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ことしは少ないような気がする

旅の途中や旅先で

なんかあったのだろうか

それともこの国が

嫌になってしまったのだろうか


なにを感じて渡り鳥

どっちがふるさと渡り ....
子守唄を歌っていたよ

おとなになったきみは

あの頃のきみだ

雨降るあの夜の

きみの正義感は正しい

おとなになったぼくは

あの頃のきみに

寄り添っていた

 ....
いつのまにか

中心に据えられて

またいつのまにか

中心探しからは外されて

うん・・・・

ぼくは太陽のようだ

いや、太陽ほど影響力もないから

太陽の子供のようだ ....
身ひとつで悩んでいる

可憐な花が逡巡している

体の調子を整えようか

発信音、着信音

花を喜ぶ顔を見ようか

可憐な花が逡巡している

身ひとつで悩んでいる


疲 ....
雨好きです

雨があがるように

死んでゆきたいと

うたった詩人は誰だったろう

雨があがるように

死んでゆけたのか

ぼくが死んだら聞いてみよう

雨好きです

 ....
みどりのあじさい

なにしてる

なんの準備をしているの

ぶあついざわざわ葉っぱっぱ

花が咲いたらだあれも見ない

みどりのあじさい

なにしてる

なんの準備をしているの


数千本のマイクをむ ....
静かな埃くさいホーム

電車が通過する

ぼくはベンチを掴んだ

いつもと同じだ

衝動と戦っていたのだ


枯れた灰いろの土

遠ざかるスピード

三角屋根の悲しみ

なみだが沸騰する


静かな埃 ....
わっと咲いた桜の枝の花束が

額縁のなかに吊されています

青い敷布の上に座るあなたが

花降る午後に微笑んでいます

ぼくらは宇宙で会いましょう


祈ります

科学じゃな ....
新しい緑の煙が萌えています

洞窟からそれを見つています


この光景の代わりとなるものを

あなた様には届けたいのですが

なにがそうなのか分かりません


新しい緑の煙が萌えています

洞窟からそ ....
東の景色が灰いろだった

ピカピカと白が走って

ぬるい風が街を撫でて

大粒の雨はぼたぼたと

しばらくしてざんざんと

音立てて傘のない僕を

濡らしては濡らしては

服を着た生き物である

僕は ....
日暈が出ている

ゴルフそっちのけで写真をとる

これを見た誰かたいせつな人が

きれいだと感じて

洗われてくれたら

逆光で真っ暗だったから何枚も

何枚もゴルフそっちのけでとる

あ、オレの番だ
緑は雲か大空か

緑に光る山を見つめていると

そんな言葉がぼくに浮かんだ

緑は雲か大空か


雲ひとつない

きみは天気を

探しているの


緑は雲か大空か

緑に光る山を見つめていると

そん ....
あなたの特上の幸せを想う

そんな試験を毎日二万回する

ため息や胸痛がさいきん

一回だけになったんだよ

そしてちょっぴり悔しそうに

微笑めるようになったんだ


あな ....
街全体がさみどりの煙のなかにあるようだった。

煙が目にしみる。

街道に木々がつらなっている。

そこには生まれたばかりの新緑が散らばっている。

この柔らかな色彩。

時間がま ....
智恵子は雨の日には地震が来ないという

昔なじみの校舎のような病院だった

伝言板には院長の行く先が告げられていた

カーテンをあけて雨の日を見つめる

さくら若葉のあいだに在るのは

昔なじみのきれ ....
きょう太陽のまわりに

虹が円を描いていたよ

ぼくはそれを伝えたくて

太陽を建物で隠して

写真を撮ってみたよ

会社の人に言ってみたら

外も見ずにこう言った

めずらしいですねって
過去は変えられないけれど未来は変えられる

そんな箴言を吐く奴はうそつきだ

過去は変えられるし

過去を変えなければ未来は変えられない


あらゆる過去を変えるために

ひとは宇宙のあちこちで

あ ....
でこぼこしていた大好きが

たましいにプリントされて

僕のたましいそのものになっていた

だからもうあんなに痛くはなかった

あなたは僕のいちぶです

やっとここまで辿り着けたよ ....
銀河を見つめる

昼間の銀河を見つめている

からくりを優しく見つめている

風になぶられる

光にさらされる

力はどこから来てどこへ行くんだろう

花びらの散ったあとを

銀河を見つめる

昼間の ....
あなたを写した線や形や色を見つめる

あなたの記憶とぶつかりながら

あなたの名を叫びながら白濁を飛ばす


名を叫んでしまうと

こころたちはまた

苦しんでしまうのではないか ....
桜よ月よ

僕は孤独だ

桜よ月よ

おまえの前で

素直になれない僕だから

桜よ月よ

誰かと眺めないでくれ

感情は揺れ動きもしないのに

桜よ月よ

おまえの前だけ

僕は素直なのかも知れない ....
さくら散る幻か

わっと降らせよ

さくらの花びら

水いろの影

灰色の青空

もも色の風

さくら散る幻か

わっと降らせよ

さくらの花びら


街道を犬ころになってさ迷いゆく

ぼくはひと懐こ ....
東京は20℃だそうだ

今日は蕾が赤茶けて

さくら木は

