リーナス・トーバルズはわたくしにとって神です
GNUがカーネルと定めたのに異論を挟む余地は無いのです
「なんらかの阻害がわたくしを阻むなら自分で」
カスタマイズは自由信奉者が行う ....
空を押し上げて
ひろげた 手のひらに
オーロラが見えますか
空を押し広げて
ひろげた その腕を
たからかに 突き上げる
あれは 父さんの仕事場の
....
雨は
嘆きを代弁しない
風は
怒りを
代弁しない
おまえを語れる
他者はない
星は
だれをも照らさない
花は
だれをも誘わない
おまえは
....
あなたはいつも雨降りで
子猫みたいに濡れそぼち
そのくせ強く匂わせる
刃物を当てた乳房のように
ぼくの真顔の疑問符も
蒼く滲んでインクのよう
何時のころから遺書めいた
ことば遊び ....
しぬなんておもいもしなかった
ひとが
海をみていた
くっきりカゲを増した
夕映えの
不知火干潟で
たぶん夢中で
ファインダーをのぞいていたにちがいない
もえのこる ....
ひいらぎの葉蔭にて
にたりと嗤う貪りに
肩を叩かれ
身をふるわせる
夜廻りのいわしの
潰れ ....
とても綺麗な青空だ
とても自分が
無価値な気がして
黒い塊が胸いっぱい
それでも
この花束を
君に この花束を
エッフェル塔に登 ....
軽はずみな言葉ほど
健全なものはないからね
自然な
なりゆきの
その背にわたしは乗るよ
いたわりと偽りは紙一重
無情と無償は紙一重
流され過ぎた挙げ句の空 ....
もう少ししたら
野焼きの季節になりますね
ふるさとの枯れ野に
火がつけられ
冬がおしまいになるでしょう
あなたには見えないけれど
焼け焦げた残骸の下には
根が生きているのです
春に ....
凍てついた北風に
千切れそうな私の耳が
ちぢこまって 蝸牛
冬枯れた街には
緑も少なく 小鳥もいない
鉛のような 空が重たい
春がこないかなあ……
声に出したら
一歩だけ ....
自分が書きたい詩を書くこと
読みたい詩が読めること
それだけの為に
命をかけていた
「おしん」の最終回のように
かつて、我慢に我慢を重ね
頑張る姿が人の感動を
呼 ....
あなたのストーカーのストーカーになります
ひとつの問いが
私の上に落ちてくる
飛ぶ空を失くした
鳥のように
無数の鳥が
私をめがけて落ちてくる
羽のない
石つぶてのように
私が空へ投げ上げた石
虹色の放物線のむこうか ....
粉雪のリフレイン
埋め尽くす真っ白な想いは
あなたに会いたくて会えなくて募って行く
悲しみのリフレイン
降りしきる雪の華の中
私はひとりきり淋しさを{ルビ弄=もてあそ}ぶ
あなたに ....
大切にしたいものがありました
それはひどく不器用で
武骨ななりをしておりました
それのどこに惹かれたのか
....
豆まきをして鬼を追いかけているうちに
私は鬼に追いかけられていた
どこまで行っても鬼は終わらない
だから私は追いかけて
追いかけられながら
ひとつの時代を走りぬけることにした
....
天下諭吉を壱枚弐枚
どーでもいい女だけ抱き
月に向かって好きだと吼える
元カノを亀の主食に股間見る
君はサイコロジカル・チェリー
耐えかねて握りしめた手のひらは
いつも汚れていつもからっぽ ....
まどろみの午後、鼻毛を抜いていた
おや、白いのが一本
ちょっとした目眩をおぼえながらも、また鼻毛を抜くことにした
磨ぎ研究を澄ます この頭を傾けずに
切磋卓越魔物
比較ほど死んだものもなかろう ひひひ
真面目に面と向かうお面もリアルさ ひひひ
笑いの壷に油も混ざる そんな卓越魔物切断の清らかな ....
冬も真剣
春も真剣
季節をまっとう出来たなら
勝ち負けなんてどうでも良い
きょうは季節の関ヶ原
天下分け目の大決戦
三寒四温の趨勢だから
春の勝利は分かっ ....
雨に濡れてるブランコはいつもより空が近くにありますから、楽しいですね。でも、片道切符で乗ってはいけないと書いてあるのは何故でしょう。
風がふくたびシーソーが揺れるので、目に見えない何かを計れるよ ....
あのAV女優に会うことはできないけれど
とても あの子は 素敵だった
彼女が決めた 人生が
今日もたくさんの男を熱狂させているのだろう
とても それは 素敵なことだった
彼女は映 ....
ワイヤーで爆発物を巻き付けられて
死ぬまでの時間を過ごす気持ち
冷房のよく効いた部屋
その部屋の窓から見つめる絶望
高橋みなみにえらそうに
終わってるって吐き捨てられて涙 ....
神様のひとり
もっと愛してあげても
好いんじゃないかな
むかしむかしの おかいもの
「くださいな」 「はあい」
こぜにを しっかり にぎりしめ
おそらは あかねいろ おみせやさん
おつかいは たのしいな
「おやおやえらいね こ ....
長所しかなくてゴメンナサイ
ウェルダンは丸焦げとは違います
雪原の笹が体をふり
両手を振り
またなって片手を振って
やがて居眠りでも始めた様に埋もれた その後に
カラカラとスキーリフトに乗って虫達が上がって来る
白銀に立つその姿に
....
子育ては子どもの頃の復習だ
幼い我が子に
昔の自分を重ねる
ああだったこうだった
言いながら
あの頃見えなかったものが
少しずつ見えてくる
あの頃見えていたものが
少しずつ ....
人は
たくさんの事柄を
忘れながら
生きています
朝起きてみれば
隣の空き地は
白く覆われて
ただひとつの足跡もない
とてつもなくやわらかい
真新しい道に思われました
その ....
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