すべてのおすすめ
身体のなかにわだかまっているものたちが心を刺す
なんだかチクチクして気色悪いのだが我慢する
もういいさ年貢の納め時だと何かが言ういや違うと別な声もする
人間はこうやってせめぎ合いながら生きてゆく ....
なんだか知らないけど子供四人と嫁さんがくるみたいだ
自分の子供ほどの歳だがまあいいか
なんとなくずるずると付き合っていた
あんまり恋愛感情も無かったしただ子供達が懐いてくれただけさ
まあい ....
ぽっかり浮かんだ波のうえ
海月のように漂っている僕ふわりふわり
昨日のこともわすれてふわりふわふわ
ろくでなしでふわふわきみが好き
君なしでもふわふわやっぱり君がいい
金色のお月さま ....
いつもヒーローのかげで彼の役回りは決まっていたんだ邪悪の仮面を纏わされてね
子煩悩な彼の私生活なんて誰も取り沙汰もしないんだね
彼の故郷は地球よりも遥かに道徳的に高次な世界善悪さえもありはしな ....
最近姫が西洋音楽をはじめた
ヴィオロンとかいうキーキー言う楽器だ
まわりは大変迷惑千万昼寝もままならんし爺は疲れ気味だ
琴かせいぜい三味線ぐらいでいいと思うのだが
姫の西洋かぶれは止まらん ....
アリスのレストランで君と午後のお茶を飲むんだ 素敵だろう
君に書いた手紙のなかにある恋の呪文 それを唱えて欲しいんだ
表通りは賑やかに人並みが通過して行く さあ恋の呪文を信じるかい?
....
柔らかな春光に制限のない自由をもらう 棘のない世界 風を吸い込む
この世界を命名したものを想う いや名前さえも要らないそのまま感じればいいさ
本当は物事に境界はないのさ 便宜的に物事は区分 ....
与えるふりして奪うえごいすとよお前の美学を教えてくれ
鏡をみて対峙するのは簡単だえごいすといつもの手口で泣いてみろ
自由を持たないえごいすとただ粗末な己れも知らずに意気揚々と勝ち名乗りでも ....
新緑がこころに刺さる季節は君と手を繋いで歩きたい
野辺の花を愛でながら世界をいとしく思うことだろう
背に負った荷物も軽くはないがそんなものこの五月にくらべればなんでもないんだ
大地からの息吹 ....
君だから話したいいつまでもすべてを
玉葱の皮を剥くように何重にも纏ったかなしみをすべてを
春なのに風はまだ冷たいんだ暖めて欲しいから
僕は自由なんて要らない君のそばにいたい
奸計は ....
だいたい普通の人は家と職場の往復でなんてよくおっしゃる。
それが第一の場所と第二の場所。
では第三の場所とは?
それはこの現代詩フォーラムであり街の図書館や書店でもあり行きつけの飲み屋さんや ....
あらゆる人種が人生が交錯する
つまづいている僕
恋をしているあなた
人生は様々な糸が絡まって見えるが
案外単純な因果律の集積なのだと思うが
ICチップはブラックBOXではあるが
完璧に ....
そよ風が四月を渡ってゆく
ぼくの探し物は君に決まっているだろう
公園のブランコに座っていた
同じリズムで揺れていた
ツインテール
いつか大人になってゆくんだけれど
しろいブラウスの胸が ....
ときどき饂飩を無性に食べたくなる
とくに関西風のダシの効いた薄いいろのスープが好き
それにお揚げと葱をのせていただく
幸せな饂飩の世界に恋してしまう親父約一名
ときどき蕎麦も無性に食べ ....
爺のモットーは清廉潔白公明正大
姫のモットーは人生は遊び女盛りを飲み尽くせ
そう姫は酒豪でもある
一升二升はお茶がわり
姫とサシで勝負して死にかけた男は数しれず
だからいまだに嫁の貰 ....
天真爛漫
千差万別
右顧左眄
言語道断
快刀乱麻
不即不離
支離滅裂
春眠暁を覚えず
昨日のことも忘れて
天衣無縫
稀有壮大
....
地上の灯りが胸を刺し魂は飛翔を続けて
まるで未知の惑星系を探索するように浮かんでいる
永劫の時の打痕と蓄熱された空間
斜めに切り取られた過去の累積をトリミングしてみる
太陽が眼に焼きつ ....
空気いれが必要なんだぺしゃんこのぼくのために
君はうしろに乗って流行り歌でも歌ってていいよ
僕もすっかり日暮れてしまったさ
目抜き通りをフラフラ歩く
ぼくは探し物なんてしてない ....
粘りついている私
張り付いて剥がれない
経験なんてなんだろう
一回性の事実
誰も愛せなくて
こころ焼き付いて
悲鳴はいまさらあげないが
次のことを思うんだ ....
だれも結べない
だれでも結べる
信頼できること
不信が台頭してそれでも
無理やりロープで結んでしまうんだ
核になるものが欲しい
いつも綱引きばかりじゃ
地面が見えんし
....
君の耳もとを吹き渡る無常の風を
僕もしっている
ただしそれは知ってしまえばとても優しい
すべての不条理は無常という雨のなかさ
積み残された問題のすべての回答がそこにある
降りしきる哀 ....
すべては権力を握った側の都合の良い呼称
そんなものありはしない
ただただ人民があるだけ
それがこの世界だとおもう
なにもかんがえないできみとくもにのろうね
だれもじゃまはしないじ ....
止まらない世界は僕らを圧迫する
時間は切り刻まれて疲れている
それでも安息を求めてやまない魂は
慰安の色をさがす
世界を認識し感じるのはこの皮膚
本当は政治や経済で色分けされた世 ....
作っても作っても作れない
愛しても愛しても愛せない
中途半端な極道は哭くことさえ許されていない
言葉だけがすくいだった
孤独の淵から這い上がる力をくれたんだ
遠くにある星 ....
僕たちは公平に接しているか
子供だというだけであるいはステイタスであなどったりはしていないか
フェアには美しいという意味もある
美しいものはおそらく作為もなく公平なのだ
ともす ....
中学時代休み時間に
座布団を手に巻いてボクシングの真似事をして遊んでいた
遊びとはいえけっこう幼い意地をかけて遊んでいたが
伊藤くんにはどうやっても勝てなかった
陸上部で細身で動体視力 ....
ショッピングセンターの駐車場でカレーパンと牛乳でお昼を済ました
なかなか家に帰れない
僕の家って本当は彼処じゃ無いんじゃあないのかなんてねときおり思うんだ
誰も待ってないし読まない新 ....
白木蓮匂い立つ日になに想う空よ
正論を掲げた君の私論哀しい
儚くも忘れじの記憶桜に辿る
室外機の上忘れられた鉢よっつ
春日の主無き部屋花一輪
菜の花の黄色に埋もれて眠る夕 ....
雲がちぎれて流れる
風はある気配をはらんでいる
君の瞳の中にある感情
配置とバランスが変わってゆく
静かなダイナミズムをもってものごとが動いてゆく
遠くで闇が切り裂か ....
もうずいぶんひとにに押されていきてきたようなきがする
妻や子供にもめいわくをかけた
でもいっぽん筋を通そうと思った
この年で
せめて残りの時間を拡散しない正しいもの ....
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