリアで死んで凍 ....
第十ニューロン「そして今へ。」

さて、私はそのままアメリカに来てしまった。
アメリカについた ....
新しい朝をつくろう

いつもとは違う やわらかい空気を

吹き溜まりの部屋に呼び込んだなら
 ....






気が付くと、
また曖昧なものになっていた。
前回はあいまいで、
 ....
カブトガニが
切り開いた
密林の中の
焼け残った
畑の中に
落ちていたのが
乾いた魚の腸 ....

 すべり落ちてくる嘘の流星
 隙をみせたら舐め尽くされる
 枕元まで行進する藁をも掴む世代
 ....
夜に堕ちて
モノクロの街
マネキンたちの舞踏会が華やかに催される

ああ、ほら。鏡を見ちゃい ....
旅立ちの日に約束した事覚えてる?
どんな時も二人で乗り越えていこう
なのに何故一人で抱え込んでい ....


ねえほらもう消灯時間
鼻をつけた畳のにおいは遠く太陽の香り
君が恋しいのは
今に始まっ ....
君の手をとればよかった
そうやって差し出された手を
やさしく つつめばよかった

君の頭をな ....
君の表面を覆う僕


目に入れても痛くないし怖くないだろ?


まるで一緒になったきぶん ....
うるさい無音が舞う部屋で
あなたはピアノを奏でる
無音はあなたの音に慄き
我先にと部屋を ....
冬の海 少し遅れて貴方の後を
今日旅立とう 今決めました

もう二度と会えない事を思いつつ
 ....
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2007年2月9日
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
エレベーター係Tsu-Yo自由詩1807-2-9 23:45
痛いの嫌いです那人自由詩1*07-2-9 23:44
指先の重みとアンサンブル大城 小町自由詩007-2-9 23:41
キスリング三条麗菜自由詩8*07-2-9 23:35
weed &...未詩・独白0*07-2-9 23:17
金魚鉢朱雀自由詩3*07-2-9 23:14
小春日和のこんな日にポップこくご自由詩1*07-2-9 23:09
何もできない自分なのでぽえむ君自由詩10*07-2-9 22:46
おかえりなさいさくらほ自由詩21*07-2-9 22:33
ピンキーリング蒼依自由詩207-2-9 22:11
ソフトが視る像ポッケ自由詩0+*07-2-9 22:03
ミンミン蝉ビーチ自由詩1*07-2-9 21:47
早春はな 自由詩8*07-2-9 21:40
木漏れ日が七味とうがら...自由詩6*07-2-9 21:03
遠吠え士狼(銀)自由詩12*07-2-9 20:58
猫背大城 小町自由詩307-2-9 20:55
置き去りのリップが僕を宥めるから時雨自由詩207-2-9 20:42
癖。狠志自由詩307-2-9 20:40
アンソロジーな吐息大城 小町自由詩207-2-9 20:26
庭で子どもたちが泣いている若原光彦未詩・独白12*07-2-9 19:37
下敷きになった卵みたいにカンチェルス...自由詩907-2-9 19:02
「 蒲鉾と犬と、月。そしてあたし。 」PULL.自由詩8*07-2-9 18:41
ペーパーテスト1486 1...自由詩7*07-2-9 18:33
人食いの街水町綜助自由詩3*07-2-9 18:11
Insomnia Horror流希-Яuk...自由詩107-2-9 17:40
たもつ自由詩1407-2-9 17:39
空の巣水町綜助散文(批評...7*07-2-9 17:34
かげ行まどろむ海月自由詩7*07-2-9 17:11
「愛してる」と書く希薄さたにがわR短歌107-2-9 17:02
79、反旗を翻す 【はんきをひるがえす】雨宮 之人自由詩1*07-2-9 16:57
『スマイル』BM自由詩4*07-2-9 16:48
環境問題、社会問題を冷静に考えなければ。歌乱亭カラス短歌1*07-2-9 15:38
「僕」という種をまいたベンジャミン自由詩6*07-2-9 15:24
敵意はもういい436自由詩5*07-2-9 14:56
幾千夜明香璃自由詩4*07-2-9 14:49
ミランダ石瀬琳々自由詩19*07-2-9 14:46
日常テルテル坊主川柳207-2-9 13:58
午後のコーヒーぽえむ君自由詩18*07-2-9 13:51
言葉の力テルテル坊主自由詩207-2-9 13:49
九龍城砦和泉蘆花自由詩107-2-9 13:42
終わる世界でなかがわひろ...自由詩0*07-2-9 13:28
「お肉」Taka★H...自由詩107-2-9 13:17
サヨナラは突然にゼロスケ自由詩3*07-2-9 13:08
燃ゆる花携帯写真+...4*07-2-9 13:08
怨恨プロミネンスゼロスケ自由詩4*07-2-9 12:51
40年前の情景〜下山の時nnnori自由詩107-2-9 11:44
冷蔵庫ビーチ自由詩3*07-2-9 10:53
ともだちのうちはどこ七味とうがら...自由詩3*07-2-9 10:49
武士と猫佐野権太自由詩21*07-2-9 10:43
血の涙野薔薇自由詩2*07-2-9 10:05
コスモス北野つづみ自由詩2*07-2-9 9:56
ぼくは少年だったyo-yo自由詩12*07-2-9 7:05
夕日の光はじめ自由詩007-2-9 7:02
眠り自由詩0*07-2-9 7:00
意識自由詩0*07-2-9 6:59
I⇔YOU優飛自由詩4*07-2-9 5:43
ビーズ水在らあらあ自由詩23*07-2-9 5:23
記憶の断片小説・ロードムービー「卒業」虹村 凌散文(批評...2*07-2-9 4:59
あたらしい朝相良ゆう自由詩2*07-2-9 3:15
「 曖昧なわたし。 」PULL.自由詩8*07-2-9 2:37
あおば自由詩7*07-2-9 2:32
春まだか山崎 風雅自由詩7*07-2-9 2:06
深夜の独り言月焦狼未詩・独白007-2-9 1:42
トランク1486 1...自由詩10*07-2-9 1:33
眠る前hash自由詩107-2-9 1:02
少しだけ自由詩307-2-9 0:57
コンタクトレンズテルテル坊主自由詩3*07-2-9 0:34
うるさい無音が舞う部屋でなかがわひろ...自由詩1*07-2-9 0:31
貴方から遠く離れてキリヱ短歌107-2-9 0:25

加筆訂正:
ねぇ、聞いていい?/まりも[21:10]
修正しました
79、反旗を翻す 【はんきをひるがえす】/雨宮 之人[16:58]
2007.02.01初出。少し改変。
69rows, 1.09sec.