すべてのおすすめ
小学校の時から
毎週月曜日のスイミングクラブに行く前に必ず通っていた近所の酒屋さんが
 
とうとう引退するらしい
 
あのじいちゃんは今
何歳なんだろう
 
毎週月曜日に独り必ず店に行 ....
死んだふりをする
PM二時、
マキシマムザホルモン聴いて
死に至る病を読んでる
ファッキンな午後


葉桜の隣で
猫柳がゆれて
関ヶ原の落人が
湖岸に打ち上げられている

 ....
アルルの丘でゴッホとゴーギャンが相撲を取り
圧勝したゴーギャンが呵々大笑する
電車を待つ間、そんな詩を手帖に書いていた老詩人は
だんだんとゴッホが可哀想になってきたので
それまで書いてきた十四 ....
わたしたちはいつかきっと死ねるのだから
ジム・モリソンもシド・バレットも
ヴォネガットだって死ねたのだから
今は死ねなくても
こころさわやかに朝の唄をさえずろう
ゆっくりと自分を殺してゆくた ....


昼寝でもしたくなるぽかぽか陽気だ
ぽかぽか陽気に抱かれた町で
電信柱の黒い毛に結ばれた商店街の
のんびりとしたアスファルト
のんびりとしたアスファルトの上で
サディストがマゾッホを ....
はざくらがきれいだった
るうとのけいさんはいつも
にがてだった
すしやにかくまわれてる
ごうとうのせんたくものにも
すずしいかぜがふいた

+

ははに
るびいをかってあげた
に ....
十字架のネックレスをした女は 
今日も「通りゃんせ」の鳴る交差点を 
紅いハイヒールで夜へと歩く 

人知れぬ部屋で 
男に{ルビ接吻=くちづけ}られる 
濡れた首すじに 
垂らした十字 ....
パパにおねだりして買ってもらった
世界
始めはとても小さくて
なかなか言うことを聞いてくれなかったけど
だんだん躾を覚えてきて
今じゃちゃんと言うことを聞く

あたしが小さな ....
鶯が
桜に色を
わたしています


今日は雨
あなたは
静かに
そういいます


書きかけの手紙
まだ、
ポストへ
出せずにいます


花びらは
雨を乗せて ....
重厚な鞄を
コインロッカーに詰め込んだ老婆
最後の小銭が落ちていった
鍵は古いタイプのシリンダーで
取っ手は錆びついていた

老婆の背後で
人々は透過しながら
それぞれの歩みを止めない ....
あなたに似ている
と。言われたくありませんでした

わたしはわたしに過ぎず
あなたのクローンではないのだから

あなたがいなければ
生を授かることはありませんでした
それだけは否定でき ....
カラフルな田園をぬけ
ヤマは
絵モヨウのヨウなスギノキの
ヨウなミドリいろが
ヤマは
ウミよりも深く
ムラサキいろへ
取り込ンでく
沈ンでく

ヤマヤマは
ソレゾレすこしづつ濃さ ....
人間になったときに
長いしっぽは捨てたはずだったが
ゆうべまた失くしたので
蜥蜴になろうと決心した

体が楽になったのは
まっすぐで生きられるからだろう

背中が陽に染 ....
ワガママなあなたはハナっから
あからさまな逆さまだったから
飾らなかった露わな狭間
また真っ逆さまだ

あなたは若さ、または様々な甘さが
早々、たわわだった

まっさらな朝っぱらから
 ....
しずやかに睫毛を下ろした女の人の
うっとりと水が疾走する線路の方角に
暮れては滲んでしまう稜線がその輪郭を喪ってゆく
眠れない枕木は鍵盤となって揺れながら
囁かれた嘘の吐息にしがみついた
 ....
永遠に続くのではないかと思う
言葉の咲く道で
彼はずっと歩き続けて
ついに道の上に座り込んだ

そこから見上げる空も
言葉がたくさん見えていた
ほんの少し
ほんの少しだけ休もうか
つ ....
ただそらだけがある
ひとも
たてものも
どうしょくぶつも
わすれて
すみずみまで
ひろがっている
きおくのそとがわから
ことりがいちわきて
はばたこうとすると
そらはきように
み ....
あなたは就活のためにと家庭教師のアルバイトを僕に勧め、僕はうなずいた。

謝らなくちゃいけないことがある
本当のところ
あなたと出会った時点ですでに
僕はこの現実世界にいなかった
半分もい ....
花薫じる風
春の果肉は発する
ぬくみの芳香は
顔を撫でる

