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葬式のことをかんがえてる

僕の死んだ後を考えてる

死んだ後は
どうなるんだろう

魂は他人がもっていくんだ
自分はどうなるんだ
自分の続き
自分が終わるって
結局どういう ....
かあちゃんが
もうこれいじょうは
酒を飲んじゃならねえと言って泣く

とおちゃんが
いてえいてえと言って
時々真顔で俺を見て泣く

外は雪が降りしきる
ここ何年か
止んでるのを ....
6ヶ月と13日間、待って待って待ち続け
ようやく巡ってきた
太陽を借りる順番。
昼休み、
市の職員から職場に電話がかかってきたとき
黒犬の奴は本当にうれしそうで
その日の午後の得意先回りで ....
このへやは
にしびがまぶしくて
とだれかがいった

だれかはもはや
ひとではなくて
それでもひとのつもりで
あるようだった

にしびだけが
つよくそのあたりを
てらし ....
その箱のなかには夢が溢れていた

幌馬車に乗っていたり
早馬にまたがり二挺拳銃は火を噴いて

またあるときは電話ボックスから秘密基地へと飛び込めば

誰もが海の向こうの豊かさに憧れた
 ....
汗が光ったのを察知して
君は一生懸命 左手で扇いでくれる

クエン酸の入ったドリンクを一気に流しこむ
その立ち姿を横目に

また夏が来たネ!と
笑いながらハンカチを渡す 麦わら帽の君
暑中お見舞い申し上げます
いっさいの躊躇がない貴女に
私は憧れやまぬ者
楕円構成完璧のフォルム
速度が流れるプロポーション
一撃必殺モチベーション
蒙昧と狡知の渾然一体
周知の行動原理に ....
猫のあしあと
声のあしおと
不便なみどりいろは
ゆびのあいだで
ねむるように
さわっている

君じゃないなら
もうだれでもいい
君じゃないんだ
だから
どうでもいいんだ

 ....
ジグソーパズルの
欠けた1ピースが
見つからない

左目をなくした
モナリザが恨めしそうに
見上げている

完全であることに
恋焦がれる病が
再発したらしい

散らかった机 ....
うつくしい響き
何かが溶けるような
うつくしい響き
風にとばされながら
うたい続けている
うつくしい響き



鳴るよ
君は鳴る
その奥に潜むグロテスクな塊を
うつくしい響 ....
めだまやきには
苦痛をともなうべきだと
たまごがやかれ
失われるのは
とりのめだまの

だった
きみとしろみとその他もろもろ
たとえられて
身のぎせいを
あじわっている
なんて ....
き、き、

夏空にもくもくと湧き出した巨大な雲たちの間に間を、眩しい白の半袖シャツを着た大勢の子供たちがまるで天使のように飛び交い、

き、き、

炎を混ぜた白い煙をさかんに吹き出す二階建 ....
あなたのことが心配で戻ってきました 
と言う男がいて 
へっと思った
あたしは 
その男のことをそのとき初めて見たのだけれど
まるで ずっと昔から知っているようなふりをして
腰のあたりで  ....
ためされていることは
わかってる

と、いって
おとこはさっていった

このよにおとこはいて
はじめから
いなかったかのように

るすでんをさいせいすると
まだいきて ....
お前か
私は影を追った昔の私の
お前はたよりなげにだが希望に満ちて
笑っていた
私は今子供を持ち。
お前に見せる顔があるかを聞きたく思う
「リサイシャです。」 
突然の呼びかけにハッと顔を上げる
カウンター越しにその女性は佇んでいた 
小さな女の子を二人連れている 
一瞬 何と声をかけようか戸惑う


胸の底に沈殿している ....
見上げると
大きな夕月が青空に透けていた
東北の沿岸部が沈下したという報道のせいか
月面のいつもの痣がパンゲア大陸に見えた
再た大震災となりましたが、Sくん
どこかで元気にしていますか
君 ....
捕まえていて欲しいと

そう、言えたならどんなにか楽だろう

私は口を噤んで、顎を引き
目を閉じ、息を詰めるだけだった

そして、空想の中の熱い抱擁を受け

粟立つ腕を擦って

 ....
スーパーで
すいかをたたいてる
おくさんがいた

ぽんぽんぽん
ぼっちゃんはいる?
ゆびさきでやさしそうに

ぼっちゃんは
こたえなかった
かわりにとてもよい
おとを ....
お母さん お母さん
あなたは半眼の仏陀のように横たわり
黄金の仏陀のように何も見てはいない
何も聞いてはいない

