さよならに こんにちわ

 言えたらいいな 明るく笑って

 引きずっているわけじゃないんだよ

 方向転換しただけなのよ

 どうしても どうしても

 振り向けなくって
 ....
 行き先に怯える黒

 すべてを塗りつぶし

 なかったことにしてしまい

 白の誘惑に抗い続ける

 変化を好む白は

 黒を追いかけ続ける

 このレースに勝者は存在し ....
 渡すことの想い

 受け取る覚悟

 決着の月曜日
 友達以上

 恋人未満の友達

 沈黙が苦しいかい

 沈黙から逃げたいかい

 沈黙を楽しめれば

 新しい世界が広がるよ
 この組み合わせの発想は

 クリームぱんでいいじゃない

 あんぱんでいいじゃない

 つぶ餡かこし餡で揉めるけど

 組み合わせには相性があるから

 まずはお見合いでも
 ....
 いつからなのだろうか

 雪にならないで

 積もらないでおくれよ

 雪を邪魔者扱いしだしたのは

 数センチ積もった庭で駆けまわり

 庭じゅう転がしてダルマを作り

 ....
 虹色に輝き

 空を自由にさまよう

 誰だって輝きたい

 見てもらいたい

 知ってもらいたい

 聞いて貰いたい

 思うがままに膨らませたい

 いつでも ど ....
 食の宇宙が広がり

 味の銀河が躍りだす

 ふりふり

 ユサユサ刺激的な香りがこぼれる

 天地創造の技を繰り出して

 恒星間移動を試みるも

 いつも通りの出来栄 ....
 友達と呼べるのは

 雨か 雪か 

 白紙に戻してくれる雪か

 一緒に涙たたえてくれる雨か

 ちょっとボカシて霧もいいかも
 
 突然響くカミナリ音に

 逃避旅行 ....
 今の想いは

 どこ走っているのかな

 飛び出すまでにはまだまだ時が必要かな

 ぐずぐずしている場合じゃないんじゃないかな

 宛先不明で返却されるかな

 それが怖いの ....
 なにも考えることがなく

 時の流れの中で眠りに就ける

 幸せなことです

 昼間の出来事を引きずっている

 体に巻き付いたおもりはお

 時の経過と共に重くなり

 ....
 ちょっとはにかむおじいさん

 となりに笑顔のおばあさん

 上を見つめてすまし顔はお姉さん

 二日酔いですか
 
 苦虫顔はお父さん

 横ではさらにニガニガ顔のお母さん ....
 冷たい季節がやってきた

 顔を洗う水が冷たいな

 ワイシャツに袖を通すと冷たいな

 腕時計を手にすると冷たいな

 さらに冷たいのは

 君の視線

 そんなに冷や ....
 北風が頬をなでて行くこの季節

 涙が止まらない

 今までの自分を振り切って歩んできた道

 風の便りを確かめたくて

 引き出しの下に眠っていた

 古ぼけた便箋に記した ....
 今日家を出たら
 
 最初の信号が青の確率は

 今日最初に出会う猫が

 三毛猫の確率は

 記憶を無くすような確率は

 この地球が存在している確率

 そして今自分 ....
 人の幸運 不運は

 右か左で決まってしまうのか

 右に行きたくても行けない

 左には行きたく無いのに

 行かざるを得ない岐路がある

 想う通りに進みたい

 運 ....
 声を聞くだけでも

 眼差しを感じるだけでも

 後ろ姿を見るだけでも

 落ちる時は落ちてしまう

 制御不能の動揺が

 かけがえのないものと気づければ

 正面から ....
 優しく髪をなでてくれる右腕が

 ハンドルを握る右腕が

 横断歩道引いてくれる右腕が

 目の前の蜘蛛を掴んで逃がしてあげる右腕が

 ぶら下がれる右腕が
 
 欲しい
 ....
 こんなことも出来ない自分が

 こんなことが何なのか

 解る筈もなく

 受け入れられない自分が

 受け入れる隙間もない今

 抱えられる筈もなく

 不満を抱えた心 ....
 隠れているものが有ります

 捜さないでください

 笑いの言葉が

 感情の渦のなかに吸い込まれ

