すべてのおすすめ
夜空を往くものがいる
丸く小さくひかって
星よりおおきく
飛行機より小さく
月の無い空を
意思もって動くものは寂しい
水茎を行く天道虫の意志
生きて動くものは寂しい

林檎 トマ ....
君は木立の中に
透明な花を
隠している

涙は霧のようで
僕から熱を
奪わない

幾たびも逢いたい
僕は変わってゆくけれど

やわらかな予感に包まれた
君が変わることはない ....
ぼんやり 新聞コラム 眺めてたら
女は 存在 男は 現象
つまり 全ての基本は女 だから
はじめに女ありき との文章

これはもう 現代常識である
聖書の記述は 間違えたのだ
好きに ....
あなたの瞳が
私に慣れてきた

そしてそれからの
私が虜のホログラフィーは
茎を傾げた優曇華の花びらが
リアス式の高い海岸段丘の上で
凪だけど揺れ舞う景色

瞳が放つ言葉は
緩急を ....
膨らんだ感情を幾つかの言葉で編んだ檻に閉じ込める
とげとげがちくちくと胸を刺す
けれど気にしない
普段言えない部分も真っ白な世界では
無理出来ないから
荒れてとても痛い言葉を読み手にぶつける ....
はじけるよ
虹色の しゃぁぼんだまが ひとつ

あのしゃぼんだまは あの子のいのち
あのしゃぼんだまは あのひとのいのち
それから あのちいさいしゃぼんだまは 学生のときの記憶の色

み ....
キミは何か間違っている。と
目覚めの次にインプットする。と
一日がゆっくり動きはじめる
先週工事していたビルは
1階をシャネルに似せたカフェで取り繕って綺麗
寝起きからローストの匂い 気がま ....
四時半夕刻
思い立ち
洗濯機まわす

陽が伸びた
空の
視線がちょっと痛い
わかってるよもう
春だってんでしょ
湿ったシャツと
生乾きの髪を
これみよがしに
風が撫でてく

 ....
寂しいと泣くありんこを踏み潰したら雨が降った
しとしとと
塩味を舌で確かめる
あめ
寂しいと泣く自分への戒めのためさ
誰も助けない
そんなこと知ってるよね
ごめん
だから泣かない
ば ....
君の笑顔は椅子に似ていて
笑うと誰もが顔に座りたがる

散歩途中のお年寄りや
旅に疲れた旅人
アイスキャンディーを持っている人
ただ夕日を見ているだけの人

誰かが座ると嬉しそうにする ....
俺は

ミントティーを飲んで

少し落ち着く

今日も

さして良い事なんか無かったぜ

幸い悪い事も無かった

俺は

それでいいと自分に言い聞かせる

それを後ろ向 ....
線路脇に寝る犬は どうして今頃 雪が降るのだろう とだけ鳴く

銀色のフィルターが心地よかった

声も聞こえなくなった頃 くうきがざーざーと荒れてきた

あたたかい日よりも 心地よかった
どれほど 
雲の束縛を破り 雲間から降り立つも
乾いたグラウンドに
冷え切った夕刻に
結局は 卒倒しがちな冬の光線です


そこにあるのは
どこにも尾を引かぬ手の平
だからこ ....
おつきさんのえだが
するするおりて
わたしのかみを
もてあそぶ

おつきさんのこえは
ほつほつしてて
わすれたころに
きこえてくる

おつきさんのはっぱ
やわっこくって
 ....
金魚がつい食べ過ぎてしまうように
ぼくらは
怖気づく理性とはまったく関係なく
いうなれば すこし過剰なものたちです


狙ってみてしまっては 思ってもないことを
寝転んで指差した机の脚の ....
帰りのバスに揺られている
一泊二日は早かった

対向車が十秒に一度 町の景色を遮る
後ろへ後ろへ流れ去ってゆく

卒業旅行はあと三時間で終わる
みんなの記憶装置の中で
まとめの作業が開 ....
時間が
外から来る光を
横になりながら見つめている
花は雪
雪は花



晴れた日
道は海へつづく
ずっと空のままでいる川
とどろきの向かうほうへ
雪は昇り
落 ....
アゲハは真上に飛び立つ。
目的があるみたいに
だけど少しも慌てず鷹揚に
まっすぐに。

