すべてのおすすめ
あと十三分でこのワークショップ小屋を出て
長雨のなか派手な帽子を被って鍼灸にゆく
何を話しても伝わらない日々である
この気持ちをどう表現しようかしら
何を貰って生きてきて 何を返そうかしら
 ....
 夕時雨
 車窓から見入る
 白梅は
 しっとり光りて
 見返り天女
  

 湖をめぐり
 冠雪の峰 
 空に張りつき陽を浴びて
 その中に 黄梅の真っ黄、
 躍り込み散る
 ....
生きる方が
勇気が要るのだ
けど
もう少し
生きてみるか
宇宙の魂と
一体の
私の魂という命
こう思える
星空のもとで
闇のなかへ祈りをポンと放り込む
どこか奥のほうでぱしゃん、と水の音がする

跳ね返ってくるかすかな水音が
応えなのだろう
それを紐解いたりはしないけど


冷える夜に丸くなって眠る
 ....
ふと何の関連もなく
二度と関わらないはずの
あの人を思い出すことがある

忘れたい人を
思い出すことが嫌だったけど
その人がその時に自分を
思い出しているからだと
思うことにした

 ....
 夜が来て
 刺すような凍をそそぐ星
 神秘めく 真冬のそらを征服する
 ビルの柱の蔭で

 一本の竜巻のように巻き上る
 子供の愛が
 大空を圧し馳ける

 懐かしい愛の歌をハミン ....
姿見池には
何も映らない 別名は影見池

梅と詩文を愛惜したひとが
西へ行く路
水鏡を覗き
月に宛てて歌を呟いた

古代の風景は
異国のお伽話よりもわからない

ありもしない罪に ....
鞄の中には
ひと握りの青空と
昨日捕まえた飛行機
微かなその羽音
生きていく毎日の走り書きは
遺言のように積み上がって
夏、という言葉だけが
いつまでも
うまく書けなかった
 ....
こうして
踊る人形は
同じ動きでくるくる回る

いいことあった
悪いことあった
朝になって
寝不足のような顔が
ただ腫れている目が
夜の怖さが
朝も怖くて
いつかの終焉と祈りが
 ....
日正規雇用
時給いくら、日給いくらの
疲正規雇用
乙かれ、乙欄〇
避正規雇用
壊れた椅子の脚を支えて何年
飛正規雇用
支払調書で凧揚げ、向い風
秘正規雇用
メンバーではない、知ってた ....
自分のこころを
見失う時もある
そういう時は
自然に任せます
私という宇宙の一部を



今日は
元気が
出ない
こういう日もあるさと
こころの日なたぼこをする
闇に沈んだ森に
すみきって硬質な音がひびいている
呼び出しのベル
からすの巣にかかげられた黒電話
ひなはとうに巣だっていって

せつな、
忘れていった羽毛がおどる
とても軽いから
命 ....
 散りおちて

 生垣の茂みに燃ゆる 花びらは、

 貴方への想いを馳せてピンク色

 今日歩む 暗き小径の

 竹灯篭
すぎさるものいとし
いつものみちよるべなく
てのうちいれた指の
すぎるもの零れぬよう
はかりにかけるちのこえ
わすれてに仕舞う
いちぢくのみの爪さき
海のうちおちてくみ
ゆうど ....
この世界の
平面直進する
時間の次元に
立体垂直の次元
貫入スルその瞬間、


どろんと昇った
下弦の月
濃密に暗む黄に
輝く巨大
死体安置所目前にした感触 を



死 ....
 冬靄に
 鳴き交わす水鳥の群れ
 細い車道のヘッドライトを
 吸いこむ ささめ雨

 大通りの交叉点
 如月の靄 薄れ
 東へ連なる街燈のむこう
 仄かなサーモンピンクの低い雲

 ....
冬空の蒼く凍結し

しずか独り小部屋に

打ち寄せる内なる光の波

次第ひろがる遠く奥へ
波打つ光の粒子無数無限
白銀の輝き増し揺れ躍り

内なる光景の自立し

弾む言ノ葉、力 ....
オカリナを吹くことになった
メロディで三曲
選曲はわたしの自由だったが
オカリナは音域が狭いので
吹ける曲はそう多くない

「翼をください」と
「たんぽぽ」と
「昴」を吹くことにした
 ....
青銀色の
光る
風に
吹かれつつ
ここで生きる私



名の無い鳥を
見送る
名の無い私の
名の無い気持ちが
芽を出す朝焼けへ
固く結んだ唇を
解く時が来た
まだやりたいことがある  
諦めないで夢を見た
何度目の朝でも
バターを塗るように
目標の四隅に
春という風呂敷を広げて
もう一度だけ飛びたい

