限定解除!!止まれない回遊魚達
ペンを投げるのは死ぬ時だ
限定解除!!止まれないPankSter
ノートを燃すのは死ぬ時だ

生きる事は 日々を告白する事だとも
生きる事は 苦しむ事だとも ....
先週の午後
雨と一緒に
隣の男が降った

最上階に住んでいるとそれだけで
いつでも飛び下りなさい、と
手招きされているような気がするので
荷物が重たくなった時などは
ベランダに近づ ....
においには
名前がないから
きみに伝えることは難しいねぇ
切なさにも
名前がないから
言葉にすることは大変だねぇ

すごく大切なものを忘れてしまって
忘れてしまった悲しさだけが残っ ....
残業もそこそこに
今夜もいそいそと帰ってきた
玄関のすぐ脇の部屋で
かつて母だった生き物が
また呻いている


父の三回忌を済ませた頃から
母は溶け始めた
ビデオテープのように過去を ....
ふらっとでいこう。

何にも迷わず。いや迷うのはいい。迷うのは出口を探すからだ。
ここは360度の透明な海。出口もなく。入り口もない。

誰かがドアのふりをして私のそばをすり抜ける。
おは ....
見飽きてしまった景色なら
ちょっと視点を変えてみればいい
忘れかけていたもの達が
二人の瞳に映るかも

去年と同じ季節 同じ場所
少し大人になった二つの影
そんな些細なことも奇跡のよう ....
ためいきで綴る日記のかたすみに
月明かりが影を落とす

灯りの輪の中には入れない
淋しがり屋の文字だけが
影をつたって降りてくる

ほら木の上ではアホウドリが
孤独なものだけへのレクイ ....
 
 君はいつも真っ白なスニーカ
 光らせて

 空に
 原始の青を連れてくる

 じりじり世界を焼くね
 無垢でフレッシュな笑顔で
 
 蚯蚓が道端で黒焦げているけど
 そんな ....
    聖母子像

   霧のなかをわたしは母の手に
   ひかれ ながれるもやの
   街道を歩いていた
   それは途方もないかなたへの
   流離譚のようにおもわれた
   母が世 ....
  
猫が逃げました
ボヤが出ました
便所は汚すな

親切な貼り紙のアパートの
隣の部屋の人の顔 
まだ見たことありません

のような午後の世界に

河川敷の花火
の音が聞こ ....
魚が手紙のようなものをくわえたまま
道の真ん中で力尽きているのを
少年は見つけました
水を泳ぐ魚にとって
ポストはあまりに遠かったのでしょう
少年は手紙のようなものを
代わりに投函しました ....
それは目に見えない
見えないけれどある
確かにある

見知らぬ場所をお散歩中に
見つけた空き家
ぼろぼろの屋根の下から
黒猫が四匹
わたしを見つめ鳴く

知らない庭の
知らない犬 ....
「水、持ってこいよ。」

シンちゃんが言ったから
公園の入り口にある水飲み場まで
バケツを片手にダッシュ
焼けた砂まみれの腕に
午後の陽射しは痛い

水飲み場につくと
犬を連れたおじ ....
退屈をにぎりしめて
おもてへ出た

そぞろ歩きのアーケード
レモンの駅のホーム
まわるバスターミナル
あと3日で実が落ちるびわの木

ドアの前についた時
にぎりしめていた退屈は
ど ....
ある時ダヴィンチが
金魚鉢を眺めていると
金魚がウインクしたので
「魔が差したんだろう」
と思った


またある時ダヴィンチが
散歩をしていると
電信柱がおじぎをしたので
「人 ....
電車の窓から覗く夜の街は
何もかもを包み込んでくれるかのように
やさしくて

胸に渦巻く醜い想い
帰りたくない
まだ
このままでは

自然な笑顔を忘れてしまった
あんなに浮かれてい ....
ぽつぽつと飛び交う
耳障りな羽音
乾き損ねたコールタールに
再び水を打つ

門をくぐれば
生臭い土の香り
産まれ朽ち
吸い上げられる

老いた桜の木は切られ
残った切り株から
 ....
 
電車は走る、光を拾う鳥のように
森を抜け、窓に緑が流れ
あたりにはぼくの未来や時間が
とてもまぶしく渦巻いていて
その中へその中を

考えることを忘れたまま
勝利や敗北やすべての闘 ....
やがて来る、あたらしい雨
プラットフォーム
この手で焼いた
たこやきのまるいかたち
そしてあの子のえがお

満ち足りた身体に
デザートがはいるだけの
ちょっとした空隙ができる
まだ走 ....
午前三時五十五分-

知らない女の子が ボクの手相をみてる
ぼくは、蛇ににらまれた蛇の手下のようにどきどきしてる-

小学生のころに京都で、知らない町を自転車で探検してて
角まがったらいき ....
純粋で
裏の世界なんて
まるで知らない
素直な君

僕は
どっちかというと
素直ではなくて
裏の世界の住人
かもしれない

悪口を絶対こぼさない、
なんてキレイゴト
言えるは ....
 ねぇスニーカー
 ぼくはどこにいけばいいんだろう?
 
 運動不足という言葉に現実味はない
 なにかが足りないんじゃなくて
 消費されずにあまりまくっていることが
 耐えられないんじ ....
ほんのちいさな
おもいがけないよいことがあったときの
きみのひょうじょうがすきで
そんなふうにかんじるきもちがたいせつで
きがつくと
きみがよろこびそうなことを
せっせとひろいあつめては
 ....
誰も正しくない。

ひとは、正しくない。

私は、正しくない。

あなたも、正しくない。

何一つ 正しいものはない。

あいまいに

正しさに負けずに、

 ....
夜中の三時に目を覚まし
仕方がないから何にもしない
グラスに氷を放り込み焼酎注ぐ
不純物は何も要らない

マルボロライトが切れたから
親父のマイルドセブンをちょいと拝借
計算して作られた ....
愛されたかった
わたし
壊れた
粉々に砕け散った
もうどこにもいない
探しても
見つからない
まるで4階から
地面に
パソコン本体を
落っことしたみたい
音は聞こえなかった
ゆ ....
真っ直ぐな樹は根付く先を求めて
荒れた大地を歩き通し
ついに小さな森にたどり着いた
黒い雲がどんよりと空に垂れこめていて
森全体がうす暗く
樹々はみな痩せ細って
わずかな光を求めて伸ば ....
あなたと私の間には
細い細いくもの糸
風が吹いただけでも切れてしまう
いつでも
ゆらりゆうらり揺れている

ああ
お願いだから側を通らないで
揺れが大きくなってしまう

朝日を受け ....
わたしがそれを見つけたとき
わたしは28歳
離婚したばかり
バイトを3つ掛け持ちし
年下の男と暮らしていた

年金なんて払えなかった
でも先のことを考えると不安で
毎月5000円ずつ郵 ....
女の残り香が飽和した部屋の片隅のベットを
夏が来る前にシングルにしよう
と決めてから

もう何度も朝日を浴びて
僕が寝返りを打つたびに
ぐっと沈み込みながら
男臭いにおいを嗅ぎ続けてくれ ....
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