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響いた翼はためかせて
風の声へ飛び続ける

閉ざされた約束の傷
脈打つ光へさらして
こえられない私をみつめる
罪色の翼に歌う

{ルビ現在=いま} 解き放つ時
押しつぶされそうな空へ ....
きっと先生がたはわかっていないのだ
優等生は心配され
劣等生は保護され

中間にいるやつは どうすればいいって言うんだろ

優等生にも 劣等生にもなれない
そんなやつは

どうすれ ....
これから、お出かけ

終りに出来ないの
生きることは
終りに出来ないの
私が言った
命を授かった時からとは言わない

失ってから知った
いかること
かなしむこと
よろこび
わら ....
罪色の花が薫ります。

あやまらなくては
いけないことがあるのですが、
これは秘密。

わたしは、わたし
これ以上これ以下でもない事実
ああ絶望を失った
その時から過ちは秘密となり果 ....
宣告を受けた日
私たちは意外なほど冷静だった
それはおそらく
屈強な父の姿には癌という病名が
あまりにも似つかわしくなかったからで

父はいつもの如く寡黙だったし
私 ....
ビジネスホテルの白い天井に映される
窓枠の形は青白く
夜の闇にある光源を証明します


いつしか街で一番高いビルの
冷たく四角い丘の上で
僕も証明されたいと立ち尽くすのです


月 ....
ガラン ゴロン
缶入りドロップをふると
そんな音がする


家を飛び出したはずの僕が
すっかりぼろぼろの身体になって
そんなふうにまた転がり込んできたとき
せっかく作ってくれた料理を
 ....
何があったかも 何でなのかも いわないよ

ただ 今は 流していたいのだもの

ポンポン と 肩を叩くキミに ボクは 言ったさ

顔が真っ赤に はれてるのは さっき食べた プルコギが ....
抜き打ちに
昼が訪れて
僕は
誰にともなく
やあどうもというが
答えは空っぽの家に
自転車のブレーキの音が
キュウキー響くだけで
僕はためいきをひとつついた

昼はおとなしくしてい ....
竹の林の向こうから
銀の鈴の音 
リン シャラリン


夜露は
月の輪郭を
ゆるりとその身に吸い込んだ



川霧晴れて すすきが並ぶ



トン カラリン
{ルビ独楽 ....
明日よ
おまえのことがわからなくて
今夜も僕は眠ることができない

現実を消化するのが僕の仕事だ
逃げ出さずに立ち向かうのが僕の務めだ

明日よ
なのにおまえは夢や希望だとか
しがみ ....
29歳の僕と53歳の N さんが
向き合うテーブルの上に離れて置かれた
2つのコップ

減り具合もそれぞれに
薄い道の途中で{ルビ佇=たたず}むように
遠い未来の方から
おぼろにやって来 ....
にぼしの縁取り花壇には
かつおぶしの花が咲いていて
毛糸玉の飛び石の先に
またたび組み木の灯篭が
猫じゃらしがゆらゆら揺れて
お池の中には真っ赤な金魚

猫が時折見つめる虚空には
そん ....
砂時計が流すことのない一粒の砂
悲しみを知るか

桜を手折る時、残された枝の揺らぎ
寂しさを知るか

発電と称して進むことのないプロペラの空回り
孤独を知るか

鍛えられていく鉄塊の ....
光と水と二酸化炭素から
酸素と糖をつくりだす

ずっと前に教わった

植物は
自分が呼吸するための酸素と
成長するためのエネルギーを
自分でつくることができる

僕にもできるかな
 ....
ポチが走ってくる

ポチが尻尾を振りながら走ってくる

ポチが全速力で尻尾を振りながら走ってくる

ポチがよだれを垂らしながら全速力で尻尾を振りながら走ってくる

ポチが乳母車を弾き飛 ....
電線の上
羽を休める鳥の位置を
五線譜代わりの
英語ノートに記す

小さなスズメは八分音符
食い意地張ったハトは全音符
真っ黒なカラスは黒鍵のシャープ

車幅の狭い道路では
毎日二 ....
意識されない曲線の内側で
永久機関の少女性が調弾する。

その輪郭は振動し
奥深く鳴りつつ最果ての嘘を静める。

お先に失礼
直線的で清音の科白が膨張する空のもと
つきぬける(或いは私 ....
窓越しのアルデバラン

暖炉が背中でうたうなら
ベテルギウスは指輪にかわる

ポタージュの香り満ちる星座紀行は
甘くも、はかない



やがて旅人は
アンドロメダへの郷愁にかられ ....
うちのちかくのかわには

かっぱがすんでいます。


かっぱはきゅうりがすきなので

ぼくはうちのはたけから

まいにちにさんぼん、かっぱにきゅうりをとどけました。

かっぱはか ....
夢見てたのね
なんて言えるうちは幸せ
でも
不幸の始まりのとき
対策を考えておくことは
必要です
それを
計算高い
とは
言いません
わたしの血は
青く青く沸騰し
ゆらめきながら立ちのぼり
はてしなく透きとおった
青をふらせた

