ときどき
コンビニでおにぎりを買っては
思ってた

おかあさんのおむすび
食べたいな、って。

久しぶりの外泊で
おかあさんのおむすびを食べた

それは
ほんのりあたたかくて
 ....
ぎらぎら太陽に照らされて

草はしぼんでしまうだろ

激しい雨が降ったなら

草は萎えてしまうだろ

空は草が好きだから

光や水をあげるのさ

花が咲くのが待ち遠しくて

 ....
   君への電話

   開いた君の声が笑顔だった 過ぎ行く眼の前の車の音が
   
   急に聞えなくなるような 気がした


   時折考える 私を思いとどまらせるもの って何だ ....
集めている


草花の歌声を

鳥の時を

空気の鼓動を

水の根を

空の恋を

魚の道のりを

暗やみの夢を



ひたすら

見つけては
集めている
 ....
きみがしあわせになれれば
それでいいと願っていたあの頃は
うそじゃないと信じたい


だけど、
なみだがこぼれて止まらない



今も、ぼくは、
いつかのこころの真ん ....
    

落ち葉炊きこの子の頬も紅くなる重なる衣一つ我が手に

紅葉を川面に移す澄んだ水雨音聞いて山は隠れて

聞こえてる耳元囁くあの晩は重なる気持ちずれる今なお

寂しさを感じるそ ....
鍋の中でパスタがふやけるのを眺め
ご飯が食べたくなって炊飯器をいじる
惣菜を見に行くとパンが焼きたてで
一斤買う
テーブルの上では
マグカップとポタージュの粉が
昨日からずっと待っていて
 ....
おつかれさま

今日も一日 可愛くいられましたでしょうか?

最近、お仕事 頑張りすぎてませんか?


相も変わらず お慕い申しております


あいもかわらず 愛も変わらず
 ....
小さい頃 
目の前に立ちはだかる 
でっかい親父と向き合い 
パンチの練習をした 

額にあてられた 
ぶあつい手に 
視界を覆われ 
打っても打っても届かない 
小さい拳 

 ....
体重増加 冬に備えて
暖房要らず 脂肪のコート

寒いの苦手 だけど夜中
外に出て 空を観る

愛のミシュラン
オリオン座の三つ星と同じ

クリスマスの本来の意味
知らなくたって  ....
たまに大きくでてみたら
すかさず何かが飛んでくる
メッサーシュミットで
ラプターと
互角にわたりあえるぐらい
ものすごい
この人は
でも
あのかわいい少年探偵団の
PTSDを心配しち ....
わたしはいつも欠けている 
あなたもいつも欠けている 
欠けた互いがむきあうと 
こころのさびしいすきまには 
風のふしぎが吹きぬけて 

別々だった 
あなたとわたしは 
ひとつです ....
着脱可能な精神で夜と昼を繰り返したい
希望の面積は年々縮小傾向にある模様
カシオペア座が描く僅かな亀裂
空が落ちたら僕達はどこへ逃げようか

計算に基づく誰かの図式
似たような顔 ....
               071122


むじくくまがわくまがわら
隅田の外れに住んだので
むじくの童と呼ばれます
むじくむらくむ隈川原
独りの空は青かったので
無軸の村から人々 ....
最初はマジで嫌だった
スタッフのひと替えてもらいたかったけど
お気に入りのお店だったし
いつものひと不幸があって急に休んだらしいし
どうにでもなれって心境だった

助手のひとがわたしの好み ....
ここに来させていただいて、
1年が過ぎました。

多くの方々の詩を読ませていただけたこと、
そして、多くの方々に私などの詩を読んでいただけたこと、
こころより感謝しています。

 ....
朝の笑顔を迎えた日曜日
  夢紅葉

雑誌も吟味、眠れないままに
秋色のフリーペーパー
君の趣味趣向
時事ネタの展開
絞っていくプラン


H2Oに近い水が
流れるような呼吸 ....
空は そっと倒れこみそうだ
深い雲がみえて

時は静かに止まってしまい

庭先に灰は降りて
やわらかな綿毛が吹き寄せて
湿った窪みに時を
ゆっくり積み重ねている

凍るように
音 ....
きれいな声で
うたってた
金糸雀みたいに

誰もいなくなった教室にかばんを置いて
二階の廊下から駐輪場を眺めながら
校庭でもくもくと走りながら
ボールの弾む体育館で人知れず
ほんとうに ....
「 誕生 」という地点から 
「 死 」へと結ばれる 
一本の糸の上を 
わたしは歩いている 