あかるい春の日
かわいた地面に
ゆらゆらと落ちている
アゲハの影。

高く舞い上がれば
薄 ....
白い花瓶が割れて

白い花が落ちた

僕ははっと驚いたよ

もう君はいないのに

君に何かあったのかと思ったよ

君は白が好きだった

花も白い花が好きだったね

初めての ....
静かな午後に 空を見て思い出した
最近 思い出さなかったのは あまりに忙しくて
わかるとかわからないとか そんなことを考える間もなく
時間が過ぎていったから 

わからないことをわからないと ....
すうっ
大きく息を吸い込んで
毎朝高く昇った太陽と
朝食のトーストの匂いに
目覚める

目が覚める時に
吸い込む空気は
澄んでいなくちゃ
目覚められない

朝、吸い込んだ
空気 ....
みんなに嫌われた日は
母の やきそばにくるまって
少し テレビを見る

母は やきそばをもうつくらないので
15年前の
とり肉入り のかけら

やきそばに とり肉は合わないと
ずっと ....
卒業なんてものは 単なる通過点だと
そんな醒めた目で

寄せては返す 波の音
海の緑は 誰かの目の色に
似ている
起き抜けの
一杯の珈琲と一本の煙草
まだ寝惚けた頭には
今日が昨日で
昨日が今日で

起き抜けの
一杯の珈琲と一本の煙草
ボサノバなんて聴きながら
一日に一度しか味わえない
その味 ....
あなたに会うということは苦しくなること。
あなたに会うということは痛くなること。
あなたに会うということは私が私でいられるということ。


あなたに会わないということは世界がちっぽけに見える ....
いつもそこに見えている すぐ目の前にだ
共同幻想でもあるぞ 南無阿弥陀仏
現実の世間でも至極あたりまえの
他動説 信じて生きてきた果報者

石の上にも三年 その三年間
近づくと逃げてゆ ....
心地いいくらいの
暖かな日差しに
桜の花びらを連れた
春の風

そんな
よく晴れた日には
陽だまりの中
嫌なことなんて
忘れ去ってしまうくらいに
走り回って

疲れ果ててしまっ ....
あんまりいつもの事だから
誰も泣いたりしないが
昨日のお前はどこへ行ったのか
死んだのか
それともそこの隅でひっそり泣いているのか

行って帰れば別の人

どうしてこうも

行って ....
あいります。
程度、その刹那
あいります。
夢ならね、少しは躁
あいります。
違う
あいります。
ちょっと待って
あいります。
止まんないのね
あいります。
程度、その ....
冷たい水の熱さに触れ
公園に立つ冬を見る
檻のなかの時計と噴水
公園に歌う冬を見る



風は痛く
水は閉じる
風はたくさんのものを集めている
誰もいない道を
ひとつ ....
霜天さんの自由詩おすすめリスト(1528)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
不在の寂しさ豊饒の悲しみ- まんぼう自由詩304-3-21
やよい- たかぼ自由詩804-3-21
存在と現象- 狸亭自由詩1804-3-20
優曇華- 純太自由詩404-3-20
投げました、当たりました- 暗闇れも ...自由詩4*04-3-20
しゃぁぼんだま- ukiha自由詩404-3-20
夕病み- yozo自由詩204-3-20
ベランダにて- yozo自由詩604-3-20
ありんこ- 暗闇れも ...自由詩3*04-3-19
似顔絵- たもつ自由詩18*04-3-19
☆78_ミントティー- 貴水 水 ...自由詩204-3-19
スノウ- 示唆ウゲ ...自由詩304-3-19
冬の物理学- A道化自由詩704-3-18
月の枝- 湾鶴自由詩804-3-18
ときに言い過ぎてしまうね- nm6自由詩604-3-18
デンリュウ- ゆりこ自由詩304-3-17
__凪- 木立 悟自由詩904-3-17
アゲハ(百蟲譜22)- 佐々宝砂自由詩704-3-17
★44_シロイハナ- 貴水 水 ...自由詩504-3-17
不確定原理- 月夜野螢自由詩204-3-16
透き通った- クラウン自由詩304-3-16
やきそば遅い- 山内緋呂 ...自由詩15*04-3-16
寄せては返す- ukiha自由詩204-3-16
朝の慣わし- 快晴自由詩7*04-3-16
会うこと。- 千翔自由詩104-3-15
逃げ水- 狸亭自由詩604-3-15
うららかな春、物思いの春- クラウン自由詩504-3-15
さよなら- 長谷伸太自由詩2*04-3-15
刹那- 佐々井自由詩204-3-15
- 木立 悟自由詩504-3-15

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51