雲ひとつない高笑い
真っ青な永久歯で
空は
高層ビルに喰らいついている

控えめな思い出し笑い
押しつけがましくない暖気で
光は
目抜き通りを撫でている

束の間の微笑み返し
 ....
中山外務副大臣がヨルダンのアンマンにいる

だれかに似ている

中山とかいう議員が昔いたっけ

そいつの息子か

これだけ脅迫されて連絡すら取れてないのかよ

ちゃんと働けてるのか ....
無免許のレースクィーンに乗られる       ゆきのひつじが  
      はらはらと 
      いっぴき、にひき
      ねむれぬよるに
      ふりつもる
      はるをまって
      ....
「非常ベルが鳴らしてみたかった」と、
その男の子は 泣きながら
お巡りさんに謝っていた


毎朝電車は ラッシュを呑み込むと 靴の群れを吐き出す
腕時計の長針先より 先にスマホ
 ....
偶然昔通っていた
職場から自宅への帰り道に合流する
そこは堤防沿いの道だから
明かりもなくて真っ暗で
よく夜空を見上げながら
自転車ですいすい帰っていたのを思いだす

今も変わらず何かに ....
画面が変わると
真ん中に
看板持った
ノロが立っていて
両端のオレンジの二人も
ピースサイン出して
大成功!ってやったら
他はどうか知らないが
俺は大笑いする

何にしても
ユー ....
あったかいひざにはにゃんこ足元にも猫が寄り添う冬の寒い日

今もなお大きな体でひざに乗る重たいけれど嬉しいにゃんこ

移動するたびにどこでもついて来るストーカーだねほんとに君は

引っかか ....
鉄板に触れたとこから溶けていくバターのように君に溺れる        かくしてください
       さみしさが襲います
       昼と夜との狭間から
       からだと毛布のすき間から
       飲み終えたコーヒーカッ ....
またたくまのすれちがいざま

運転席に乗るドライバーよりも
車の助手席に乗せられた
大きなクマのぬいぐるみは
何も話したくない
少し怒っているようで
私は立ち止まって振り返り
走り去る ....
眠る顔でも愛しく思う息をしてなきゃもっと好き 天が地を柔和に踏みつけると
アラユル路が神経回路としての機能を失った
メケ 限りない劣情に踊る旗
標識たちは無言で主張するそれは真っ当なことだろう
生きている人にとって生きていると言うことぐら ....
見たか?

見た見た!

聞いたか?

聞いた聞いた!

それで どう思う?

ま ここは
見なっかったこと 
聞かなかったことにして…
雪の瞳に映るのは
軽やかな窓
音もなく降る白い彼方の光


   ひとつの塔に夜明けが訪れた
   沈黙はただ安らぎであるかのように
   いつか鳴る(それは予感めいた)鐘の響きを待って ....
インフルエンザが流行り出すと
白いマスクが 飛ぶように売れる
ウイルスに感染しないため、
みんながみんなでしたがるマスク
唇から 漏れるイントネーション
頭も つられて 上がったり ....
      毎朝冷たい風に吹かれながら
      洗濯物を干すその手は
      ひどくかさつき荒れていた
      誰よりも早く起き
      米を研ぎ、味噌汁をつく ....
はさみこまれた、ひる、そらぞらしいアンバランス、ゆれたえだ、について、まだ、なんのこたえもみつからないはなし、などが、ばらばらと、あかるいみち、はだしであるくあしのうら、にささり、予想天気図の気圧 .... せわしない日々のなか、外にでたらそれが昼であっても真夜中であっても早朝であろうとも空をみあげて月をさがす。たまに日光をあびてしまい、くしゃみがでる。かならず。なんでだろうね。太陽光線とくしゃみの関 .... 育たない私の胸を好きと言う君の部屋からFのブラジャー      家が死んだ
     広い庭に大きな木のある
     昔ながらの家だった
     縁側のあった家は壊され
     大きな木はどこかへ運ばれた
     乾かす洗濯物も ....
骨だけになった 樹の群れは
古い写真の中で 諦めている時計に似て
遅れていく時刻 ついさっきまで耀いていた
枝の露は 跡形もなく消えた


