まぼろしは

青空の下

児童公園の、ねむたげな

楓の木陰の

ごむぼーる


夏がくる

あつくなる

汗をかく

ひや
あせをかく

誰にも届かないと思っ ....
{引用=


                     日暮里のウィル・オ・ウィスプが公園で                      「兄ちゃんライター貸してくれんか?」
          ....
ふんじゃった

でも
みれない

かたい ような
ちいさいような

うごいてるような

どうして
うごけないの

ねえ
にげないの
海までの八号線はいつも夏 湿った空気と寂しい人魚 おいかけてゆきたいのです。

包丁でざくりと切ると、すぐ後ろでネギがぱらぱらと広がるように
ざくりの跡をぱらぱらと追いかけてゆきたいのです。



続けたいのです。

にんじんをする ....
水曜日はどうにも暇だった


すきま風になって
きみのふくらはぎを
なでなで なでなで
したり

ソーダ水の泡になって
ぷちぷち ぷちぷち と
浮かんでは はじけ
浮かんでは は ....
果たせなかった君との約束が
ちゅうぶらりんのまま

泣きたくなったら
どうしよう

くつのかかとが
すりへってしまっても
よかったんだ。
原宿の真上を仰ぐ桃色に太陽の位置を忘れてしまった

歩道越え眩ませる目の橙に目黒通りに抜けつきる記憶

遠くまでがらんと大崎ただ一人つくった嘘のばからしいこと

秋葉原地球丸呑みテラバイト ....
朝、とても慌てていて
とにかく、慌てていて
うっかり捨てそびれていた
穴のあいたパンツをはいてきてしまった。

気がついた時には
私の体は宙に舞っていて
遠くで
誰かの叫ぶ声がして ....
僕は恵まれている

休みの日には必ず

遠くの町まで遊びに行けば
行った先にだけ 

雨が降ってくれる

きっと誰かが仕掛けを作って

僕に恵みを

与えてくれているのだ ....
俺はそうやって空を飛ぶ、毎夜。
昨日は肉を喰った。かたい肉だ、ブラボー!
だから俺は肉が好きさ、裏切らない。
肉喰えば俺はまた空飛べる、今夜も。
いつまで肉を喰える体でいられるか分からない、
 ....
ゆふぐれに君とふたりで春の墓地ここでひととき幽霊しようか


「五千年前の約束忘れたの?」花火しながら妹が問ふ


昆虫がふたりの為の出会いなど知らづに運ぶ花粉かな


警報機こわし ....
焼 き 魚 泳 ぐ 世 界 は 詩 の 世 界

前 世 で の 僕 ら ふ た り の 墓 参 り

夢 枕 寝 グ セ で 立 っ た 先 祖 さ ま

ね み み み ず 寝 間 着 ....
からころと音のする
そんな欠片が散らばっていて
拾い上げると色とりどり
思い思いに光を反射している

広い砂浜
両手を広げても足りない
誰もいない静けさは
ただ波音を響かせる


 ....
目が覚めると
右手がチョキになっていた
いったい僕は何と戦ったというのだろう
夜中、こんなものを振り回して
援軍の来ない小さいベッドの上で
花眠り
肌透きとおる
独りわれ
蒼き午後の
はぐれ子となりて
人間であるのがいやで山を行く

スパイする鳥には鳥の秘密あり

晩飯の足しに菜を摘む生き抜くぞ!

春もみじ赤く萌えても桜に負ける

迷彩服迷彩帽で環境保全

どこまでも誰かが踏ん ....
値段はおいくらですか
空から澄んだ声がする
木の葉が静かに舞っている
晩秋の並木道は
人通りが無いのに
かさこそかさこそ
賑やかな気配がする

値段は、
いくらでも構わないのです
 ....
エミリー
あなたと最初に出会ったのは羊水の中
あなたは何も言わず
私を蹴って押し出してくれました
あなたはそれっきりそのままで
難産だったと語る母にあなたのことを訊いてみたのです ....
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タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
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ウィル・オ・ウィスプ- m.qyi散文(批評 ...904-6-6
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約束- 大西 チ ...未詩・独白4*04-6-2
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