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落ち葉炊きこの子の頬も紅くなる重なる衣一つ我が手に

紅葉を川面に移す澄んだ水雨音聞いて山は隠れて

聞こえてる耳元囁くあの晩は重なる気持ちずれる今なお

寂しさを感じるそ ....
今だけは恋の歌なぞ聞きたくない

矛盾した想い重ねてしまうから
・・



「プロローグ・夏」


風が吹く渚できみと見たものは プロローグ「夏」シャインドリーム

楽園と示す標は傾いて君へとむかう(アイタイキモチ)

駆け抜けろ渚通りは ....
{ルビ静寂=しじま}からもの憂き雨が貫けど
  破れる夢もない熱帯夜



曼珠沙華かさなる闇に{ルビ咲乱=さくらん}す
  狂おしいまま抱く情に似て



熱き夜に悶える ....
  「アリュール」

{ルビ汚=けが}れならば五月雨川に流せりと誘ふその手は{ルビ梔子=くちなし}に似て


  「ブラック」

黒髪に触れし指先奏づるは重なる肌のあつき旋律
 ....
恋の道 照らすかのよう 月明かり ためいきさえも いと柔らかに


道すがら 出会った二人 ときめいて この一瞬が 永遠にと願ふ


優しかれ 涙はすべてを 許します 闇に小さく きらりと ....
カラヤンのレコード買いきて おもむろに
娘灯を消して聞くがよしと言う

萬緑を濡らして夕立過ぎゆくに
近江の里の深き静もり

緑濃き萩の道もいく曲りか
蓮の花咲く池に出にけり
     ....
  
   「いつか奇跡」

霧雨の向こうに遠い日の日記 差し出した手が迷い濡れてく

影送り透けて遠のく僕たちの眩ばゆいほどにピュアな夏の日

吹くはずのない甘い ....
君思ふわが名流るる滝つ瀬の
   はやき心をたれか止むらむ

紅の色に夏の葉かくす{ルビ山躑躅=やまつつじ}
   いでやかなしき人をぞみゆる

こころありや宵待草にあさつゆを
   ....
まぼろしか白夜の夢に君を抱く 鼓動ひととき重なりて、泣く

時を打つ鐘の音色も{ルビ夜=よ}の色も白くまどろみ繰り返す「恋」

白夜なら大地もぬくもり忘れずにいるから今宵は許しあお ....
飲み終えたアールグレイの味がした まだ冷めやらぬ熱き接吻(くちづけ)

青春の恋は清涼飲料水 きらり輝くあの汗に似て

うたかたの恋があたかもシャンパンの泡と消えゆくウィーンの街

この愛 ....
四十年戦いとりしクリスチャンわが人生の武士の一分

絵教室妻よろこばすためにとぞ蜜柑の絵をば描きにかきけり

今日の日はビールを2本呑みたりき絵に勢いをつくるため
頰杖でまどろむ窓辺何もかも
    透き通ってゆく水晶夜にて


草のゆめ針の夢またむらさきの
    時のうつろい夜は傾き


果敢ないと花びら時に散るならば
    ....
午前二時留守番電話のメッセージ「経済的に苦しいです」と

バイトにも友にでさえも言えなくて「私、大学辞めました」って

大学を辞めて気持ちが楽になりバイトの時間まで横になる

好きだった授 ....
Porterさんの短歌おすすめリスト(14)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ぷりずむ- 川口 掌短歌5*07-12-9
恋歌- ライチ短歌7*07-10-14
■共同作品■楽園で抱いた星の名は・- Rin K短歌21*07-7-18
熱帯夜- Rin K短歌24*07-6-17
パルファム- Rin K短歌32*07-6-9
夜の六首- おるふぇ短歌807-6-7
7P_「短歌2」より_〜_昭和四十年頃- むさこ短歌13*07-6-4
■共同作品■_カゲロウと花- Rin K短歌26*07-6-3
恋夏草(れんげそう)_______■古語の宴参加作品■- Rin K短歌28*07-5-28
白夜- Rin K短歌22*07-5-24
Love_Potion〜恋の飲み物五七五- AKINONA短歌307-5-23
四月の晴れた日- 生田 稔短歌5*07-4-19
水晶夜- 石瀬琳々短歌21*07-4-17
大学中退- 壺内モモ ...短歌6*07-3-27

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