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また遅刻だ

鏡のうえに粉をのせて

その白い塊を太いストローで吸った

用心棒が入って来た

カウボーイハットの用心棒だ

あたしはふたりの会話に挟まれてラリっていた

ジッ ....
アリスの部屋にはたくさん引き出しがありました

引き出しにはお菓子の家の入ってる引き出しや風邪をひいたときの気持ちが入ってるのやあじさい畑が入ってるのや牛乳瓶のどんよりした透明が入ってるのや走って ....
言葉のたりない夕ぐれは

悲しみばかりが増すようで

いのりが言葉にのらないんだ

あたらしい朝でも来れば

疲れはとれて涙はかわいて

たぶん大切なこと思い出すよ


駐輪 ....
ふつうってなんだろう

格差ってなんだろう

おかねってなんだろう


傷つけたらいけないよ

おどしたらいけないよ

どうでもいいことだよ

傷つけたらいけないよ


 ....
右、右、右、もうちょっと左、

あふれだす切実

あのひかり

かなしみ

ほこりやにおい

おんなが語り出す

床の間の水仙までが冷たく見えたお正月


馬鹿もいたろう ....
ガンジスをゆくものはすべてガンジスの速度をつたってゆくのだ

ひかりはかげだしかげはひかりだあるはないだしないはあるだ

両手からあふれるガンジスに詩の本を読みながらつかっている

石のう ....
演劇とは論理のようなものだと思う

なぜなら演劇とは

見えないものを実在させる手段だからだ

見えないものを実在させる手段を論理という

だから論理とは

見えないものを受け入れてしまうような私たち ....
日暈だらけ虹だらけ

山体膨張マグマ溜まり

あの子はあの娘に迎えられ

あの娘の旦那とお家に帰る

ああ絵に描いたような

くそつまらない日常


嫉妬とは

じぶんも ....
カーテン越しみたいに輝いてる

大声でワンギリの電話した

ひかり色あなたの下着が鏡みたい

声が聞きたいなんて多分嘘

爆発するアムールの成れの果て


目隠ししても

割れて破片になっても

欲し ....
善い哉善い哉かさねて善い哉

救済は美しい

山上には朱の大門

ここは箱根か高野山か

野菜ならよくて動物ならだめ

イルカやクジラどころじゃない

哀しい哉哀しい哉また哀し ....
誰とも喋りたくないとき

メールは便利だ

日々を繕うことが出来るから

喋ってしまって

交感神経優位にならないですむから

活動・緊張・ストレスこそが

生きてる証拠みたい ....
ディズニーランドにアキラは連れて来なかった。

きのうもうアキラは川に捨てた。

アキラのためには1メートルの穴さえ掘れなかった。

アキラに対する愛情は1メートルもなかったのだ。

 ....
風で鳥になっていた。

京香の両手首をつかんで、ぼくがうしろから広げていた。

強い風がしばらく続くと、京香はあたまを前へ前へと落としていった。

そのたびにぼくは手首を強くにぎりしめ、腰 ....
夏のもやだ

出会った夜

思い出のよう

長い髪にも

月を探すよ


一夜かぎり

夢がさめても

昔の華やかな

カーニバル


夏のもやだ

出会っ ....
まだ色を濃くするまえの緑たち

光を透かせて反射して

なあ気持ちいい散歩したいなあ


世の生きやすさを追憶する

追憶はきっとある未来

追憶はあったかも知れない過去

 ....
遠いベッドで寝転んでいると

小窓のカーテンの向こうから

おいてきぼり喰らった僕の声

銀河鉄道の夜を見送っていた

この世の悪も善も乗せてゆく

悲しみも退屈も希望も喜びも
 ....
地方都市の春が好きだ

雑駁な緑たちが

蔓延ってゆくさまが好きだ

世界が桜の花から解放されて

自由な死体のように日を浴びている

だだっ広い街道に地元の店舗

低い建物が ....
思慮ぶかい目がゆるんだ

楽しいことをゆっくりと見つけるんだよ

ぼくはこころのなかでメッセージした


手をくわえて震わせた

シャボン玉を浴びせてた

花びらで髪をかざった
 ....
愛しています

さくら旅行

さむざむしい

白とピンクと水色とグレー

ひらひらひらひら

楽しいことが舞い落ちる

ぺたんぺたんと道路にその跡

ときにはとまどい

 ....
ぬるい春のしゃぼんを歩いてた

ふくよかな水の妖精が

花咲くこころに綻んだ

ふわふわすいすい鼻で歩いてた


あの穴ぼこに入るのは

ぼくきりだいって枝を揺すった

あの ....
雪は白い

けれどこいつのほうが白い

