夢をみてた
とおい世界の
雨の日
夕暮れは
どこも同じように訪れるのに
朝が
朝の闇が
いつまでもおわらなかった

夢は
おわるまでおわらなくて
ぼくはいつまでも
朝の闇に ....
{ルビ故郷=ふるさと}に近づく列車
向かいに座った女性は
首のすわりかけた赤子を
前向きに抱えていた

一瞬、驚いたあと
すぐにうつむく仕草は
内腿の{ルビ痣=あざ}を
男子生徒にから ....
 感情が雪崩れをおこした
 まいった
 こんな夜中だと言うのに
 うんざりするほど
 夜は長い

 赤子が愛に包まれて
 眠っている

 いずれは誰からも
 忘れ去られて行く定め
 ....
ポップでキッチュなお祖母ちゃん
口癖は

「アストロ アストロ」

思うに足りて無いけれど
ポップでキッチュだから大いに失われてよし

「アストロ アストロ」

もじ ....
一人で行った交通科学館からの帰り道
環状線で小学生の僕は
財布を落とした

鶴橋駅の連絡改札は
近鉄線の切符が必要で
連絡切符を買っていなかった僕は
家に帰れない

途方に暮れる僕に ....
人を愛するということに
流儀や作法があるのなら
どうか教えてほしい

風がそよぐ 
けれどそれは
私をいたずらに惑わせて 
答えなど示すはずもなく
通り過ぎるだけの風 

やが ....
 時を告げる鳥がやってきた
 蜃気楼のように昼は過ぎ
 夜の帳が降りる

 すすけた心
 渇いた涙
 行き先のない情熱

 生きること
 その難しさ
 不器用に今日を過ごす

 ....
大切なのはおっぱい

ただひとつの真実はおっぱい

叫ぶようにおっぱい

呟くようにおっぱい

囁くようにおっぱい

口ずさむようにおっぱい

歌うようにおっぱい

生きる ....
ぼくは詩人

人の情けは人の恩
日のよさは天の恵

今日もまた

朝の散歩をしていると
少女に出会いました

明るい陽の光は
白い帽子に

光に恵まれ
夢に恵まれ

心 ....
 ほころんだ心
 うずくまりひざを抱える
 ぼんやりした朝焼け
 僕の目は光る

 とりとめのない会話
 かみ合わない話
 
 意味のない詩を
 意味ある詩に変換する作業

 こ ....
たまに会えばおまえはいつも「飲もうよ」と言う
酒じゃなくて「コーヒーを飲もうよ」と言う
俺に思わず「いいねえ」と唸らせる、おまえのそのセンスが好きだ
実際に飲むのはアイスティーだったりミルクティ ....
ママンが僕を殺しに来る
大きな拳銃を手に
銀色の拳銃を手に


小奇麗な喫茶店であなたは突然の告白をする
「俺って童貞なんだよね」
人生の先輩である貴方は
どうしてそんなに悲しい眼をし ....
それは言葉にならない思いであった
母は母であった
息子は息子であった
いずれは離れ離れになる定めだった
『ふたりは生き別れる』
それは別段、不幸なことでもなく
いつまでも悔恨に捕らわれるこ ....
すなのしろさにさらされてゆったりこころをけずっていたら

 ゆきのくろさにとかされてのんびりからだをなくしていった

  そらのしろさにおおわれてゆったりじかんをすごしていたら

   く ....
自然をみてすぐに心が和むということはない。
山や海に対して私という物体映像は素直ではない。

それは人に対しても同じであるからなにも驚くことではないわけです。
心を開けという言葉は実際開いた人 ....
もし
どうしても
どうやったとしても
このゆうやけが
おわらないとしたら
わたしは
あなたに
あなたは
わたしに
なにを
はなせば
いいのだろう

もし
どうしても
どう ....
うっとうしい毎日
何もしたくなくって
喧噪の中で友達の声が
頭上を漫然と通過していく

雨が降っているのを見るのが好き
出かけたくない理由が
優しく降り込めてくれるようで

 ....
ぼくは詩人

共鳴は同情以上に
心に広がる

今日もまた

朝の散歩をしていると
不思議な玉に出会いました

野球のボールかと思う
大きさと白さ

やわらかい布でつくられた
 ....
悶々とする毎日ですが皆様は如何お過ごしでしょうか?
私は元気にやっております。息子も毎朝元気にしております。
最近は夢を見て天に帰る事は無くなりましたが、皆様の調子はどうですか?
毎朝立ち上がれ ....
嗚呼、仕事がめんどくせぇ
そういってサラリーマンは仕事をする
嗚呼、勉強がめんどくせぇ
そういって学生は勉強する
嗚呼、家事がめんどくせぇ
そういって主婦は家事をする
嗚呼、生きるのがめん ....
雨の中で星を見ていた<それ>が言った