誰かからの便りを 待っている
いつか訪れる ....
少しかけているところが
私たちあるみたいね

よくよく見るとね
かけているところ
ほんとうは
かけているんじゃなくて
割れたみたいなの

ひっつけるとピッタリ合うの
素敵で ....
しんという音身にまとい天空とダム湖に浮かぶ寒月ふたつ

うららかな小春日和に鬼が棲むおれとあなたと隠れた月に

手術から九年目の冬いまめぐりきてきみは喋らず食べられもせず

不幸など笑って ....
飛ぶときに必要なものがあるとすれば決心ではなくて、飛んでいる「当然」なのだと思う。決心なんて、どれほどもろくて役に立たない(でもそれなりに美しい)だろう。
娘が壁に手を置いて、しゃんと背をのばし立つ ....
 
羽根がはえたかと思ったんだ

ダウンジャケットのだったんだけどさ

けどね、ちょっと、ちょっとだけだけど空を飛ぼうなんて思ったんだ



 
記号にからまってもう神に戻れない   うつくしさだけを愛するわけにいかず
  わたしたちは雪をみている
  さくらいろの子供たちがはしり、
  ほほえみと陽の光がまじりあうのを
  胸にふるえを覚えながら わたしたちは ....
今日は少しだけ 暖かな
冬の道を歩いていた
どこへ向かってだろう
理由は なかった

八百屋でりんごを買った
家で切ってぼんやりと皿に置かれたそれを食べた
今日の思い出はユニクロ以外に思 ....
公園に若いお母さんと小さな女の子がいた
お母さんはベンチに座ってスマホをいじっている
女の子は傍をちょこまか歩きまわる

女の子がお母さんに話しかけても
お母さんはスマホに夢中で返事をしない ....
梅昆布茶さんのおすすめリスト(13708)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
冬_午前11時30分_快晴- nonya自由詩16*15-1-24
がんばれ!にっぽん!- 吉岡ペペ ...自由詩215-1-24
無免許のレースクィーンに乗られる- 北大路京 ...自由詩415-1-24
ゆきひつじ- 石田とわ自由詩13*15-1-23
麻痺する指先- 為平 澪自由詩11*15-1-23
帰り道- 灰泥軽茶自由詩515-1-23
どっきりカメラ国- 花形新次自由詩115-1-23
猫溜まり- 未有花短歌18*15-1-23
鉄板に触れたとこから溶けていくバターのように君に溺れる- 北大路京 ...短歌415-1-23
眠りのなかへ- 石田とわ自由詩11*15-1-22
ぬいぐるみ- 灰泥軽茶自由詩1015-1-22
眠る顔でも愛しく思う息をしてなきゃもっと好き【都々逸】- 北大路京 ...伝統定型各 ...215-1-21
メケ- ただのみ ...自由詩12*15-1-21
日光三猿- イナエ自由詩10*15-1-21
雪の瞳に映るのは- 石瀬琳々自由詩9*15-1-21
マスク- 為平 澪自由詩8*15-1-20
紡ぐ日々- 石田とわ自由詩17*15-1-20
hot_oolong_tea - 阿ト理恵自由詩6*15-1-20
せわしなく掻き出す前足が穴をどんどん深くしていく - 阿ト理恵散文(批評 ...6*15-1-20
育たない私の胸を好きと言う君の部屋からFのブラジャー- 北大路京 ...短歌315-1-20
ひとり陽だまり- 石田とわ自由詩10*15-1-20
囲炉裏の上- 藤原絵理 ...自由詩715-1-19
かけていること- 瑞海自由詩6*15-1-19
寒月- 草野大悟 ...短歌3*15-1-19
当然のこと- はるな散文(批評 ...1015-1-19
空を- 殿上 童自由詩15*15-1-19
記号にからまってもう神に戻れない- 北大路京 ...自由詩615-1-19
窓辺- 草野春心自由詩515-1-18
今日は日曜- 番田 自由詩115-1-18
【_スマホと女の子_】- 泡沫恋歌自由詩17*15-1-17

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