粗雑に汚れて見えるだろう

さくら木に

花が咲いたらさくらだと?

そんな勝手な考えを

許してなんてやるもん ....
金星と木星に

月が挟まれていた

月のサンドウィッチ

星が二種類のパン

二種類のパンで挟まれたサンドウィッチ

食べたくなった


同じパンに挟まれたサンドウィッチより

安心感のある食感ではな ....
はぐれてしまった宇宙飛行士は

地球を見つめながら死んでゆくのだろうか

ぼくは誰とはぐれてしまったのだろう

かなたに何を見つめながら死んでゆくのだろう


下唇をすこし噛んだら
 ....
商談フロアは明るかった

外光のような明るさはすべてLEDだった

設計課長が施工後の保証を求めて来た

外からはこの社屋の外壁工事の音がしていた

私たちはその仕事を商品の納入だけだ ....
小学生のとき突然女の子にキスされた

ぼくはそれを肩で拭いた

家に帰り口をゆすいで鏡を見た

それから叔母さんにあったことを伝えた


女と和食のお店に入った

ランチのコース ....
東京も雨曇り

ただでさえ

灰色の町並み

この街で

いちばん青くて寂しい

そんな場所に

母はいたのだろう


車椅子に乗った

聖人が入場していた

ぼ ....
雨上がりの夜道に

コロッケの香りがする

青黒く湿った夜道に

外灯ほどの幸せが停まっている


津波や原発に

ぼくらはいまだに傷ついている

自然をコントロールするため ....
リズム、フレーズ、バイブレーション

メロディにスパイス

壊しながら構築する

リズム、フレーズ、バイブレーション


星が明るかった

夜が風が冷たかった

月だけが笑っ ....
殿上 童さんの吉岡ペペロさんおすすめリスト(682)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ツバメ倶楽部- 吉岡ペペ ...自由詩712-6-24
おとなの子守唄- 吉岡ペペ ...自由詩512-6-23
太陽の子供- 吉岡ペペ ...自由詩712-6-17
きみのメルヘン- 吉岡ペペ ...自由詩812-6-12
雨好きです- 吉岡ペペ ...自由詩2012-6-8
みどりのあじさい- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...512-5-31
薄い光- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...512-5-24
宇宙のお花見- 吉岡ペペ ...自由詩612-5-22
新緑の歌- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...8*12-5-16
通夜に向かう- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...112-5-9
日暈- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...512-5-8
緑は雲か大空か- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...312-5-5
二万一回目の試験- 吉岡ペペ ...自由詩612-5-3
煙が目にしみる- 吉岡ペペ ...自由詩612-4-30
きれいな空- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...9*12-4-22
誰も知らない- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...612-4-19
ありがとう- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...1912-4-15
プリントたましい- 吉岡ペペ ...自由詩512-4-14
昼間の銀河- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...612-4-13
あなたの名- 吉岡ペペ ...自由詩412-4-8
桜よ月よ- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...412-4-7
さくら散る幻か- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...512-4-2
春の勝手- 吉岡ペペ ...自由詩3*12-3-30
月のサンドウィッチ- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...3*12-3-26
はぐれてしまった宇宙飛行士- 吉岡ペペ ...自由詩14*12-3-25
そんなときラブソング- 吉岡ペペ ...自由詩8*12-3-20
曇り日- 吉岡ペペ ...自由詩212-3-12
果てしない憂鬱- 吉岡ペペ ...自由詩412-3-9
雨上がりの夜道に- 吉岡ペペ ...自由詩812-3-5
星が明るかった- 吉岡ペペ ...自由詩412-2-28

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