柔ら ....
 猫も杓子も

上から下に水が流れるのに問いも答えもない
食べて、排泄し、寝て、育ち、全うする
何処に産まれようが
何処で死のうが

 自他画像 

まず、目の前に別の顔が合って 
 ....
なんにもない
ひろがり
ほんのりあからみ
そまりいく



 磔刑の無力耐え忍び
 呪言を読み聴かす

  置き去りにされた夜に

  〈向こう岸が見えるかい?〉

 と、 ....
雨の初日
都会にも雨が降った
たくさんのものが濡れて
雨音の音や
雨水の水が
ふとした街路の様子を
美しく満たしていく
人混みの中で感じる
植物の吐息
どうしても
辿り着け ....
はだけ絡まり
伸びる枝々
繊細に
湾曲しながら
広がり扇状へと
メタモルフォーゼ

今、斜光に染まり赤々と

眼差し凝集し
陽の翳りの瞬間、

 絶えること無き
 生命という ....
 銀杏並木
 沈黙のたしかさ

 煙草に火を着ける 
 マフラーをほどく

 散らばる陽色の実
 街に集散する鳥たち
 風は午後を吹き抜け 

 永遠
    く ....
ガザの人たちが切に求めているのは
食べ物なのに
イスラエルはそこへ
爆弾をどんどん落としている
神様はどうして見て見ぬふりをされているのだろうか
夜中に目が覚めた
真っ暗な部屋に夜がひとり

しんと静まり返った夜が
ぽつんと立って、
なにも言わずにずっといる

朝まで立ちつづけたら
きっと疲れるだろ
よかったら、
ボクのそば ....
まあるい串団子をほおばって、
まあるくなる、
きみの顔もまた、
まあるいお団子、
凍結した滝流れの透明な巨大、

ふと定位する白い部屋にひとり居て
清らかな陽射しに瞬きしながら息し

亀裂走り行く大地のゆるやかに確実に
ぶっとい虹の根元侵食する悪なる力動

 純白 ....
レタスさんの自由詩おすすめリスト(3876)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
憂鬱っす- 民二郎自由詩424-2-3
五行歌_三首「花香」- リリー自由詩4*24-2-3
※五行歌「生きる方が_勇気が要るのだ」- こしごえ自由詩3*24-2-3
※五行歌「宇宙の魂と_一体の」- こしごえ自由詩2*24-2-3
まどろみ- 凍湖(と ...自由詩824-2-3
テレパシミュレーション- イオン自由詩4*24-2-3
ジュリアン- リリー自由詩5*24-2-3
姿見池- 形代 律自由詩6*24-2-3
走り書き- たもつ自由詩624-2-3
オルゴール- 這 いず ...自由詩324-2-3
否、正規雇用- 松岡宮自由詩6+*24-2-2
※五行歌_二首「見失う時もある」- こしごえ自由詩3*24-2-2
夜のこずえ- そらの珊 ...自由詩6*24-2-2
五行歌_サザンカ- リリー自由詩5*24-2-2
夜はやさし- ryinx自由詩6*24-2-2
詩想夜想、五行歌借り- ひだかた ...自由詩324-2-1
朝もや- リリー自由詩5*24-2-1
静観の時に(続編)- ひだかた ...自由詩424-2-1
- たま自由詩5*24-2-1
※五行歌_二首「青銀色の_光る_風に」- こしごえ自由詩4*24-2-1
桜前線- ミナト ...自由詩324-1-31
よくある話- 空丸自由詩524-1-31
置き去りにされた夜に- ひだかた ...自由詩524-1-31
黒板- たもつ自由詩6*24-1-31
裸木のうた- ひだかた ...自由詩524-1-31
distance- 湯 煙自由詩5*24-1-31
聖地ガザ- zenyama太 ...自由詩3*24-1-31
夜がひとり- atsuchan69自由詩12+*24-1-31
おだんご- 本田憲嵩自由詩824-1-30
意識の光景29- ひだかた ...自由詩424-1-30

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 100 101 102 103 104 105 106 107 108 109 110 111 112 113 114 115 116 117 118 119 120 121 122 123 124 125 126 127 128 129 130