{ルビΜητέρ=メーテール} {ルビμητέρ=メーテ ....
泥が沈むのを待って
上の澄んだ水だけを飲むことができます
時間がないんだと言われたら
濁った水を飲むことくらい
もちろん できますとも

ヒール高7センチの
先のとがった靴を履いて走るこ ....
鈴虫が鳴く頃
あなたは現れる

月が欠ける頃
あなたは身を潜める

日が昇る、真上へと

そこにあなたは居なくて

影だけが、深く深く

アスファルトを焦がした
ひまわりばたけをぬけたさきに

りんごのきがあって

きのまわりをさんかいまわると

みぎてにりんごがおちている


ひまわりというゆめ

ひだりにひまわり
みぎてにりんご ....
今日に限って 折傘忘れてスコール
タバコ屋の小さな軒先で身を寄せながら
雨粒を指で拾い 掌で{ルビ弄=もてあそ}んだ

店奥のシャイな婆さんは
アガリっぱなしの{ルビ緞帳=どんちょう}が下り ....
健康に生きることに
気を取られすぎるのは
健康によくないと聞いた

羽の生えた猫が夜には
町から町へ飛び交ってるって聞いた
馬鹿が微笑む
それは見事に
芸術品の様に
きらり美しく
馬鹿が微笑む

そんな馬鹿を羨む
微笑むのは苦手だ
いつだって苦手だ
何も感じられない
と言ってはみるが
表に出な ....
ベッドでアソコを吸ってみて
私を好きなら思い切り
瞳を開き
目と目が合った状態が
私を一番興奮させるの
ベッドでアソコを吸ってみてね

ベッドでアソコを舐めてみて
昨夜のやり方忘れたの ....
夜明け前
蒼い空に
身を削る月がいた
誰にも気づかれることのないように
まして獣たちに さとられないように
目覚めた女が背をみせる
静まり返った山森は、眠りについたまま
星をなくした夜空 ....
雨上がりの
キラキラとした
雫を集めて私は
宝石を作って
いるのです。
             110720

            
トコロテンでごはん
辛抱おし
半時ぐらいは
保つでしょう
お母さまは
まだお帰りにはならないのです
 ....
真山義一郎さんの自由詩おすすめリスト(718)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
スクエア_- 竜門勇気自由詩2+*11-8-3
僕が生きているとみんな泣かなきゃならなくなる- 竜門勇気自由詩4*11-8-3
太陽を借りた黒犬- シリ・カ ...自由詩3+11-8-2
西日- 小川 葉自由詩811-8-2
箱のなかのひと- 恋月 ぴ ...自由詩22+*11-8-1
真夏- subaru★自由詩14*11-8-1
女優_鋭利杏子の凋落- salco自由詩5*11-7-31
じゃまなことば- 竜門勇気自由詩211-7-30
死に至らない病- nonya自由詩23*11-7-30
君の鳴る- 自由詩2*11-7-28
めだまやく- 中川達矢自由詩15*11-7-28
き、き、☆- atsuchan69自由詩13*11-7-27
あれよあれよという間の- blue自由詩10*11-7-27
再生- 小川 葉自由詩311-7-27
お前に- 田園自由詩111-7-26
罹災者- 渡 ひろ ...自由詩23*11-7-25
食人野- salco自由詩3*11-7-25
鬼ごっこ- ala自由詩1*11-7-24
夏の音- 小川 葉自由詩311-7-24
おかあさんと一緒- salco自由詩6*11-7-24
おんな- blue自由詩511-7-23
焦がす- ala自由詩1*11-7-23
ひまわりというゆめ- Seia自由詩411-7-22
スコール- subaru★自由詩16*11-7-22
98- 竜門勇気自由詩111-7-22
馬鹿が微笑む- 自由詩4*11-7-21
ベッドでアソコを吸ってみて__唄:沢たまきん- 花形新次自由詩111-7-21
黎明の月- 月乃助自由詩13*11-7-21
ポエジー(未詩・独白)- プル式自由詩311-7-21
心星- あおば自由詩13*11-7-20

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