すべてのおすすめ
*三日月
三日月の晩に、少年がふっと部屋から出て行くことを黒猫は知っている。
塔の螺旋階段に響く足音が、とん、とん、とん、と続いて、
てっぺんの窓を開ける音が聞こえて ....
*蝶
黒猫の気だるい微笑みは、いともたやすく蝶を虜にする。
その静かに差し出された手の上に、青い翅の蝶がとまる様子を、
少年は頬杖をついたまま眺めていた。
「可 ....
*夜半過ぎに
夜半過ぎになって、その悲しい報せはもたらされた。
そっと肩を寄せてきた黒猫が、
「それは悲しいことだわ」
と、うわごとのように何度か繰り返した。
少 ....
詩誌「荒地」に所属していた詩人たちの中でも、北村太郎の存在は一種特異である。鮎川信夫のように出発時に先頭に立つこともなければ、田村隆一のように低空飛行しながら生き延びることもない。最初期にはいかにも ....
{画像=050415004542.gif}
○「居酒屋にて打ち上げ」 オヤジ vs 043BLUE
オヤジ:「いやー、お疲れさんです。まぁ、一杯やんなさいよ。結構、早いペースだったじ ....
{引用= 1935年、文化人類学者のキルトン・スチュアート博士は、マレー半島に住む先住民族『セマイ族』の調査を行なったところ、彼らは独自の方法を使って、夢をコントロールしている事が明らかになった。そし ....
{引用=
「簡単に言って、料理とは単に舌先だけで味わうものではなく、また弄ぶものでもない。耳から、目から、鼻からと、様々な感覚を動員して、「美」と「味」の調和を楽しむものだと思う。色どり、盛り方、取 ....
{引用=
「童心というのは、人間はみんな平等だという心ですね。白人の子も黒人の子も、小さいときはいっしょになって遊んでいる。決して差別しない。いやがらない。童心というのは、ものを知らない、ということ ....
{引用=
「どのようなエクリチュールも、最終的には、言葉を知らない、コトバ以前の感覚的な、感性的な存在を、コトバによって、ということは同時に法によって貫かれた倫理的な世界へと、〜ある決定的な痛み ....
{引用=
「詩とはなにか?−この問いに対する答えは、詩の方法的、形式的側面からなされるのが普通です。しかし、形式的規律をもたない自由詩以後は、こうした側面からこれに答えることは、全く困難になってしま ....
{引用=
「詩学は詩の屍体解剖である」 高村光太郎
}
○まえがき:
はじめにことわっておきますが、私は「詩学」について全くの無知です。はっきり言って、「詩学」が何たるか ....
熊髭bさんの「詩を書くのを忘れてしまうススメ」を読んで感じたこと
http://po-m.com/forum/showdoc.php?did=34372
やはり、「詩を書くのを忘れ ....
学校の怪談といえば、やはり代表はトイレの花子さんではないだろうか。
花子さんとは学校に伝わる女子生徒の幽霊の総称で、良くトイレに出没するのが特徴で、その起源はそれぞれの学校でかつて実際に何らかの ....
皆さんは、ゴッドファーザーを見た事があるだろうか?
マーロンブランドや、アルパチーノが出ている、あれだ。
マーロンがジジィになり、相変わらず早口で、何言ってるかわかんない。
もう少し口を開いて喋 ....
「森のゲリラ宮沢賢治」という本の中で、西成彦は、宮沢賢治の創作スタンスとして「注文」を受けると言う在り方が「キーワード」だと述べている。
前回、井上陽水の「ワカンナイ」でも、「雨ニモマケズ」の「心 ....
前回は、日本と韓国 と題したクセに、
韓国の話ばっかりになってしまった。
今の時点で二年半、今年の九月で3年目を迎える海外生活。
しかもずっとボストンの田舎。来年はここを出るぞ、NYだNY。 ....
数年前、引越しの際に荷物を整理していたら、和室の天袋の中から、昔父が書いた詩の原稿が出てきた。以前から、僕の父親は若い頃に詩を書いていたらしいと、聞いてはいた。だが、僕の知る父の姿からは詩を書くこと ....
嫌な、文章だろう。
非常に書き方が不味かったと思った。
これを読んで、傷ついた方もいたと思う。すまない。
謝ります。
これを、書き直して、発表したいと思います。
しかし尚 ....
僕の好きな井上陽水は、宮沢賢治の「雨ニモマケズ」の替え歌と言うより、返歌「ワカンナイ」を作っている。
雨にも風にも負けないでね
暑さや寒さに勝ちつづけて
一日、すこしのパンとミルクだけで ....
宮沢賢治の詩を読むのは、とても辛い
自分の苦に、まといついてくるみたいだから
彼は、いつもじたばたしている「デクノボー」であるから
辛いけど、あざとい詩もあるけど、美しいから困る
日本語が ....
今回は読む話ではありません。申し訳ない。
最近、調子が悪い。活字が読めない。。。自分の中の課題図書に手を付けれない状態です。
現代詩フォーラムのお気に入りも「new!」だらけ。精神的なものだから、 ....
若く情熱があり頭の回転の早い人たちは、はやく自分が何者であるかを定義したがる
早く世界に出て自分の態度を説明しようとする
どれだけ自分が一人前であるのかを社会に認めてもらおうとしている
分かる、 ....
