どんなに悲しくても

 どんなに辛くても

 どんなに苦しくても

 だんなに寂しくても

 どんなに嫌われても

 どんなに裏切られても

 涙を流すことはないのに
 ....
 バス停に向かう時からドキドキしている

 次のカドをまがると待ち人の列ができている

 心臓がドキドキしている

 最後尾に並んでいる

 毎日新鮮な気持ちで向かっている

 ....
 頭のなかの片隅に出現した小さな黒点

 日に日に大きくなり

 蜘蛛の巣のように広がりだした

 不安と動揺が胸の中を走り回る

 解決策はわかっているのに

 言葉が出ない ....
 本当に人を好きになったことある

 命とひきかえにできるくらいに

 上辺だけの愛情表現

 追いかけられると藪のなかへ

 半身で向き合い上の空

 苦しんでいる

  ....
 五本の指を思いっきり開いて

 手の平を見つめて見る

 何を握ってきたんだろう

 何をつかんできたんだろう

 母の手をつかんで離さなかった

 掴みたくても

 握 ....
 あらゆるものが変化してゆく様子を見ていると

 あらためて時間の流れが

 恐ろしくもあり

 悲しくもあり

 楽しくもあるが

 そこに後悔がつきまとう

 動物は生 ....
 宇宙でかけがえのない地球

 宇宙人も二の足を踏む美しさ

 いつの時代から陣取り合戦が始まり

 こんなに汚れてしまったの

 人間以外の生物は自然のなかで生きて

 自然 ....
 どんなに悲しくても

 どんなに辛くても

 どんなに悔しくても

 どんなに寂しくても

 どんなに嬉しくても

 涙は頬をつたわらないのに

 同情されると

  ....
 春風が優しく過ぎてゆく銀杏並木の散歩道

 木陰で静かにスケッチをしていた私に

 さりげなく声をかけてくれました

 見えないバリアを被っているつもりだったのに

 あなた ....
 振り返るこころの余裕があるだろうか

 前進あるのみ

 前だけを見て歩いている君は

 視界良好だろうか

 目前に広がる景色の中に

 霞のかかる点障はないだろうか

 ....
 今の気分は何色だろうか

 暖かい気分をため込んで

 廻りにも伝染させたい赤色

 気取った素振りで

 冷めた気配に模様替え青色

 突然の狂気

 走り出したら止ま ....
 消えてしまったドライブイン

 国道を走っていればかならず目にとまっていた

 大型トラックの停留所

 眠け冷ましのひと時に

 落ち着いたテーブル席で

 ブラックコーヒ ....
 ログインできません

 思い出せない暗唱番号

 思い出は走馬灯のように流れてくるけど

 意味のない数字の羅列は浮かんでこない

 味気ない数字をなにげなくならべてるだけ

 ....
 笑顔でおはようと言われたら

 それだけで好きになってしまうかも

 いつも笑顔の人

 それだけでみんなのビタミン

 あなたの笑顔を消さないように

 いつでも笑い声を届 ....
 目覚めた時にすでに憂鬱

 カーテンを斜めに開いて落ちる雨に憂鬱

 「ごめんなさい」が言えなかった昨日の自分が憂鬱

 下駄箱を蹴っ飛ばして靴の踵を踏んでいる自分が憂鬱

 土砂降 ....
 胸騒ぎの朝

 週末にやって来た

 まねからざる台風

 傘を差しても濡れそうだ

 こんな時の為に

 有給休暇ってあるんじゃないのか

 自分勝手に定義付けしても
 ....
 あなたが前を歩いていると

 平らな気持ちになれるのよ

 ちょっと間隔が開いた時は

 追いかけなくても気づいてくれるは

 あなたの背中を覗きながら

 脚の運びを見てい ....
 悲しくて涙が流れることはないんだよ

 思わずこぼれてしまうのは

 くやしい時

 情けない時

 感動 感激したとき

 そして君に背をむけられた時

 どうして
 ....
 私の言葉に振り向いてくれる人

 私の言葉に寄り道してくれる人

 私の言葉に笑ってくれる人

 私の言葉に涙してくれる人

 私の言葉に不機嫌になる人

 私の言葉に返 ....
 部屋の片隅で