君 君
全部嘘なんだ
エネルギー保存則も光速度不変の原理も
フェルマーの定理もチューリングマシンも
全部僕が考えた嘘だったんだよ

さいです ....
静寂の水面に一石を投ずれば
波紋がゆらり、影が波立つ
月もまた冷ややかな横顔を
一層歪めて泣き笑いする

この橋の名を面影橋と人は呼ぶ
月明かりの下で我が影を
水面に映せば見えるとい ....
 ある者が去り
 ある者が来る
 
 それは繰り返し 繰り返し

 毎日必ず朝日が昇るように
 自然の摂理であって

 希望でもあるが
 悲しいことでもある

 流れることを決し ....
*

音楽のような
音楽のために
虹のようにきえてゆく
せつないためいきである音楽は
わたしのおとぎ話のなかで
月の光となって
踊っています

いつまでも
いつまでも
子供のこ ....
私はスワロフスキー製のガラス物の輝きが好きです。
ゆがみがほとんどない透明さとか、
角の先から放たれる氷のような冷たさとか。
宝石みたいだヶど、私は宝石以上に好きです。
スワロフスキー以外にも ....
どんどん沈んでいく太陽が

真っ赤に燃えていた

見とれていて僕は今日がもうすぐ終わると感じた

今日が終わり明日が来る

今日も何もしなかった僕にも明日が待っている

ほとんど空 ....
ジクジクする
ペットボトルの蓋を噛んで
気を紛らす
パキッという音で
蓋と月が真っ二つに割れた
不吉だわ
  それは黒猫が横切るのを嫌がるほどに
月は二つあっても困らないとて
満月が見 ....
どぎついサンセットで終わった一日
夜のはじまりに静まり返る東シナ海
水平線の果て光り輝く香港の淫売宿を目指して
我等が実験艦シュレスヴィッヒ・ホルスタインがひた走る
ふらふら揺れながら傾きなが ....
 明かりが灯らない側道を
 綱渡りしてきた午前1時の伏見港公園は
 トラックの行き交う騒音と
 今年初めて聞く虫の音に染まっていた

 オレンジ色した街灯が
 川の水面に反射して
 誰一 ....
ぼくは詩人

自分の自信に
うぬぼれは必要ない

今日もまた

朝の散歩をしていると
少女に出会いました

学校で自分の容姿のことを言われ
ひどく落ち込んでいる

そのショッ ....
壺内モモ子さんのおすすめリスト(435)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
それでもそれは朝だった- アルビノ自由詩506-5-18
白い紙ふうせん- 佐野権太自由詩18*06-5-18
夜に戸惑う- 山崎 風 ...自由詩5*06-5-18
アストロ_アストロ- ayu-m自由詩106-5-18
駅・鶴橋- たりぽん ...自由詩17*06-5-18
立葵- 落合朱美自由詩18*06-5-17
君は花- 山崎 風 ...自由詩6*06-5-17
おっぱい- 大覚アキ ...自由詩1*06-5-17
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微笑むおばあちゃん- 山崎 風 ...自由詩3*06-5-16
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おっぱい- 虹村 凌自由詩4*06-5-14
きずな(母の日に思いを寄せて)- 恋月 ぴ ...自由詩33*06-5-14
反転しても夜- かぜきり自由詩3*06-5-13
ぴったり- いつもの自由詩206-5-13
満開の藤の下にて- 黒田康之自由詩706-5-13
*ト音記号*- かおる自由詩9*06-5-12
ぽえむ君−香玉−- ぽえむ君自由詩7*06-5-11
おっぱい- 虹村 凌自由詩4*06-5-11
めんどくせぇ世の中- 徒歩5分自由詩206-5-11
wysiwyg- haniwa自由詩306-5-10
面影橋- 落合朱美自由詩31*06-5-10
EASY- 山崎 風 ...自由詩3*06-5-10
音楽のような- 青色銀河 ...未詩・独白206-5-10
ガラスについて- 瀬冬翼流散文(批評 ...206-5-9
風船はどこまでとんでいくのかな?- こめ自由詩1006-5-9
我がモンスター- 美味自由詩2*06-5-9
夜に向かう実験艦シュレスヴィッヒ・ホルスタイン- 大村 浩 ...自由詩15+*06-5-9
風景に溶け込んで- 山崎 風 ...自由詩10*06-5-9
ぽえむ君−自信−- ぽえむ君自由詩4*06-5-8

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