 行き場を失い迷います

 助け出してください

 悲劇のはじまりを ....
 開いてみませんか

 目の前のドア

 開かないままで

 ドキドキしたいのですか

 確かめます

 自分の居場所

 カギどこですか


 
 聞かなくてもいいなら

 知らないほうがいい

 言わなくてもいいなら

 伝えないほうがいい

 真実という存在は

 扱いづらい魔物のようなもの

 押し寄せる大波に ....
 別れを辿ると想いだします

 運命のようにやってくるさようなら

 スローテンポで囁いて

 動き出した足音を追いかけてはいけません

 雷のように落ちてくる出会いの喜び

 ....
 朝から電話が鳴りやまない

 短時間で切るには

 黙って聞き手に徹するしかない

 ハイ ハイ 以外言葉を忘れそうになる

 自分と違う意見を耳にするのが

 これほど忍耐 ....
 メモリーされた些細な記憶が

 ハートに小さな振動を引き起こす

 耳を傾けてしまう優しそうな声

 目で追いかけてしまう笑顔

 レモングラスの香りでノックダウン

 小さ ....
 人と人との意思疎通

 向かい会って言葉を交わしていた時代から

 離れていれば郵便手紙

 電話にて感情を推し量りながら

 時が流れて電子メールとなり

 ラインへと簡素 ....
 靴を脱いだ時

 紐を解いてみた

 靴ひもは結んだままだった

 靴ベラで無理やり履いて

 踵を押さえて無理やり脱いで

 足を守ってくれる大切な靴

 ストレスをか ....
 
 多くの人達が

 自分の行き先を考える春の夜長

 決断の日を振り返り

 期待と希望と後悔を混ぜ合わせ

 一気に飲み干す春の夜長

 もう想いを乗せる列車は決まっている ....
 命を与えられた事

 目で見て感じて

 耳で聞い考えて

 自分の想いを伝えられる

 あなたと出会えた事

 別れの試練を受けた事

 感謝しています

 今生き ....
 自動車が行き交う道路

 一目散に駆け抜ける猫がいる

 この行為を狂気と呼ぶ前に

 自分自身の行為を振り返れば

 駆け抜ける猫の狂気が

 狂気で無いことに気づく
 
佐白光(348)
タイトル カテゴリ Point 日付
振り向いて こんにちわ自由詩022/4/16 8:15
白の叫びと黒の戸惑い自由詩1*22/3/22 1:38
ホワイトデー自由詩1*22/3/6 0:15
沈黙を楽しめれば自由詩1*22/2/19 18:55
クリームあんぱん自由詩022/2/19 15:15
白い贈り物自由詩1*22/2/12 0:40
シャボン玉自由詩1*22/1/29 14:29
フライパン自由詩2*22/1/21 23:55
雪の友自由詩2*22/1/8 1:36
放たれる心自由詩021/12/19 0:21
入眠の神様自由詩1*21/12/4 9:24
肖像写真自由詩1*21/11/27 0:59
冷たい自由詩1*21/11/20 0:44
風の便り自由詩2*21/10/30 8:35
その確率は自由詩2*21/10/26 0:19
右か左か自由詩1*21/9/18 13:34
自由詩021/9/11 1:35
あなたの右腕が欲しい自由詩1*21/8/28 10:33
不満醸造自由詩1*21/8/21 23:04
喜劇自由詩1*21/8/7 1:44
ドア自由詩1*21/7/29 1:31
告白自由詩121/7/21 0:05
竹内まりやさん自由詩021/7/3 9:19
缶コーヒー自由詩2*21/6/13 14:01
メモリーから生まれる恋心自由詩021/6/6 1:00
テレパシー自由詩3*21/5/19 7:52
靴ひも自由詩2*21/5/15 13:06
春の夜長自由詩021/4/18 1:00
感謝しています自由詩1*21/4/9 0:44
猫の狂気自由詩1*21/3/28 0:35

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