1.後進としての「私」
http://www.ittsy.net/academy/instructor/sumio2_1.htm
発達心理学の浜田寿美男氏の文より ....
何か、ひとつ書いたらテンション上がってしまった。
腹も減った。米を水にひたしてる間に、もうひとつ書こうと思う。
日本人シリーズ、行くぜ!
知っている人は知っているが、現在俺は英語圏に住んでい ....
先日、女の子と喋っていたところ、意外な事を言われたのだ。
「男の子って、みんな外人好きなんだと思ってた」
この発言を受けて、本日も逝ってみませう。
リョウちゃんのー!独り言コーナー!!パフパ ....
丸山薫の詩を声に出して読むとたのしい。
なかなか他人の詩を声に出して最後まで読み通すには、自分の体力だけでなく、相手の詩にも
言葉を口にするのに「恥じなくていいよ」という「一押しの力」が要る。
....
田村隆一は太平洋戦争後の荒廃した社会を的確な詩語で捉え、戦後詩壇を代表する存在になった。と、日本の詩の歴史ではそういうことになっているらしい。僕は言うまでもなく戦後生まれ、それも高度経済成長の真っ只 ....
石川和広さんの作文中にあった言葉を見て、何かを思いついた。
それを、したためてみようと思う。
少し、真面目に。
「愛と平等を否定する」と言う言葉。
俺も否定している。愛も平等も、基本的にあ ....
千人斬りか。大言壮語したもんだなあ。いいなあ、若者は無鉄砲で(笑)
しかし、さすがに一人ではシンドイと泣きが入ったので、三人で百人ずつ交代でやることになりました。いやしくも他詩を斬るからには、みずか ....
脳性まひ者の運動の言葉の中で、私に、とても印象を残したのは、「青い芝の会」という団体の「われわれは、愛と平等を否定する」というものだった。
この言葉は、たとえば、十九世紀末の詩人哲学者であるニーチ ....
ふるるさんの散文(批評随筆小説等)おすすめリスト
(365)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
黒猫と少年(3)
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嘉野千尋
散文(批評 ...
5*
05-4-19
黒猫と少年(2)
-
嘉野千尋
散文(批評 ...
8*
05-4-18
黒猫と少年(1)
-
嘉野千尋
散文(批評 ...
10*
05-4-17
北村太郎(その詩と死)
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岡部淳太 ...
散文(批評 ...
12*
05-4-17
【家庭の詩学】_おまけ
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043BLUE
散文(批評 ...
5
05-4-15
【家庭の詩学】_#5_「エス」のはなし
-
043BLUE
散文(批評 ...
9*
05-4-14
【家庭の詩学】_#4_「味*素」のはなし
-
043BLUE
散文(批評 ...
10*
05-4-12
【家庭の詩学】_#3_感動はどこから来るか
-
043BLUE
散文(批評 ...
8*
05-4-11
【家庭の詩学】_#2_わかるということ
-
043BLUE
散文(批評 ...
11*
05-4-10
【家庭の詩学】_#1_詩とはなにか
-
043BLUE
散文(批評 ...
10*
05-4-9
【家庭の詩学】_まえがき
-
043BLUE
散文(批評 ...
10*
05-4-7
【詩を書くのを忘れてしまわないススメ】
-
043BLUE
散文(批評 ...
14*
05-4-3
トイレの花子さん☆
-
藤崎 褥
散文(批評 ...
9*
05-3-23
昔の、話(愛のテーマ
-
虹村 凌
散文(批評 ...
4*
05-3-15
宮沢賢治メモ3—「答える」という在り方
-
石川和広
散文(批評 ...
8*
05-3-8
独り言(海外の日本人について
-
虹村 凌
散文(批評 ...
7*
05-3-7
父が書いた詩
-
岡部淳太 ...
散文(批評 ...
6*
05-3-5
独り言(日本と韓国編
-
虹村 凌
散文(批評 ...
4*
05-3-3
井上陽水から見た賢治—宮沢賢治メモ2
-
石川和広
散文(批評 ...
8*
05-2-27
宮沢賢治の詩メモ
-
石川和広
散文(批評 ...
10*
05-2-26
読めないときも焦らずに
-
木葉 揺
散文(批評 ...
12*
05-2-25
若い人に捧ぐpoem
-
馬野ミキ
散文(批評 ...
45
05-2-23
◎自分をいつくしむとは?—身体と、ことばの育みについて___ ...
-
石川和広
散文(批評 ...
2*
05-2-22
日本人の英語について
-
虹村 凌
散文(批評 ...
34*
05-2-21
日本人の女の子についてーその利点と欠点ー
-
虹村 凌
散文(批評 ...
13*
05-2-21
「一押しの力—丸山薫の詩を声に出した日」
-
石川和広
散文(批評 ...
4*
05-2-21
田村隆一(その詩行のかっこよさから語る)
-
岡部淳太 ...
散文(批評 ...
30*
05-2-20
きれえごと
-
虹村 凌
散文(批評 ...
6*
05-2-19
三匹が斬る〆_現代詩フォーラムランダム道中千人斬りの巻__其 ...
-
肉球マニ ...
散文(批評 ...
12
05-2-19
「われわれは、愛と平等を否定」しうるか?−「障害」と「言葉」 ...
-
石川和広
散文(批評 ...
8*
05-2-18
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