常磐道がおわると
首都高の入り口がこんでいて
道路はあたしたちをのせたまま不規則にぐらぐらとゆれ
アクセルをあさく何度もブレーキペダルと踏み変えながら
時間を値踏みし
その感覚のままクリスマ ....
街をみていた
貴方の街を

白々と染まる朝の底から
浮上する軒先の陰影
心配するなと云ってくれた
おまえの街だと

しずかな春の空を斜めに切った直線
落ちてきた羽ばたきの伸ばす
細 ....
今年も女にふられたので、
大そうじして死のうと思った。
捨てられるものがあるうちはまだいい。
でもぜんぶ捨てたら、
それから、どうしたらいいのだろう。
考えても仕方がないので、
どんどん捨 ....
猟奇殺人は世の常と、
皆がこぞって斬りたがって、
皆殺し。




死体がふたつで腕が三本足五本。
さて死んだのは何人?。

腕には、
それぞれ文字が切り ....
僕はまるでお間抜けなピエロ

目立ちがりやで何時も踊っている

陽気な性格で何時もにこやかに踊っている

ある時は自分の家で

ある時は夜のクラブで

ある時はストリー ....
     




    モノローグと別れをしたらそこには何があっただろう
       息がしにくい 君は何処?何処にいるの?
        自閉する夜を生きるには私はまだ子供で
 ....
 妹よ
 お前にはいつも迷惑をかけてきたな
 幼い頃はいじめてばかり
 思春期にはぐれたお前を無視し
 大人になっても返すあてのないお金を借りたり
 兄らしいことは何一つしてなかったのに
 ....
「さわさわ(ノ・・)ノ」

「はい!( ̄△ ̄)ノいまのセクハラだと思いまーす」

「(・∀・)でも実は嬉しいんじゃないんですかー?」

「そうでーす(ー_ー)」

「勝訴!!\( ̄ ....
時は人に
偶然から必然を見つけ出し
破壊と建設を繰り返しながら
内容を形式へと変換させ
現実は理想を創り出す

同時にまた
現象と本質を見分けさせ
演繹と帰納を繰り返しながら
具体を ....
三つの詩に共通するものetc.(3)― バイオセンサー たける・kaz・山崎 風雅の詩

今日取り上げた詩3つはどれも共通した問題を提起している。よく言われる現代人の疎外であるように思う。
 ....
靴紐を踏んで転んでしまった
消毒液が擦り傷に染み込んだ
もう二度と転んでしまわないように
靴紐を固く結び直した

赤い糸が誤解で解けてしまった
生身の言葉が心に染み込んだ
も ....
薄い光に包まれた
午後のひととき{ルビ徒=いたずら}に
静かに時が流れゆく
聞こえるものは冬の風

低い雲間に光差す
午後のひととき晴れやかに
静かに鳥が流れゆく
聞こえるものは冬の風 ....
星が降る冴え冴えとした北の空
誰も凍えたこの手を
温めてくれはしない
冷たい大地は鏡の{ルビ面=おもて}
私を映す姿も哀れ
せめて星よ鳴いておくれ
Tinkle Tinkle 連れ出してお ....
夢であなたに会いました。
とても久しぶりに会いました。
夢のあなたは元気そうで
あなたに触れられないわたしを不思議そうに見てた。

わたしはそれが嬉しくて泣きそうなくらい嬉しくて
もう ....
目を開けると、
お腹が空いていた。
だから躯に絡み付く、
べたべたした液体を舐めた。
ぬるい液体は、
生臭くておいしくなかったけれど、
それでも舐めた。
舐め尽く ....
ちちとことせいれいのみなにおいてあーめん

