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鳥が鳴く

鳥が翔ぶ

熱く

嗄れるまで

郊外の神社で

あの頃のポーズ

丁寧なルーティン

約束のドタキャン


工場の横を過ぎた

ブックオフの横を過ぎ ....
 夕食を終えてベッドにふたりで寝転びながらあたしはアーヤを見つめた。夫婦岩、パワースポット、伊勢うどん、野球少年たち。そう言えば伊勢のひとびとはみんな親切だったな。なんかみんな喜んでいるようだったな。 .... ここは、天体の住む街だ

足音

いるのか

誰か

ここは、天体の住む街だ


ひとり

夜中になぜ

鳴くの

僕らは

たぶん絶対

コスモ

起き ....
桜島だ

さっきホームはすこし肌寒かったのに

動き出した電車から桜島をながめていると

ぼくはひかりの温度に右側を押されている

ぼんやりとした鈍痛を感じながら湾をながめる

あ ....
泣いてごらん

言われなくても泣いている

目薬みたいにだらだらだらと

泣き止むことも忘れてもう

鎮まれ鎮まる


ビフォーアフターの音楽ながれる

ぼくはいまから死刑に ....
看取りは二晩続く。その二晩が終われば、二日お休み。そのあとは三日間通常の勤務。そしてまた看取りだった。看取り二日目の日はいつも息子は老人ホームで遊んだ。
「すっかり人気者だね」
同僚の立石さんがぼ ....
うさぎが死んでしまうのはなぜ?

さびしいってどんなこと?

知性?

感性?

本能?

全部?

うさぎってぼくらのこと?

さびしいとよわまるものなあに?


 ....
溶け込むなら今のうちだから

それが精いっぱいのアウトだから

これまでの志とあとなにかと

こぼれそうなサヨナラが騒いでる

時間が未来に進んでいくなら

過去はパラレル世界を進 ....
空に舎に

秋光り

ほの暗き

回廊に

風立ちぬ


天高く馬肥ゆる



をのこ生まれる


空に舎に

秋光り

ほの暗き

回廊に

風 ....
知らないよ

こんなおじさん知らないよ

ぼくは目配せしかしてやんない

しぜんとこぼれる

スマイルしか見せてやんない

どこから来たのかなんて知らないよ

ぼくはおもしろい ....
初めてってなんだろう。
わたしの父は、父を初めてしているような感じのひとだった。人生を初めて経験しているようなひとだった。
わたしだってそうだ。小学校の頃、いつもふしぎに思っていた。放課後はまいに ....
なにやってんだダイアナ

