深海に生きる魚族のように自ら燃えなければ何処にも光はない

大島渚自筆の会葬者たちへのメッセージがこれだ

中学生のころビートたけしが出ているということであの映画を観に行った

当時の映画 ....
シロツメクサに
私はなろう
遠い
異国のビードロを

木箱に
そっと包み込む
同胞たちの
笑顔のように

こわれてやまぬ
あなたの心
私は
そっと包み込む

花で
ある ....
       うす汚れた魂を
       夜更けに洗う
       洗面器に冷たい水を張り
       ひとつまみの塩でもみ洗う
       不信と後悔がにじみ出て
     ....
だれでも見えないところに空がある

晴れたり、くもったり
雨が降ったり、嵐が吹いたり

届きそうで届かないのは
空とほんとにおんなじで

何もなさそうで何かあって
そんな空っぽみたい ....
落語するはずで入った園芸部「寿限無寿限無」と花を育てる 家計は火の車4WD 出張先で倒れた

会社のひとにわりと大きな病院に運んでもらった

その間にもお客様からクレームの電話が入っていた

その処理の指示を浅い息でおこなってそこへは明日行くことにした

問題が起こることは普 ....
Heはartに

artはHeに

Heartの問題ばかりをなげかける
つまらない思考に時間使わない無音のままの今を感じる

味噌汁を飲んで身体が温まる朝から元気湧き出る源

奥深く隠されている扉ある自分で見つけ自分で開く

太陽は光を惜しみなく注ぐ全てのもの ....
この町よりも

  あの町よりも

     
     その町よりも



          どの町よりも




                 山々に囲まれた ....
  遅い昼食を済ませて  
  苺の実を一つ齧る



  幾つもの
  目には見えない高い壁が
  頭のなかに聳え立ち
  増えたり減ったりしている
  煙草を一本吸う
 ....
 東の空にいつの間にか、オレンジ色した淡い月がでていた。

「あ……、もう、こんな時間だから、お家に帰りましょうか。」
 やだっ、そんなの、ずるい!
「外山先生……、わたしどうしても、もういち ....
いいことも

わるいことも

関係なしに

うつくしい

ため息さえも

いとおしく

白くかがやく

冬の青空
時間がない が口癖になって

汗を かかないままで 奔走して


どこまで行けば どこまで行けばいい

どこまで歩けば どこまで走れば 辿り着くのかな


腹を空かせたまま ふくよ ....
     ワイルドストロベリー / 和名(エゾヘビイチゴ)
            
 
     苗を買って植えた
     幸運と奇跡を呼ぶといわれている
          ....
    あの男が死んだとき
    その亡骸をほしいとねがう
    ベッドに横たえて
    ともに眠り、
    おはようと朝をむかえる
    腐敗するその ....
子供はめんどくさい

紙おむつも高いし生活費がかさむ

でも先生なのだな


問いかけることを忘れて
処世に汲々としているぼくたちを
ときどき修正してくれる
大切な生き物だ

 ....
湯に首までつかると
毛穴という毛穴から吐息が漏れる
立ち昇る湯気が
表情筋をひとつずつ解体していく

たぷたぷ

あごの先端から始まった
温かいさざなみが
湯船のふちを円やかに乗 ....
冷たい空から降ってくる

鮮やかな光

あんまり冷たいから

女の子はしかめっつら

行き交う人々に注がれる

輝く肌は薄くて一枚一枚剥がれてゆき

筋肉が想う心が躍動し

 ....
今年がはじまった瞬間には夫の寝顔をみていた。ちょうどその一年前とおなじだ。
消音にしているテレビのなかでは2012年がひっくりかえってあふれていた。


師走にはいつもよりいろいろのひとと ....
生み出せ、
使え、
補充しろ、
予備を備えろ。

どこからの声だろう、
聞こえるから動いてるが、
言いなりではない。
言いなりでは、
ない、
つもり、
なのだけど。


日 ....
背中丸くしたアルファベットの行列 廃屋になる少しまえ
きみょうに やねがかたむきはじめた
それは ただのきっかけだったが
終わりまで止むことの
許されない
狂ったアリアだった
ちょうつがいが蝶に戻って飛び立つころ
えんき ....
一巻の蝶がほどけ
色と熱を失った記憶の羅列が
瞬きもせずに四散する
錐揉みの燃える落日に
ことばには満たない鱗粉が
乱反射しながら霧散する


重力が半減したかのように
その長すぎる ....
いいよ
わからないでいてあげる

まつ毛の角度や
飲み干されなかったコーヒー
長いまま燃えつきる煙草
いつもと違う靴

あたらしいゲーム
みたいに
わからないでいてあげるよ

 ....
ため息を缶詰にして積み上げて635メートル越え 冬の薄暗い回廊を
渡ったところに教室があって
頭痛を抱えたままの君は
そこをめざして歩いていく

壁にはたくさんのテレビがついていて
音もなく瞬きながら
世界中のつらいニュースを
さか ....
人からたまに言われるさ。

「いつも楽しそうですね」

「ちゃんとしててすごいですね」

「きれいにしてて素敵ですね」

・・・etc.



もうちょっと近づいて、よく見てご ....
寒さは形なく人に触れ、
冷気を感じ身体は縮こまる。
木々は緑を取り外している。
唇から漏れるふんわりとした白は吐息。

生きにくい季節なのに、
たくさんの命が眠る季節だというのに。

 ....
は罪

は泥棒のはじまり

が重なり身動きがとれない

三昧の・・・

も方便

でもイイから

は嫌い



嘘だとおもったら、人間でした。
多紀さんのおすすめリスト(948)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
戦場のメリークリスマス- 吉岡ペペ ...自由詩1013-1-22
シロツメクサ- umineko自由詩24*13-1-22
洗面器にわたしが溢れるとき- 石田とわ自由詩32+*13-1-22
「空がある」- ベンジャ ...自由詩10*13-1-22
- 北大路京 ...短歌213-1-21
家計は火の車4WD- 北大路京 ...自由詩513-1-21
病院にて- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...20*13-1-21
一心同体の悩み - 阿ト理恵自由詩11*13-1-21
無音のまま- 夏川ゆう短歌113-1-21
この町よりもあの町よりもその町よりもどの町よりも山々に囲まれ ...- 赤青黄自由詩2*13-1-21
苺の実- 草野春心自由詩813-1-20
あずきの恋人_(連載⑪)- たま散文(批評 ...14*13-1-20
かがやき- 三田九郎自由詩7*13-1-20
曇り- ビル自由詩313-1-20
白い花と赤い実と祈りと水やり- 石田とわ自由詩9*13-1-20
ひとつの狂気- 石田とわ自由詩6*13-1-20
子供の詩- 梅昆布茶自由詩2013-1-20
たぷたぷ- nonya自由詩27*13-1-19
冬の躍動- 灰泥軽茶自由詩12*13-1-19
元旦のこと- はるな散文(批評 ...2*13-1-19
この素晴らしき世界- 自由詩3*13-1-19
背中丸くしたアルファベットの行列- 北大路京 ...自由詩313-1-19
アナザー_ドア- そらの珊 ...自由詩1713-1-19
残像- ただのみ ...自由詩22*13-1-19
白い- はるな自由詩1113-1-18
- 北大路京 ...短歌713-1-17
冬の回廊- Lucy自由詩21+*13-1-17
ハリボテ。- 元親 ミ ...自由詩14*13-1-16
冬を歩く人- 自由詩513-1-16
人間でした- 芦沢 恵自由詩20*13-1-16

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32