しなだれた渇望のからだは
ゆく先のしれないおもいと
めまいの予感を内包していた
いよい ....
その大きな手は
いつもどこかにあって
5才の目には映らない

小さな手で
探し当てたのはシャツの端っこ
まよい子が迷子にならないように

届くはずがないと
街の底から見上げれば
と ....
あなたの方で風が吹いている
わたしはわたしで知らないことばかり捜している
秋がそこらじゅうで溶けはじめるとき
空き瓶には夕くれが満たされるとき

幾つもの詩を繋げるようにして
わたしはあな ....
こころの機微をおひとつ、どうぞ

かわりに今後もよろしく、どうぞ


わたしの背後のあれこれの
言い尽くせないあれこれの

混じり気のない よろず味



恥ずかしながら
 ....
むしゃむしゃ くしゃくしゃ
ひつじじゃないよ

我が国のえらいひとが 郵便ポストを青くしようっていう
むっずかしい話をしてるのは 関係ないの
(あれ、ちがうっけ)

銀色の輝かしい いや ....
ごはん つくって おきました


さめていたら ちん して


たべて ください


わたしの 愛 も。
天神様の 秋祭り
出掛ける空は 青高く
吹く風 先っぽ 心地良い


今日はおめかし リボンのついた
私の好きな 赤いワンピース

隣町の 天神様まで
お姉ちゃんに 手を引かれ
お ....
中国に住む僕のおじいちゃんは

ボロボロだけどしっかりとした舟を漕いで

川を下るのが仕事です。


さすがに漕ぐのがすごく上手で

コースどりも強かで

僕も一度乗せてもらった ....
剥きにくい茹でたまごの殻を
無理やり剥いてやる


ボロボロに崩れた茹でたまごは
僕らの関係と一緒だな
つるんとした君の頬を愛したのは
遠い昔のお伽話
だから
「もう秋だなあ」なんて ....
銀猫さんの自由詩おすすめリスト(2703)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
限界飛翔- こしごえ自由詩9*05-10-2
GTOに捧げゆく。- 仲本いす ...自由詩1*05-10-1
約束の空- こしごえ自由詩9*05-10-1
過失- こしごえ自由詩11*05-10-1
宣告- 落合朱美自由詩20*05-10-1
あなたの夜空に流れたい- たりぽん ...自由詩11*05-10-1
缶入りドロップ- ベンジャ ...自由詩8*05-10-1
プルコギと映画は涙の理由。- 仲本いす ...自由詩4*05-9-30
昼のあいさつ- 石川和広自由詩8*05-9-30
百鬼夜行- 千波 一 ...自由詩15*05-9-30
明日に捧げるポエム- ベンジャ ...自由詩8*05-9-30
2つのコップ- 服部 剛自由詩9*05-9-30
空中庭園- 椎名乃逢自由詩2*05-9-29
片糸でんわ- たりぽん ...自由詩11*05-9-29
夜書いた詩も光合成をしている- ベンジャ ...自由詩6*05-9-29
ポチが- 大覚アキ ...自由詩2505-9-29
卒業式の歌- kw自由詩6*05-9-29
説話- こしごえ自由詩8*05-9-29
氷が笑えば水は俯く- 千波 一 ...自由詩15*05-9-29
かっぱ- ブルース ...自由詩5*05-9-29
夢見る人へ- チアーヌ自由詩505-9-28
青い果実- こしごえ自由詩13*05-9-28
震える手- LEO自由詩6*05-9-27
約束- tonpekep自由詩27*05-9-27
きびだんご- 千波 一 ...自由詩18*05-9-27
再生紙はおいしくないの。- 仲本いす ...自由詩1*05-9-27
なぐりがき(遅く帰ったあなたへ)- 仲本いす ...自由詩5*05-9-27
遠いきおく- しらいし ...自由詩22*05-9-27
おじいちゃんと劉備- ブルース ...自由詩11*05-9-27
ボイルドエッグ- 恋月 ぴ ...自由詩16*05-9-27

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