頼りなく両腕をひろげ 
ひとりきりのサーカス小屋の舞台上を 
よろよろつなわたる道化とし ....
黒目勝ちな瞳で
何を 見る

天然の朱に彩られた唇で
何を 語る


平らな胸に秘めた
紡ぎ事を
誰が知るだろう


揺れる花に
想いを寄せた日

誰かの幸福を祈る
 ....
酔っ払った サラリーマンが

頭に ネクタイを巻いちゃうのは


お酒でふやけた脳が

流れ出すのを防いでいる

もしくは

酔っ払った脳を戒める為


かもしれません ....
誰もぼくを知らないところへ行きたい
優しい人も
厳しい人も
生意気なやつもみんな棄てて
誰もぼくを知らないのなら
ぼくが知っている人たちのところだって構わない
ぼくに関する記憶を消しさって ....
まさかトイレで寝入ってしまうとは

今何時だろうか?

けっこう長い時間眠ってしまった気がするけれど

鍵はかかっていないはず どうしてドアが開かない

ひとり暮らしな ....
じくじく、そわそわ
みみの中に、でっかいみみくそが入っているような感覚が
毎日続く
暇さえあればみみかき
かきかきかき
なのに
恐竜のたまごも、お姫様の身に着けている宝石も
みつかりませ ....
鮮やかに 雲が 
青空から 吊り下げられて

細いナイロン糸が
結び目を のばして

雲は動く
己の腕の寂しさが続くかぎり
雲は行く
己の知らないくにざかい

雲の影が落ちる
 ....
まあるい形をした絶望
あっちへほうり、こっちへほうり

子どもら原っぱ駆けながら
何でも遊び道具に変わる

月のにおいが漂い始め
みんなのお腹がぐうと鳴る

明日も一緒に ....
ピンク色の
空に

嗅覚が
少量の吸気を
鼻孔の奥へと
運ぶとき

呼吸は止まり
吐息で
全身は脱力する

剥がれ落ちる
白い肌は
紅色に染まる

手と手は鉄の
鎖の ....
18世紀のフランスに
アドニスという画家がいた。
貿易商の家に生まれた彼は
教育熱心な母親に育てらたため
学校での成績は優秀だった。
17歳の時に訪れた美術館で
向日葵の絵画を目にした彼は ....
上海を歩く

歩く、というより

車を見つめている

どこに帰るんだろう

いい暮らししているのかな


現地の商社マンと

下世話なカラオケにゆく

成立した女の子の家 ....
Porterさんのおすすめリスト(729)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
おかあさんのおむすび- 風音自由詩8*08-1-21
草と地面と大きな空と- 短角牛自由詩207-12-31
軒並みぶっ倒れていたさ- 鴫澤初音未詩・独白407-12-28
集めている- 小原あき自由詩20*07-12-26
愛すること- わら自由詩17+*07-12-14
ぷりずむ- 川口 掌短歌5*07-12-9
明日について- 佐々木妖 ...自由詩7*07-12-8
あいもかわらず- 北大路京 ...未詩・独白7*07-12-4
シャドウボクサー- 服部 剛自由詩607-11-26
薔薇と_ダイヤと_漆黒の翼- 北大路京 ...自由詩7*07-11-25
生平- FUBAR自由詩6*07-11-25
(_無題_)__- 服部 剛自由詩307-11-24
「冬の人」- 菊尾自由詩3*07-11-24
むじく- あおば自由詩1*07-11-22
わたしたちの空- 恋月 ぴ ...自由詩22*07-11-20
- わら未詩・独白26+*07-11-18
夢紅葉- 北大路京 ...自由詩10*07-11-17
見上げれば曇天- アハウ自由詩407-11-17
似合わぬ指輪- FUBAR自由詩11*07-11-17
彫刻の顔_- 服部 剛自由詩6*07-11-14
天然少女- サバオ*自由詩6*07-11-13
サラリーマン_と_ネクタイ_の_関係- サバオ*自由詩4*07-11-13
誰もぼくを知らないところ- soft_machine自由詩10*07-11-1
まさかトイレで寝入ってしまうとは- 北大路京 ...未詩・独白12*07-10-30
みみ- 壺内モモ ...自由詩307-10-30
糸を放つ- アハウ自由詩14*07-10-30
丸い絶望- なかがわ ...自由詩6*07-10-30
愉悦- りゅうの ...未詩・独白6*07-10-29
アトリエ- 1486 106自由詩6*07-10-29
見つめている- 吉岡ペペ ...自由詩207-10-29

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