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むいしきの
おとが
きしむ

はんせい
はんせい
きょうも
はんせいって

あっちで
すべったって
こっちで
ころんだって

だめだめ
だめだよって

じぶんに
 ....
 
 知らない街で
 洗濯物が揺れている
 風に洗われて
 青空を映しながら


 知らない道に
 鳥の羽根が落ちている
 素通りなど出来なかった
「これは大空の破片なのだ」と
 ....
・・・・・・父は営林署の職員だった。私たち家族は小高い丘の上に建てられた社宅のひとつに住んだ。数十軒の社宅が営林署の三階だての建物を円形状にとりかこみ、遠くから眺めると近世の城とその武家屋敷の集落のよ .... 首が痛いんだ
そんなこと言えないんだけど

首が痛いんだ
こんなに吐息を感じるけど

君が気に入ってるならそれでいい
君に気に入られるならそれがいい

でも
首が痛いんだ

「 ....
窓から世界が見えすぎるので
何度も何度も触れつづけては
指とガラスをたしかめていた
消えた素顔をたしかめていた



描かれた線に雨は重なり
音だけを残して見えなくなった
 ....
手足があったらヘビだって
歩いていたに違いない
晴れた日には日傘のひとつでも差してさ
そうだね、父さん
だからまだ
どこかで生きてて
いえのかたずけがひとだんらくしたので
えんがわにすわっていると
ぽろぽろ
そらからなみだのあめがふってきて
にわじゅうをみずびたしにした
みんなおしゃべりにはあきたらしく
しぶきをあげ ....
伸ばした腕の先の
手のひらの先の
中指の先っちょが
触れるか触れないか、
のところまで
夏が。


列車を待つ顔たち
照らす陽射しの角度を
知ってか知らずか
右へ傾く


 ....
きいちごを
てのひらのまんなかに


そのとき
ぼくは
きいちごのまんなかに


ぼくは
ちのかたまりになって

なみだをなくす
かわきをなくす


ぼくは
きいちご ....
藪には花が咲いた
鳥の姿はなかった
銀を捜す風の目に
鳥は映らなかった



太陽は傾いだまま
午後の熱を失わず
光の刺さる音だけが
森のなかに響いていた



鳥は  ....
あのね もう 
いけないと おもったの

だって どろだらけで
おひざ も いたいの

こんな きたなくなったら
あそんでくれないと おもったの

でもね どうしたのって
 ....
話したことも無いけれど

重なるこころを
感じるのは
こうして
見つめ合っているからですね

どちらかが
目をそらしたら
そこで
終わってしまうかもしれない

もしくは
すれ ....
釘打ち
塞いでしまったピアノを
蓋の上から叩いてみる

かたい
なんてかたいんだ
という思い出


指先が充血して膨れる
針で突いてみたいけど
ただ赤いだけでつまらない
 ....
あしたがこないと
カラスが言った

あしたはたべたと
夕日が言った

あしたはにげたと
闇は言った

あしたは遠い空の上

きょうは輝く月の下

あしたはじっときょうをま ....
ピンポン球の
はねる理由を
知りたくて
開いてみたら
からっぽだった

どこかで
見かけませんでしたか
日が暮れていく、僕の脆弱な血管の中を
翼よ、あれがパリの灯だ
けれど、僕の翼はじゃがいもでできている
ポム・ド・テール!
大地のりんごよ、大空を飛べ、飛べったら飛びたまえよ

   ....
気がつくと きみは
魚になってしまっていたので
ずっと
きみを知っていたのに
はじめて見たような気さえした


望遠鏡をのぞくと いつも
波がよせては砕け
飛び散る


セロハ ....
[水道管は、壊れています。前の駅を発車しました。]
 

水圧で 蛇口が外れそうになってるじゃないか!
こりゃいかん、いかんぞっ


「垂直に、屋上より、103号室まで
特急 ミズカモ ....
冬の配達人が
夏に来て
僕に言う

「君の手紙には切手があと十円足りません。」

早く切手を買わなくちゃ



朝の配達人が
夜に来て
僕に言う

「君が書いた宛先は薄くて ....
この
でんしゃは
なもなく
なもないばしょを
ていしゃばに
しています

かたたん
たたたん

うえに
あがってゆくほど
でんしゃのなかには
いろんないろが
たくさんつ ....
どこかで何かを間違えた
そういえば
君にかける言葉を忘れてしまった
そういうと
月が頭上にあらわれて
僕に愛想を振りまいた
ふせじ の なかの
ながい ゆめ