ひとに言いたくなるくらい白い

春の街角にこいつが現れると

指さしたくなるくらい白い

白い花が咲くまえ

こいつがどんなだったかは

たぶん誰も知らない

 ....
さくらの木が赤らんできている

もうほころんで咲きだすのだ

それが悔しかったりする

なぜかってさくらなんて

徒党を組んでいるから嫌いだ

春なんてはやく終わってしまえ

 ....
犬がなく

ぼくらが人生でやっていることなんてたぶん

記憶にものこらないハレの日のこと

必死に切なくなっていることだってたぶん

記憶にものこらないハレの日のこと

犬にしてみ ....
世の中とうまくやれなかったあの頃のほうが

純粋で気高くてずっとまっすぐだった

神様でもないのにもう大人なのに

信じることや

信じてもらうことぐらいしかぼくは出来ていない

 ....
湿気たひかりで夜がほの白い

どこからか沈丁花の香りだ

この汚いお堀を渡る風がそれを運んでいるのだ


国賊にも一理あるのだろうか

国を護るこころとは時代遅れの思想なのだろうか
 ....
木蓮が咲いていた

咲き初めの蕾かもしれない

どこかでミモザも咲くだろう

さくら木も紅く染まるだろう

繰り返し繰り返し

繰り返すことで育まれて

否応もなく育まれて
 ....
あらゆる調和は○を目指している

宇宙も

交通標識も

林檎も

なぜ○を目指しているのか考える


物理や化学の法則?

社会や自然の流れ?

理性だけではない

 ....
うしなわれたことへの

とうめいないさぎよさ

ぼくよ、たちつくすな


かこからのびてゆく

みらいをむそうする


うしなわれたことへの

とうめいないさぎよさ

 ....
がらにもなく雪の心配

いっしゅんのキャンディが溶ける

影をゆく水色のバス

こんなに日が照っているのに

こらえてこらえて寒いのはこらえて


くしゃみ先生

黒板にずっ ....
ごめんなって思った

あやまるぐらいなら

なくなればいい俺だ


役に立ちたいだけだ

かかわりたいだけだ

そんなの優しさじゃ

そんなの大きさじゃ

そんなの愛じゃ ....
殿上 童さんの吉岡ペペロさんおすすめリスト(682)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
また遅刻だ- 吉岡ペペ ...自由詩315-6-15
アリスの引き出し- 吉岡ペペ ...自由詩515-6-6
大切なこと- 吉岡ペペ ...自由詩815-6-5
- 吉岡ペペ ...自由詩215-6-1
邦子の春- 吉岡ペペ ...自由詩315-5-31
青い道- 吉岡ペペ ...自由詩415-5-29
演劇と論理- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...315-5-24
だらけ- 吉岡ペペ ...自由詩215-5-24
ひかり色水いろの写真- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...115-5-22
ジーパンと空海- 吉岡ペペ ...自由詩215-5-13
世直しが好きだから- 吉岡ペペ ...自由詩415-5-5
アキラ- 吉岡ペペ ...自由詩215-5-4
春に吹く風- 吉岡ペペ ...自由詩215-4-30
夏のもや- 吉岡ペペ ...自由詩415-4-26
緑たち- 吉岡ペペ ...自由詩115-4-25
今日という日に- 吉岡ペペ ...自由詩715-4-22
- 吉岡ペペ ...自由詩815-4-18
水いろのすき間- 吉岡ペペ ...自由詩415-4-10
さくら旅行- 吉岡ペペ ...自由詩115-4-4
水の妖精- 吉岡ペペ ...自由詩315-4-1
白い花が咲くまえ- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...315-3-29
さくらの木- 吉岡ペペ ...自由詩215-3-28
よしよし- 吉岡ペペ ...自由詩215-3-25
花散ります- 吉岡ペペ ...自由詩215-3-23
沈丁花- 吉岡ペペ ...自由詩215-3-18
また来ん春に- 吉岡ペペ ...自由詩515-3-15
- 吉岡ペペ ...自由詩215-3-14
かこから- 吉岡ペペ ...自由詩315-3-14
くしゃみ- 吉岡ペペ ...自由詩315-3-11
ごめんなっ- 吉岡ペペ ...自由詩415-3-10

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