 一生懸命首をふりながら

 頑張ってくれている

 風のメロディー届けてくれる

 気づかないぐらいの優しい風

 雑多な音を引き連れて迷い込む

 窓 ....
 どんなに小さな町にも

 大きな幸せが育まれている

 大きな町に大きな幸せが必ずあるわけではない

 大きな心には大きな幸せがやってくる素養がある

 大きな心の単位はなんだろ ....
 真実は逃げ足が早いんです

 真実は恥かしがりやなんです

 真実は冬眠するんです

 真実は直ぐそこにあるんです

 真実の扉をひらくのは自分自身なんです

 真実からは逃 ....
 一年間の努力と忍耐の成果を確認する時がやって来ました

 朝食は抜きですよ

 背伸びなんかしてないで

 体重は減らせないでしょう

 深呼吸して下さいの言葉と

 ブーー ....
 汗が噴き出す程に温まった体を外気に晒す

 風に当たることが

 こんなにも心地よいと感じたことがあっただろうか

 揺れる水の音

 風に騒ぎだす湯気のダンス

 ここに居 ....
 隣で叫ばれる「危ない」の一言が

 渋滞を引き起こすしていることに

 気がついていないんだ

 滞っているのは車だけじゃないんだよ

 だけどさー

 でもねー

 そ ....
 前に進んでいれば

 迷っているわけじゃないから

 ちょっと覗いて見たくなる後ろ

 迷いはどこからやってくる

 今日 やり残したことからやってくるよ

 明かりを消す前 ....
 桜ってどうしてこんなに綺麗

 そこには桜の努力がみえるかな

 花といえば緑の葉っぱの中で咲くのが当たり前

 桜って真夏に葉っぱだけをふりみだし

 栄養貯金してるもの

 ....
 空間の踊り場から覗かれている

 進もうとする先には障害物

 戻ることも出来ない

 空間の狭間で行き先を失う

 君の声だけをたよりに探し回る

 迷っているのではない
 ....
 テレビの横に置いてあった砂時計

 忘れていた

 どうしてここにあるのかも解らないくらいに

 真夜中の静粛の中で返してみる

 音も立てずに時を流して行く

 流れる砂も ....
 朝の砂浜を歩きながら

 昨日の自分を振り返ってみる

 足で感じる砂の感触は

 落ちて行く自分の走りのよう

 襲い掛かる波を避けても

 避けられない障害はある

 ....
佐白光(346)
タイトル カテゴリ Point 日付
涙って自由詩1*24/3/15 1:25
バス停自由詩3*24/3/11 0:20
気がかりな事自由詩3*24/3/3 0:14
因数分解自由詩3*24/2/10 15:17
手の平自由詩2*24/2/4 0:45
時間の壁自由詩1*24/1/18 0:23
ごめんなさい地球自由詩1*24/1/7 17:16
涙が出ない自由詩1*24/1/3 1:11
雨の銀杏並木自由詩5*23/12/16 10:37
明日君は自由詩2*23/12/2 11:00
感情の交差点自由詩2*23/11/25 0:52
ドライブイン自由詩2*23/11/13 0:48
ログアウト自由詩2*23/11/4 23:13
笑顔の力自由詩2*23/10/29 1:13
憂鬱自由詩3*23/10/14 10:59
台風襲来自由詩023/9/9 10:27
前を歩いて自由詩123/8/19 23:39
自由詩023/7/22 8:21
私の言葉自由詩1+*23/7/13 1:11
扇風機自由詩4*23/7/7 11:33
大きな町自由詩2*23/6/24 0:56
真実の行方自由詩3*23/5/28 0:32
健康診断自由詩1*23/5/14 0:53
露天風呂自由詩1*23/5/6 0:26
渋滞と恋愛自由詩2*23/4/30 0:49
迷いながらも自由詩2*23/4/23 0:57
桜って自由詩3*23/3/11 23:53
空間の狭間で自由詩1*23/3/5 14:54
真夜中の砂時計自由詩2*23/2/25 2:14
浜辺にて自由詩023/2/18 1:16

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