とんとん どうにか
すすけてく

ならくのそら は
しらせぬ いろで

ここやら どこやら
さき ゆれる

わたらせ まい よ
と ....
自分を忘れるほど
君する夜
遠いのです
東京タワー
今夜も綺麗に咲いていますか?
僕は都会が怖いので
蟻をプツプツと潰しています
これ以上苦くならない為に
部屋が散らかっているので
 ....
電車に乗らないものだから
のんびり風景なんて見もしないんですがね

電車に乗らないものだから
景色の移り変わりに目がいかないんですがね

だって時間がかかる上に
だって乗り換えが大変な上 ....
その時のぼくには
どんな光も
光 だった


高層ビルのあちこちでは
松明が焚かれ
人はそれを
空から眺めては
都会などと
よぶ


灯台ならば
向かうべき先を
教えてく ....
あーあぁ…今日も夜更かしくん
あくびを抱えて仕事をこなして
いきます

あーあぁ…今日もお寝坊さん
起きなきゃいけない残りの5分が
戦いです

毎朝、毎晩
毎朝、毎晩
それ ....
こんなに日が昇ってるいるのだから
1時間の誤差はみんな気づかないだろう

ぼくたちも気づかない
重たい表紙を開くと
『夏の項』だった


限りなく続く
かのような 草っぱらの
ずっとずっと向こうから
薫風に押されて
あるいは 乗って

バラ色に染められる
その足跡


 ....
僕は
アパートメントの窓から
君の住んでいた方に
見惚れている


  君が
  虹をつむぐ
  優しい指の
  君が
  終わりを告げる
  優しい眼の ....
褪せた面影を
湿らせていく
霧の雨


黒い舗道に足跡の
こだまを探しながら
ひび割れた時間に
僕は立つ


どんなに近くで
それとも遠くで
どれだけ君が  ....
霜天さんの自由詩おすすめリスト(1528)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
むいしき_の_おと- 玉兎自由詩4*04-6-19
知らない街_(2003.7.18)- 和泉 輪自由詩2304-6-19
スケッチ- みつべえ自由詩704-6-19
くっつきすぎ- 谷川美嶺自由詩304-6-19
ノート(白窓)- 木立 悟自由詩804-6-18
父の日- たもつ自由詩12*04-6-18
かなしいきもち- アンテ自由詩404-6-18
朱夏- 望月 ゆ ...自由詩9*04-6-18
きいちご- 松本 涼自由詩6*04-6-17
ノート(風)- 木立 悟自由詩404-6-17
やさしいひと_へ- 砂木自由詩14*04-6-17
鍵をください- 蒼木りん自由詩8*04-6-17
釘打ち- Monk自由詩604-6-17
あした_の_行方- 玉兎自由詩5*04-6-16
貼り紙をする- 黒川排除 ...自由詩804-6-16
じゃがいも- たもつ自由詩1604-6-16
飛沫- 望月 ゆ ...自由詩18*04-6-16
水道環- 湾鶴自由詩8*04-6-16
配達人- 松本 涼自由詩8*04-6-15
なないろ_でんしゃの_たび- 玉兎自由詩5*04-6-15
散歩- すぐる自由詩104-6-15
わたる- 砂木自由詩7*04-6-15
予定- 本木はじ ...自由詩604-6-15
電車に乗らない- 谷川美嶺自由詩2*04-6-15
漁火- 望月 ゆ ...自由詩8*04-6-14
日々- 玉兎自由詩4*04-6-14
無題- よだかい ...自由詩7*04-6-13
架空少女事典- 望月 ゆ ...自由詩4*04-6-13
まぼろしアパートメント- セキラボ ...自由詩12*04-6-13
霧雨- 松本 涼自由詩6*04-6-12

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