揺れる山肌の草色
白いかげろうは延び
青い遊戯は列をなす

この涅槃の奥底まで
ワルツの舞いは膨らみ
太陽にほ ....
ウォーリーを探せ、と言われて
ウォーリーを探しに行ったまま帰ってこない
そんな少女の話を以前しました
かどうかは定かではありませんが
電話帳に海という字を見つけては
泣きながら印をつけて ....
誰にも使われなくなった鉄棒は
鉄棒自身が自分の目的を忘れていた
そして自分のためにだけに吹く風を
ずっと待つようになった
けれども風は鉄棒を無視するかのように
通り抜けてゆくだけだった
そ ....
理由など欲しいとはおもわない

おちてゆく桜の色が、なにいろであってもいいように
いつかきえていく、わたしたちに理由はいらない

別段、理由でもない

あなたへ向けた顔と、あなたとは違う ....
はじまりはとても静かであたたかで目を開けた赤子は咲く花花を見ゆ
るるるると蛙の鳴き声が聴こえてきた青い田園を目を細め眺めるそふ

なんども口づけを交わす祭りの夜の恋人達蛍や花火の真上で黙るつき
 ....
ひからせや あかく
つれゆく ねごもり
ほうらせ かたせに

おとなう みにおう
きりあめ とかれて

ゆきいろ ぬかるみ
おりこむ みついろ
 僕の仕事は重罪を犯した人間を死刑執行人として処刑することだ
 とても責任が重い仕事だ
 今日も刑務所に罪人がやって来る
 ひょろっとしていて猫背で全身が青白く目玉がぎょろっと出ている男だ
  ....
大学を中退した
だって
だるいんだもん
ダイエットにも失敗
大好きな
ダーリンが
ダメな私から
だんだん遠ざかっていく
ださい
大音量で
ダナグローバー聴いて
だらだらとベッドの ....
日だまりに溶けたがった
あの太陽は
たんぽぽの色をたたえながら
まだ空に
浮かんでいる
 
僕はといえば
その日だまりの中で
何にも考えず
ただ
眠っている
 
 
太陽が出 ....
夜中
水道から
ぱたぱたとなみだ
海になんか辿りつかないのに
机の上で
しまい忘れたサラダが
哀しい彩りで居場所をなくしてる
きれいに一人分だけ残して
あたたかみをなくしたイスが
部 ....
学習塾に行く道で
おばあちゃんが一人で野菜を売っていた
何も言わずに通り過ぎようとしたら
どこへ行くんだね
と話しかけてきた
塾と答えると
そうかい偉いねぇ
今の子達は大変だねぇ
せっ ....
まっ赤で
おおきな歌に
くだかれた夕暮れの
かけらをよせあつめて
ぼくはトルソーを
つくった


奄美の島ざらめを
たくさん、うみにながしたら
おおきな涙に ....
石田 圭太さんの自由詩おすすめリスト(1332)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
うまい棒のチーズ味- 柴田柴助自由詩707-4-15
失禁アイラヴュー(改)- はらだま ...自由詩6*07-4-15
老詩人- 楢山孝介自由詩10*07-4-15
モンキーハウスの朝の唄- 佐々宝砂自由詩1707-4-15
小春景色- チグトセ自由詩5*07-4-14
春に過ごす- たもつ自由詩19*07-4-14
マグダレナ_〜渇いた女〜_- 服部 剛自由詩10+*07-4-14
世界球- なかがわ ...自由詩8*07-4-14
葉桜- tiki自由詩17*07-4-14
老婆とコインロッカー- 黒田人柱自由詩807-4-14
- 恋月 ぴ ...自由詩45*07-4-13
太陽のいじわる- 七味とう ...自由詩7*07-4-13
蜥蜴(とかげ)- yo-yo自由詩11*07-4-13
甘かったサラダ- チグトセ自由詩9*07-4-13
水の記憶- ピクルス自由詩11*07-4-13
言葉の咲く道で(ぽえむ君の弱音)- ぽえむ君自由詩13*07-4-12
そら- たもつ自由詩32*07-4-12
優縁台- チグトセ自由詩7*07-4-12
春眠- たね。自由詩7*07-4-12
ウォーリーを探しに- たもつ自由詩1407-4-12
風を待つ鉄棒- ぽえむ君自由詩10*07-4-12
Reason- たにがわ ...自由詩807-4-12
春夏秋冬- ふるる自由詩19*07-4-12
ね_の_め- 砂木自由詩11*07-4-12
死刑執行人- はじめ自由詩12*07-4-12
だだだ堕落- 壺内モモ ...自由詩11*07-4-12
日だまりテレパシー- 山中 烏 ...自由詩5*07-4-11
アスパラガス- 夕凪ここ ...自由詩1907-4-11
買い物を知らない子どもたち- ぽえむ君自由詩12*07-4-11
トルソー- はらだま ...自由詩44*07-4-11

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