志の高さは本物なのに

おまえのその

渡り鳥のような真剣さは

安っぽくて人間的すぎた

おまえはダイアナなのに

おまえのその

志の高さは本 ....
あれがくると

やはり初めての危機に遭遇しているような気になってしまう

じぶんのことなのに

時が違えば他人事にも自分事にもなっている

もうなんどもやり過ごしてきたはずなのに

 ....
秋空には

はぐれ雲が多い

悠々と明るい

残骸のようでもある

切られても切りつけられても

青空があるからこそはぐれ雲


約束をしてもはぐれ雲

予定を告げてもは ....
デジタルに深呼吸して

目には見えない空を

本能でちょっとのぞいたら

そう、恋をきめたら

大丈夫をふるまうんだ

逃げないで

体幹で

ゆびさきで

忍者みたい ....
満月がおおきく見えることがそんなにめずらしいのか

もうしょっちゅうスーパームーンとか言ってるけどさ

満月なんて地平ちかくにあれば昔からおおきく見える

錯覚なのか光の屈折率のせいなのか ....
月がふくらむ

まってる間に

青いまどべに

光ってばかり

雲がわれてる


かなしい足音

駅の路

つっと立って

揺れる

振り向いてよ


月が ....
負けられない

負けられない

立ち向かう

立ち向かう

めんどくさいけど

立ち向かう

それで終わる訳でもないけれど


お腹の底に貼り付いた

それは意地のよ ....
石川は助走せずに浮き上がれる。だからつねにネット近くに立てるアタックもガードも出来るいい選手だ。

アスリートは飛行機で移動する。ビジネスクラスで寝たり雑誌や映画をみたり音楽を聴いたりして移動する ....
もうだめだって後悔や

あったかもしれない希望

そんなもんを引きずって

だれかを探すように生きている

つぎはぎだらけの布をまとって

砂浜にあしをとられて

千々にみだ ....
秋の雲が天女の羽衣

颯爽と自由に

五色を浴びて

あなたの未来永劫だ


豊かな風が乾いている

花の薫りなどもして

喉には懐かしい甘さだ


秋の雲が天女の羽 ....
おまえのまわりをふみにじれば

おれはおまえをけがしてしまう

おまえをいさぎよくたちきれば

ひとりひかりのかなしみになる

おれはそうなれるほど強くない


くるしくてかなし ....
もう金木犀の匂いがする

どこにいるのか探している

まだ都会の星空ていどの花

写真には写らないていどの花をみつける


それがどれだけ本当でも

欲張りすぎたらダメなんだ
 ....
はがれないように思いを

必死になって押さえていた

ぺろんぺろん、ぺろんぺろん、それはもう

いつはがれてもおかしくはなかった


時はただ過ぎていく

育まれては

壊れ ....
あたしはぼんやりと窓辺に腰かけて木々のあいだに滲んでいる薄いオレンジいろを見つめていた。
母がいなくなった日もふつうに夕方がきていたことを思い出す。
小学生のとき母が出て行った。あたしと弟を残して ....
草ぼうぼうが美しい

荒れ放題の草むらは公園だった

ベンチに座ると膝まで草に隠れる

ゴミが見当たらない

草に隠れているのだろう

遊具に涼やかな日が当たる

ぼくはそこで ....
からはあたまだ

ことはからだだ

あなたがよろこぶから

ぼくはあなたをあいするのではない

ぼくはただ

あなたがよろこぶことをしたいだけだ


ひきさかれるようなことも ....
こころが減っていく

とめられない

思い出や

今起きていることが

それを加速してやまない

こころが減っていく

しずかに減っていく


夏が終わるように

遠 ....
二つに一つではなく

二つにして一つ

それが足のうらで生きるということ


とおく球場が夜空に灯っている

町あかりが滲むように澄んでいる

ぼくらは史上最強のまんなかだ

 ....
あらゆる疑惑や憎しみは

頭で考えるからおこるのだ

だからからだで感じよう

それも足のうらで感じよう


遠く離れてきみを想う

生きているかも

死んでいるかも

 ....
殿上 童さんの吉岡ペペロさんおすすめリスト(682)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
熱く嗄れるまで- 吉岡ペペ ...自由詩815-12-23
(3/3)伊勢うどんをマフラーに- 吉岡ペペ ...自由詩315-12-20
コスモ- 吉岡ペペ ...自由詩515-12-12
ひかりの温度- 吉岡ペペ ...自由詩715-12-4
目薬みたいに- 吉岡ペペ ...自由詩515-11-28
看取り(3/3)- 吉岡ペペ ...自由詩315-11-22
うさぎ- 吉岡ペペ ...自由詩215-11-5
パラレル世界- 吉岡ペペ ...自由詩515-10-31
風立ちぬ- 吉岡ペペ ...自由詩11+15-10-28
ハッピーハロウィン- 吉岡ペペ ...自由詩315-10-22
放課後の家族- 吉岡ペペ ...自由詩815-10-22
なにやってんだダイアナ- 吉岡ペペ ...自由詩315-10-17
まくらに落ちる- 吉岡ペペ ...自由詩415-10-12
はぐれ雲- 吉岡ペペ ...自由詩515-10-7
だれにもできない、霊呼吸っ!- 吉岡ペペ ...自由詩515-10-4
スーパームーン- 吉岡ペペ ...自由詩415-9-29
振り向いてよ- 吉岡ペペ ...自由詩515-9-28
負けられない- 吉岡ペペ ...自由詩415-9-27
空の奇跡- 吉岡ペペ ...自由詩115-9-22
ケンケンパッ- 吉岡ペペ ...自由詩215-9-22
秋の雲- 吉岡ペペ ...自由詩315-9-20
ひとりひかりの- 吉岡ペペ ...自由詩315-9-19
金木犀- 吉岡ペペ ...自由詩515-9-17
はがれそうな思い- 吉岡ペペ ...自由詩615-9-13
絶景- 吉岡ペペ ...自由詩315-9-9
公園- 吉岡ペペ ...自由詩615-9-5
からこと- 吉岡ペペ ...自由詩215-9-4
こころが減っていく- 吉岡ペペ ...自由詩715-9-1
足のうらで生きる- 吉岡ペペ ...自由詩315-8-30
疑惑や憎しみ- 吉岡ペペ ...自由詩515-8-29

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