小さき魂
田園

ほうぼうでにぎやかな幸せがとびかっている
それは日々繰り返す営みを重ねているから

苦労しらずの赤ん坊
いや違う
産まれてはじめて君が行ったのは
泣くことだったね

なあ
君は愛を見つけたか
私は愛を10年は探しもがきつづけ
愛とはあたためあうことだと
やっと気がついた
大変身近な家族友人その他

それらを慈しむ
ただそれだけが愛の方法だと私は今思う


営みの続くなんという事のない日々に
ただただ感謝をこめて

私も母の体内から
泣きながらおとされた
小さき魂


噐が朽ちるまで


光を灯す小さな魂


自由詩 小さき魂 Copyright 田園 2014-01-02 17:04:34
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