幼い頃は弁当箱を開くと呪文のようなあーめんが現れた
まざーが見下ろす屋根はちいさな囲いに睨みをきかせ
あーめん 指を組まされる

チチトコトセイ ....
中の亡骸を
冷たく
嘲笑う

彼らもまた
人間 だと
何とも
今すぐ空を解体せよ
今すぐ空を解体せよ
今すぐ空を解体せよ

人を恐怖に陥れ
不安と断絶に叩き込み
安楽を希望とし
不快感を絶望とする
空を解体せよ

孤独でうち震えている一人の少 ....
クリスマスなんて関係ないねと
モテない奴らが強がってる
そして俺もその一人で
この時期だけ仏教徒になっている
メリー メリー 南無阿弥陀仏
お手々のシワとシワを合わせて年の瀬
祇園精舎のイ ....
 背中に冬を担いで
 もう、破裂しそうな神経を抱えて
 ここまで来た道のりを振りかえる時
 時を告げる鳥が飛来する
 まっすぐに放つ生命の熱
 白く空間に溶けていく
 傷つくことを怖れて
 ....
上には何かがあるらしい
「上を向いて歩こう」
そんなことばに勇気づけられたり
「上を向いてもきりが無い」
そうなんだよねと頷いてみたりして
お空だなんて恥ずくて言えやしないけど
上にあるら ....
誰かを嫌いと想うことは
仕方のないこと
けれども
誰かに嫌いと言うことは
勇気がいること
責任がいること
相手を本当に想うこと
絆ができていること
関係を続けようとすること
何よりも ....
歩道橋の汚れた階段下にある 
自転車置き場に入ると 
頭がぶつかりそうな段々が着地する隅に 
大きい石が一つ置かれていた 

幾度も自転車を置いた階段下で 
今まで見たことのない石が 
 ....
水の中
無重力状態で
何も考えず
苦痛を癒す

お客様で東北に
新幹線で温泉付き
1万円ぽっきりと言う
最近旅行に行った事が無い

遊ばずに働きつづける
水の泡の如く消えてゆく
 ....
我が家にはじいやがいる
じいやの名前は長谷川という


『長谷川のこと』


長谷川は今年で82になる
大正の殆ど終わりに産まれて
人生の殆どは昭和に飲み込まれ
青春の殆どを戦争に ....
紙一重のもの

たとえば
 ビーナスとメドゥサ

たとえば
 秋と光

たとえば
 天使の群れと百鬼夜行

たとえば
 あなたと重力
すべてを忘れてなんて
言えないけれど
もし君が許してくれるなら

大きな家は買えないけれど
僕には収入すら無いけれど
君に夢だけは見せてあげられるから
寂しい想いをさせない様に頑張るから ....
季節もやがて真冬へと移るこの空の下

風は冷たく感じ風が僕を追い越していく

粉雪が舞い降りてきそうな空を

君と二人で見上げてた

空を見上げると幾千もの星達が

無 ....
 街が白く染まる
 七色の夢の
 浅い眠りから覚めて
 冬の厚い雲を望む窓越しに
 透明の通り掛かりの人々を眺める
 凍てつく朝に
 心強くもあるほのかな体温 
 芳しき香りのする部屋
 ....
少しでも近くにおりたいんや、と言われたから
何センチくらい?と聞いた
0センチに決まってるやんけ、と君が言うから
キスをした

それはまだふたりが出会って間もないころ
ふたりは夢中にな ....
もののあはれさんのおすすめリスト(953)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
12月22日- モリマサ ...未詩・独白8+06-12-23
ふるえる梢- 佐野権太自由詩21*06-12-23
大そうじして死のう- しゃしゃ ...自由詩1606-12-23
「_名探偵は、きみか?。_」- PULL.短歌6*06-12-23
ピエロ- DirectConnec ...自由詩5*06-12-23
両切り煙草に火をつける_空はもう夕景- 朽木 裕自由詩4*06-12-23
妹よ- 山崎 風 ...自由詩1006-12-23
ある恋人たちの日常会話- lazy自由詩16*06-12-23
時は人に- ぽえむ君自由詩9*06-12-22
三つの詩に共通するものetc.(3)—_バイオセンサー_たけ ...- 生田 稔散文(批評 ...806-12-22
固結び- 1486 106自由詩2*06-12-22
聞こえるものは冬の風- ぽえむ君自由詩7*06-12-22
Tinkle_Tinkle- 未有花自由詩6*06-12-22
夢で- はるこ散文(批評 ...3*06-12-22
「_肉喰。_」- PULL.自由詩13*06-12-22
アーメン- soft_machine自由詩13*06-12-22
つぶやき- FUBAR未詩・独白2*06-12-22
今すぐ空を解体せよ- 煙と工場自由詩406-12-22
ある男のクリスマス・ソング- 新守山ダ ...自由詩806-12-22
明日は- 山崎 風 ...自由詩11*06-12-22
青空の向う側- 恋月 ぴ ...自由詩17*06-12-21
誰かを想い、誰かに言うこと- ぽえむ君自由詩10*06-12-21
石ノ声_- 服部 剛自由詩7*06-12-21
風の言葉- ペポパン ...自由詩4*06-12-21
長谷川のこと- 蒸発王自由詩10*06-12-21
かみひとえ- メルメル自由詩406-12-21
幸せが頭を垂れます様に(僕の我儘、君への想い)- プル式自由詩6*06-12-21
真冬- DirectConnec ...自由詩7*06-12-21
寒い朝に- 山崎 風 ...自由詩506-12-21
あ、すき(マイナスで)- lazy自由詩11*06-12-21

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